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摂食障害とリストカット症状に陥りやすいパーソナリティ障害 拒食症と併発する病気や症状とは?

パーソナリティ障害をご存知ですか?

 

わかりやすく説明すると、『社会で生きづらい、通年変わることのない個性を持って生まれた』ということです。

 

障害といっても、現代社会を生きにくいという点では、全ての人が何らかのストレスを抱えていますから、みな大なり小なりそういう自分と社会の相容れなさを工夫してやりすごさなければなりません。ですが、そのことを頭ではわかっていても、なかなかできずに社会になじみずらい人がいます。

 

▼パーソナリティ障害

パーソナリティ障害にも以下のようにたくさんの種類があります。主に、神経症に発展することを前提に、分類分けされています。

 

・境界性 … 他人との距離がとりづらく、いつも不安。不安をとりのぞくために極端な行動をとる。

・回避性 … 失敗や拒否をおそれ、問題を極端に避ける。

・反社会性 … 倫理や道徳を理解できず、反社会的・暴力的な行動をとる。

・強迫性 … 自分で決めたルールに固執する。

・妄想性 … 疑い深く、周囲が自分に悪意があると決めつけ、自分の正当性を主張する。

・統合失調質 … 感情がでてこない。周囲への関心がうすく、孤立しがち。

・依存性 … 自分で決められない。誰かの指示がないと決められない。

・演技性 … 常に目立ち、注目されようと行動する。

 

▼摂食障害やリストカットに陥りやすい人のパーソナリティ障害

この二つは共通していて『境界性パーソナリティ障害、または傾向がある方』によく起こります。

※ 拒食症者に関しては、強迫性パーソナリティ障害の方も多いです。

 

いつも不安で、不安をとりのぞくために、極端な行動で解決しようとする方法が、摂食障害であったり、リストカットなのです。

 

まずは、このタイプの方は、自分の考えが「偏っている」「極端である」ことを受け入れなければなりません。自分が思っているほど周囲はそれについてこだわりがないのに、周囲がそのことにとてもこだわっていると錯覚し、不安に陥ります。

 

こういう方を支える家族や周囲は、些細な自分や周囲の態度で、本人が不安になっている可能性を受け入れなければなりません。本人の不安を少しでもやわらげるために、してあげたりしなかったり不安定な対処はせず、一貫した態度をとること、互いに無理のない範囲でルールを決め、定期的に話しを聞き、本人の誤解を感じれば、優しく説明していていくことが、症状回復、解決への糸口となるでしょう。

 

 

現在摂食障害やリストカットの症状がある方は『自分の偏りを正しく受け止めて!』という自分からのサイン。どこが偏っているのか、いろんな人の意見をきいたり、最寄りのカウンセリングや心療内科に足を運ぶことをお勧めします。

 

摂食障害やリストカット症状にきづいたら?思春期Q&A

娘がどうも過食嘔吐してるらしい? 朝学校へ行った後部屋にいったら、ゴミ箱に血のついたティッシュが! よくきかれる思春期問題対処のQ&Aを書き出しました。

 

Q.過食嘔吐ではないかと疑っていますが、娘は「うるさい。食べ過ぎて気持ち悪くなっただけ」と言います。

A.親だけでなく、誰にも絶対知られたくないのが過食嘔吐です。過食嘔吐について疑う声かけをすると必ずうまくいきません。しかし、過食の為に小遣いをつかいきっていたり、ダイエットやがうまくいかない、過食嘔吐をやめたいと悩んでいることは十分ありえます。

 

たくさん食べている場面に立ち会ったときに「何かストレスでもあるの?」と声かけし、「過食せずストレスを発散するために、私は無理やり聞き出したりしないから、カウンセリングに行ってみてはどうかな?いつでも予約いれてあげるよ」と提案するのがおすすめです。本人はその時は否定するかもしれませんが、そのうち、カウンセリングに行きたいと言うことが多いです。

 

本人がカウンセリングへの意志を見せたら、本人の気が変わらないうちに、最寄りの保健センターに電話して、摂食障害にたけている施設、または心療内科を教えてもらいましょう。

 

Q,学校では問題がないというのですが、朝になると、頭痛や腹痛などを訴え、布団からでてきません。病院へも行きたがりません。ずるずると休んでしまうことも頻繁です。

A.病院へ行きたがらないという事は、原因が体にないことがなんとなくわかっているのでしょう。月に何度か程度なら、問題ない程度です。頑張りすぎた時に、気分転換が必要なタイプだと思って見守るのがお勧めです。そういった時は根掘り葉掘り声かけしないで、一緒に買い物へ行ったり、二人でテレビゲームをしたり、映画を観に行ったり、気分転換できる提案が有用です。

 

毎週、毎日など、頻繁に訴えるようでなら、心が原因で身体に症状がでる病気を専門に扱う「心療内科」の受診をすすめてみましょう。「心の疲れをとって、これから心の疲れを溜めないための相談に乗ってくれるよ」と説明するのがよいです。

 

Q.朝布団を片付けていたら、血の付いたティッシュが!娘の腕を見るとリストカットしている様子。どう声をかけたらいいでしょうか?

A,残念ながら何か有用な声かけをしたから、リストカットしなくなるわけではありません。本人も何かわからないもやもやから、衝動的にリストカットしてしまうのです。 「リストカットしてるみたいだね。とても心配だわ。悩みがあるならいつでも話してね。私が嫌だったら、スクールカウンセラーや保険の先生でもいいから誰かにきいてもらってね。」と、心配と対策を優しく伝えましょう。

 

問い詰めは禁物です。刃物をとりあげることも強制だと意味がありません。どうやってもする時はします。見張るために仕事を辞めた方がいいか?という質問も多いですが、家計の回る範囲で対応し、子供を監視している態度をみせると症状が悪化することもあります。一緒に楽しく会話できる時間を増やす事が大切です。

 

傷の処置に関しては、傷が浅ければ、軽い処置と包帯を巻く程度で対応し、深い場合は外科へ連れていきましょう。

 

Q.子供が頻繁に、これをしてくれないと「リストカットしてやる!」と脅してきます。全部いうことをきくべきでしょうか?

A.「そういわれると心配でやってあげたくなるけど、いつもすべてのことをきいていると、今度は私が壊れてしまう。あなたができないことや不安なことは協力するけど、自分でできることはやってほしい」と伝えるとよいでしょう。支える側の無理は共倒れすることになります。

 

Q.自分がリストカットしたことを平気そうに話してきます。どう対応したらよいですか?

A.「あなたは平気みたいだけど、私はとても心配。本当に大丈夫?」とシンプルに不安を伝えるだけで良いです。説教したり、なんでやったの?!と問い詰めは禁物です。母親が自分を心配していることが本人にとって望む対応です。

 

心の病を抱える方への接し方は難しいものですが「親や周囲が子どもをせめず、心配であることを素直に伝える」「できないことがあれば理由を丁寧に説明する」「意見は押し付けないで、提案する」のがポイントです。

 

 

お子さんの育て直しはできません。子供や自分がやってしまったことをなげいてもはじまりません。これからをよくするために、今までと違った対応を根気よく取り組んでいきましょう。

 

もしかするとうつ病も併発しているかも・・・摂食障害と急性のうつ病(大うつ病性障害)について

他の病気でも併発があるように、摂食障害の場合も他の病気にもなっている・なることがあります。そのような主な病気である急性のうつ病(大うつ病性障害)と摂食障害についてご紹介します。

 

急性のうつ病(大うつ病性障害)

摂食障害の人、特に過食症状のある人は全般に抑うつ的ですが、うつ病を同時に持っている場合もあります。

うつ病は、気分の障害として分類されているものですが、単なる憂うつな気分だけではなく、認知(ものごとの捉え方)がネガティブに歪んでいること、身体症状(食欲・睡眠・全身倦怠感などの症状)が同時にあることで診断されます。

 

うつ病には急性(短い経過)のうつ病と、慢性(長い経過)のうつ病の2種類があります。前者は大うつ病性障害と呼ばれ、後者は気分変調性障害と呼ばれます。どちらも摂食障害と併存していることが少なくない病気です。

 

どんな症状があるとうつ病なの?

摂食障害の人は、気分が落ち込んでいることも多いですし、認知がネガティブに歪んでいることも多いです。また、拒食症の人は睡眠が浅いのが普通ですので、うつ病が同時にあるかどうかということは一見わかりにくいかもしれません。

 

しかし、気分の落ち込みが一日中、ほぼ毎日続いていて、楽しいことが起こってもあまり変わらないようなときや、死にたいという気持ちが本格的になり具体的な死に方を考えたりするようなときには、うつ病が同時にあることを考えてみた方がよいでしょう。

 

不眠のタイプも、明け方に目が覚めてそれきり眠れない(あるいはうとうとしかできない)、というパターンが2週間以上、毎日続くようならうつ病があることを考えた方がよいでしょう。

 

摂食障害とうつ病を併発したときの症状は?

そのほか、うつ病のときには、「やらなければ」という考えに追われることが多いです。これは、「拒食」のときの運動強迫にも似ていますが、うつ病になると運動だけではなく別のテーマにも及ぶようになり、焦燥感・切迫感として強く感じられるようになります。

そして、うつ病は基本的にはエネルギーが枯れ果てた状態といえますから、「やらなければ」と思ってやっても、空回りするような感じ、集中できない感じが強く、やればやるほどできていないところが目について焦りが強くなる、という雰囲気も特徴的です。

 

食欲にも症状が出る

なお、うつ病は食欲に症状が現れる病気です。普通のタイプのうつ病では、食欲は基本的に低下します。これは「食べるエネルギーの低下」であって、「拒食」のときの「食べることへの恐怖」とは異なります。

 

「過食」の人の場合、うつ病がひどいと、過食する気力もなくなり、一見「過食」が治ったかのように見える場合もあります。うつ病が治って食欲と気力が回復すると、また過食が再開することになります。

 

摂食障害と問題行動について

摂食障害は、心の葛藤が原因となる病気で、普通、食行動に異常がみられますが、それに関係して様々な問題行動が発生します。

 

摂食障害に伴う問題行動

退行

退行とは、一般的にいう幼児がえりで、突然話し方や洋服の趣味が幼くなったり、母親にだだをこねて、甘えるそぶりをみせたりします。

周りの人がじれったくなって頭ごなしに叱って、患者をさらに退行に追い込むこともよくあります。

そのため、退行の兆候がみられる時には、受容的な態度で接し、患者を安心させましょう。

 

不登校

周りの期待を一身にせおって学校に行くのが嫌になると不登校という行動になって表れます。

心が混乱して、学校の人間関係が重荷になったり、栄養障害でやせすぎのため、学校に行けなくなります。

 

万引き

栄養不足やストレスからもありますが、たいていは親を困らせるのを快感と感じていて、逮捕されると悪びれることなく罪を認めます。

過食症の場合、どうせ吐くのだからもったいない、親に経済的負担をかけたくないという理由の人もいます。

 

虚言

まわりに迷惑をかけまいとして、ウソをつきます。

あまりウソをつかない人間関係を構築することが重要なので、たとえウソが見つかったとしてもあまり責めてははいけません。

 

性的逸脱行為

摂食障害の女性は、やせた女性であることを拒否する傾向があり、自分の体を代償にして、男性の注目を集めようという気持ちを現しています。

 

アルコール・薬物依存症

家族にアルコール依存症が多くみられる傾向にあり、アルコール薬物に依存していきます。

 

自殺企図

病気になって抑うつ状態になると、自殺を図ったり、自らを傷つけたりします。

患者さんになるべく快適にすごせるようにするなどの措置が必要です。

 

家庭内暴力

過食による場合で、衝動が家族に発散されます。

昔と違って、女性に摂食障害と一緒に家庭内暴力がみられるという場合が増えています。

 

まとめ

摂食障害の治療に熱意のある先生が何科にいるかは病院によって違ってくるという話です。

 

一般には心療内科、精神科、小児科、婦人科、内科などですが、保健所など公共機関の相談窓口を利用するのも1つの方法です。

 

摂食障害と精神的問題

摂食障害の患者さんは、完璧主義に物事に挑むので、どうしても物事の細かい部分にこだわりが生じます。

周りからみれば大変バカバカしいとも思える強迫症状に駆られた固執行動が目立ってくると、病院に受診する指標となります。

 

カロリー計算

栄養バランスを考えないで、カロリー計算でだけで栄養を評価します。

本人が満足しないと食事をしなくなります。

 

食事へのこだわり

他人=家族にカロリーの高いものを食べさせ、そのうえ自分は食事しないということで、自らの優位性を感じ、安心します。

食べ物に関係する職業、栄養士や料理士を志望することもあります。

 

下剤・利尿剤の乱用

患者さんは、下剤・利尿剤を使用しても、口に入れた物のほとんどの栄養が吸収されて、体内の水分を減らして電解質異常を起こすだけだと、頭で分かっていても止められません。

 

儀式

ある儀式をしなければ不安になるというものです。

例えば、太らないおまじないをした後でなければ食事ができないといったことです。

正常な生活できなくなるほどエスカレートすれば、要注意です。

 

まとめ

摂食障害は症状が心身両面に現れる病気です。

病気特有の歪んだ思考によって、症状の現れ方も様々です。

 

そのため、個々に合わせて、精神療法・薬物療法・家族療法・栄養療法・身体療法を組み合わせて治療をすすめていくので、特に不安がることもありません。

 

上記のような精神的な面に見られる問題行動も、治療をすすめていくうちに、次第に消失していきます。

 

過食症の合併症 うつ病

摂食障害になると、特に過食症状のある人は全般に抑うつ症状がありますが、うつ病を同時に持っていることがあります。

 

摂食障害がうつ病を併発する原因

過食症は特に若い女性に多い病気で、過剰なダイエットや日々のストレスが原因です。

症状

抑うつ気分や不安 、焦燥、精神活動の低下、食欲低下、不眠症 などの症状が現れる精神疾患です。

 

うつ病は脳内伝達物質セロトニンやノルアドレナリンの量が減少して、情報伝達がスムーズに行われなくなってしまう状態です。

 

治療

1,薬

うつ病と摂食障害の関係について生化学的に類似性が高く、具体的に抗うつ薬が特に過食症に有効といわれています。

服薬して十分な休養することで、症状が改善されます。

 

2,認知療法

リラクゼーション法で行われる認知療法は筋緊張をほぐし、自律神経に作用し、自律神経の均衡を調整して、イライラ感や不安感などにより起こるうつ症状を改善します。

 

3,アロマテラピー

悲しい経験やストレス、ホルモンバランスの崩れから起こるうつ病に対応するには、アロマの好きな香りを焦らずゆったりとした気分で嗅いでみます。

 

芳香浴

マンダリン・・・2滴

カモミール・・・2滴

クラリセージ・・1滴

☆オイルウォーマーやアロマライトを使用して、リラックスできる空間を作ります。

 

アロマバス

カモミール・・・3滴

メリッサ ・・・1滴

ローズ ・・・・1滴

☆うつに効果的な精油でアロマバスをして気分転換をします。

☆ハンドバス・フットバスもおすすめです。

 

まとめ

心の病気はいずれも治療に相当の時間を要しますので、一つずつじっくり治療していくことが大切です。

また、うつ病の治療・予防には、ストレス処理と生活のリズムを調整することが大切です。

重症の場合は、専門家に受診することがおすすめです。

(Photo by:http://pixabay.com/ja/%E9%A1%94-%E7%A9%BA-%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E5%BE%85%E3%81%A4-%E5%BE%85%E6%A9%9F%E6%99%82%E9%96%93-%E5%BA%A7%E3%82%8B-%E5%A3%81-%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-66317/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-08掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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