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美容・ダイエット

界面活性剤について正しく知ろう!~その2

 

 

成分比較の方法について

 

界面活性剤について正しく知ろう!』では、非イオン性界面活性剤の中でもEO型についてご説明しましたが、これらの文中にある成分名を見てもどう活用してよいのか分からない、と思われる場合もあると思います。この記事の最後に載せてる『A社とB社の商品比較』のように、購入を検討している化粧品の成分表記をⅠ、Ⅱ、Ⅲの分類に当てはめてもらい、より低刺激性である、食品用として使用されている等の記述が多く見られた方の商品を選ばれると良いと思います。

 

以下では、非イオン性界面活性剤の中でも、最も安全性の高い『ポリオールエステル型』のものと発泡剤に使われる『アルカノールアミド型』についてご説明したいと思います。

 

食品添加物にも使用されている、肌に安全な界面活性剤とは?


Ⅱ多価アルコールエステル型(ポリオールエステル型)『食品添加物にも使われ、皮膚に対する安全性も比較的高い』

 

グリセリン・ソルビトールなどの多価アルコールや、ショ糖・グルコースなどの糖類を親水基とするポリオール型(多価OH基)の界面活性剤も現在では広く使用されています。界面活性剤の中で最も安全であるといわれていますが、中でもショ糖脂肪酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エステルなどは可食性であるため、食品添加物に指定されているなど、肌につける分には安全性が高いといえます。その他薬品や無添加化粧品などにも良く配合されています。親水性は複数存在するヒドロキシル基の水和性に基づいています。

 

<代表的なもの>
◆脂肪酸モノグリセリド
◆プロピレングリコール脂肪酸エステル
◆ソルビタン脂肪酸エステル(表示名⇒ラウリン酸ソルビタン、ステアリン酸ソルビタン等)
◆ショ糖脂肪酸エステル(表示名⇒SEステアリン酸スクロース等)
◆アルキルグルコシド

 

Ⅲ脂肪酸アルカノールアミド『粘度があり、乳化剤よりは発泡剤などに用いられる』

 

親水基であるアルカノールアミンは、酸化エチレンとアンモニアから合成されるため、『石油系』と呼ばれています。そのアルカノールアミンと高級脂肪酸との脱水縮合により製造されている。シャンプーの増粘剤や泡安定剤としてよく用いられる界面活性剤で、他の界面活性剤と混合した場合に相互作用を示し、少量の配合で強い粘りが出て起泡力や洗浄力が増すことから、シャンプーなどの各種洗浄剤に利用されています(乳化剤としてはほとんど利用されません)。表示名称は「~ミド」という形が多いです。

 

<脂肪酸アルカロールアミドの例>

◆ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(表示名⇒コカミドDEA
◆ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(表示名⇒コカミドMEA
◆ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(表示名⇒ラウラミドMIPA

 

実例を元に、界面活性剤の使われ方を見る

 

ドラッグストアで一般的に売られている、クレンジング剤2種類(ほぼ同価格帯)に配合されている『界面活性剤』を調べたところ、次のような成分が配合されていました。

 

◆A社クレンジング剤(自然由来原料使用、無添加表記)
表記:ステアリン酸グリセリン、ラウラミドDEA、ココイルメチルタウリンNa、PEG-32、PEG-6

◆B社クレンジング剤(無香料、無着色のみの表記)
表記:PEG-32、PEG-6、ココイルグリシンK、ラウレス-4酢酸Na、ラウレイルグルタミン酸Na…などその他にも複数含有

 

上記の成分を、分類分けしてみると・・・

<A社の界面活性剤>
・ステアリン酸グリセリン・・・非イオン性/多価アルコールエステル型
・ラウラミドDEA・・・非イオン性/脂肪酸アルカノールアミド型
・ココイルメチルタウリンNa・・・アミノ酸系陰イオン型(比較的低刺激性)
・PEG-32・・・非イオン性/酸化エチレン型
・PEG-6・・・非イオン性/酸化エチレン型

 

⇒ほぼ非イオン界面活性剤で構成されている。無鉱物油表記であるが、EO付加型の『石油系』界面活性剤は入っている。

 

<B社の界面活性剤>
・PEG-32・・・非イオン性/酸化エチレン型
・PEG-6・・・非イオン性/酸化エチレン型
・ココイルグリシンK・・・アミノ酸系陰イオン型
・ラウレス-4酢酸Na・・・陰イオン型
・ラウレイルグルタミン酸Na・・・アミノ酸系陰イオン型(皮膚に対し温和と言われるが、脱脂力が強く皮膚刺激あり)。

 

⇒無添加表記の無いものは、やはり陰イオン界面活性剤が多めで比較的脱脂力が強く刺激性があるものが多い。

 

(参考ホームページ:界面活性剤-読んで美に効く基礎知識/お肌とコスメの科学)

 

最後に

 

実際に化粧品の界面活性剤を分類別に比較してみると、同価格帯であってもメーカーによって優しい成分で構成しようという姿勢が見えるところと、そうでないところの違いがはっきりと分かります。成分に対してわずかな知識があるだけで高価格の化粧品に切り替えなくても皮膚刺激へのリスクは減らせるので、界面活性剤の成分については知っておいて損はしないのではないかと思います。
また、化粧品の裏側が分かる、自分で作る手作り化粧品に興味のある方は、『有効成分の入った機能性化粧品は手作りできる!そのレシピとは?』の記事も合わせてごらん下さい!


(photoby://pixabay.com/ja/%E3%83%8B%E3%82%B2%E3%83%A9-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%AF%E3%83%9F%E3%83%B3-%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB-%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E6%B2%B9-216510/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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