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気になる病気・症状

もしかしたら眼瞼(がんけん)痙攣かも!?様々な目の病気、片頭痛や網膜剥離との関係も?

 勝手にまぶたがピクピクと痙攣して、煩わしく感じると言った経験に心当たりはありませんか?

実はその症状は眼瞼痙攣(がんけんけいれん)と呼ばれる病気が原因かもしれません。

こちらでは眼瞼痙攣の症状などについて詳しく解説します。

 

 

◆眼瞼痙攣ってどんな病気なの?

眼瞼痙攣は、まぶたの痙攣のことをさし、自分の意志とは無関係に筋肉に収縮が起こることが特徴です。

初期症状はドライアイと似ていることから、正しい診断が出来ない場合が多く、そうしたケースも含めると日本では数十万人以上の方がこの症状に悩まされているという現状です。中でも最も多いのが40代以降の女性で、ついで中高年の男性となっています。

 

・目に疲れが溜まるとまぶたがピクピクと勝手に動く

・まばたきの回数が最近増えた用に感じられる

・テレビやパソコンなどの液晶画面が眩しくて見辛い

・ドライアイの治療をしているのに何故か効果が現れず良くならない

といったような状態が長期間続いている人は、眼科の受診をお勧めします。

 

◆どんな症状があるの?

まぶたの周りの筋肉が勝手にピクピクするという症状のほか、「まぶしい」や「目が乾いてショボショボする」といった症状が初期症状として挙げられます。両目に症状が現れることが大半ですが、左右で程度が異なることも稀ではないです。

 

次第に症状が進行してくると、頻繁にまぶたが下がってきたり、さらには目を開いていることすらできなくなり、視力があるにも関わらず失明と同様の状態に陥ることがあります。

 

症状の進行は遅いですが、放置していても自然に治るということは少ないです。ですが進行の程度によっては、階段を踏み外したり電柱にぶつかったりなどと怪我をしてしまうことが多くなりますから仕事や買い物などでの外出が困難になり、日常生活に大きな支障をきたします。

 

なので「ただの疲れ目かな?」と放置されがちな「目の周りのピクピク」ですが、あまりにも症状が長引く場合には眼科へ受診し、適切な治療を受けることをお勧めします。

 

 

白目が黒目に入り込んでくる!?紫外線で起こる目の病気、翼状片ってどんな病気?

全く日光を浴びないというのは、健康によくありません。しかしご存知の通り日光を浴びすぎるというのも体によくありません。

よく言われるのはシミやしわの問題ですが、紫外線はしばしば病気を引き起こすこともあります。中でも注意したいのは「目の日焼け」です。

 

●紫外線で起こる目の病気「翼状片」ってなに?

紫外線を浴びることによって起こる目の病気に翼状片という病気があります。

これは見た目でしっかりと異変が確認できる病気で、白目が黒目の方に進行しているように見えます。

 

実際には白目の表面を覆っている半透明の膜(角膜)が、目頭から黒目の方向に向かって(目じりからの場合も)、引っ張られたようにして入り込んできます。

紫外線は耳側から差し込んだ場合、鼻側に集まりやすいので、鼻側から発症しやすいのだそうです。

 

●どんな症状があるの?

翼状片を生じると、見た目の変化もそうですが、他にも自覚症状が感じられます。

・充血

・異物感

・ドライアイ

・眼精疲労

・視力障害

 

こうした症状を感じて目を見て見ると、先述の白目が黒目に飛び出ているような状態が見られるので、一目瞭然です。

また、白目が瞳孔の近くまで侵入してくると乱視などの視力障害が出てくるようになってきます。

 

●発症したらどうするの?

見た目としては目に異変が起きているので少し怖いですが、翼状片自体は悪性ではありません。そのため生活に支障が出るような症状がなければ放置しても問題がないのです。

 

しかし上記の充血や異物感などの症状が出る場合、点眼などの治療を行います。また、視力障害などが出てきてしまう場合や、根本的に治したい場合には、手術が必要になります。

 

明確なメカニズムは分かっていませんが、サーフィンをする人など、紫外線を浴びる機会が多い人に起こりやすいため、紫外線が関係しているとされています。

ですが何の対策もしていないと、日常の紫外線でも発症することがあるので注意が必要です。

 

 

高年齢になると起きる「後部硝子体剥離」は網膜剥離に発展する?!

網膜剥離には、高齢になることで起こる生理的変化によってできる網膜剥離もあります。この、高齢になると起こる生理的変化を後部硝子体剥離と言います。今回は後部硝子体剥離が起こす網膜剥離についてご紹介します。

 

後部硝子体剥離

後部硝子体剥離は、50歳以上で発生することが多いです。後部硝子体剥離の目での変化は、硝子体という水晶体の後ろにあるゼリー状の組織が変質して、硝子体内の繊維組織が壊れていきます。そして、水の塊ができ、水の塊が大きくなっていきます。一定量水の塊が大きくなると、硝子体全体が収縮し網膜との接触部分からしだいに剥離していきます。このときに、網膜にある血管を引っ張ってしまい、軽い出血が起こってしまいます。ここまでは加齢によって起こる生理的変化のため、さほど問題ありません。しかし、網膜に薄い部分があったりすると、薄い網膜の部分が過度にひっぱられて、網膜に裂け目ができることがあります。この網膜の裂け目から硝子体の液体成分が入り込み、網膜剥離になってしまいます。後部硝子体剥離は加齢以外に、眼球の打撲や圧迫などによって急に眼球が変形すると起こります。

 

後部硝子体剥離は生理的な変化ですが、病気に発展することもあります。高齢の方で、目にふよふよとしたゴミようなものが見えるなどの症状があれば、一度医療機関を受診してください。また、眼球に圧迫を加えてしまったりした人も、きちんと医療機関を受診したほうがよいでしょう。

 

 

『羊膜移植』で、難治性の眼疾患の再生を促す?!

眼の角膜上皮が欠損する疾患(外傷・自己免疫疾患による角膜上皮の炎症(スティーブンス・ジョンソン症候群)など)によって、瞼球癒着(眼球とまぶたの癒着)が生じると、手術による治療が行われますが、多くは術後も再癒着をきたしやすく、確実に再生させることが困難とされてきました。しかし、近年『羊膜移植術』によって、角膜上皮の欠損部を被うことで、癒着を生じさせず再生まで持ち込むことが可能となった、という報告があります。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

瞼球癒着を生じる疾患とは? 

瞼球癒着を生じさせる(角膜混濁をきたす)疾患には以下のものがあります。

 

◇角膜上皮欠損の遷延、熱傷、化学傷、腫瘍切除後、スティーブンス・ジョンソン症候群、眼類天疱瘡、再発翼状片など。

 

⇒上記の疾患の共通点としては、次の3点があげられます。

 

1)角膜上皮幹細胞の部分的あるいは全欠損がある。

2)眼表面の面積が縮小している。

3)手術後に再癒着をきたしやすい。

 

再癒着防止の従来療法はなぜ効果がない? 

再癒着の防止の療法としては、1)自家結膜移植、2)術後MMC点眼、3)手術中MMC塗布の方法があります。

 

1)自家結膜移植

再発翼状片には有用だが、スティーブンス・ジョンソン症候群・眼類天疱瘡においては自己結膜全てが異常上皮となっており、移植は不可能である。

 

2)術後MMC(マイトマイシンC;抗がん剤)点眼

抗がん剤は細胞増殖を抑制する作用があるが、晩発性に強膜融解をきたすリスクがあり、現在ではあまり用いられていない。

 

3)手術中MMC塗布

術後より比較的安全で、合併症のリスクが少ないと言われているが、癒着を100%防止することは出来ない。

 

羊膜はなぜ効果的? 

上記のように確実な療法がない中で、羊膜移植は癒着防止効果を有し、眼表面を良好に再建するとして非常に注目を集めています。

 

<羊膜とは?>

子宮の一番内側にあり、羊水を保持している薄い膜で、古くから、やけど後の被覆や手術後に生じやすい臓器の癒着防止に有用であることが知られていました。過去には、廃棄され使用されることがほとんどでしたが、現在では帝王切開の際の胎盤の摘出後、剥離され(同意を得た上で)、除菌・洗浄・凍結保存後、様々な治療用に切り出され用いられます。提供者に、肝炎ウイルス・HIVなどへの感染症保持がないかも調べられます。

 

<羊膜のメリット>

羊膜には、1)血管がない、2)炎症を抑える働きがある、3)特別なコラーゲンでできており線維化しない、4)拒絶反応が少ない、5)弾力性に富み、縫い合わせが綺麗に出来るなどの利点があります。

 

<手術の手順>

羊膜移植には、【1)直接縫いつける方法と2)一時的なカバーとして用いる方法】の2通りがあります。

 

◆羊膜を直接縫いつける場合

縫いつけた羊膜は、患者自身の上皮細胞がその上に伸長するための足場となり、瘢痕形成のない(いわゆるケロイドのような傷が残らない)スムースな眼表面を再生するために有用といわれています。また、角膜移植に羊膜移植を組み合わせ、角膜移植の成功率を高める治療法もあります。

 

⇒術後、移植した羊膜は、徐々に患者本人の組織に置き換わっていくと考えられています。

 

◆一時的なカバーとして用いる方法

外傷が生じた初期に利用されることが多い治療法です。羊膜には炎症や線維化を抑える成分が含まれるため、カバーとして用いると、その成分が羊膜からしみ出て、患者自身の組織がきれいに再生することを助けます。一般的に、羊膜で覆う期間は1~2週間程度、その間に患者の組織が再生・治癒します。

 

⇒組織の再生が確認された後、羊膜は取り除きます。

 

最後に 

難治性眼疾患に対する羊膜移植術を希望している場合、全国で17施設(2010年時点)が治療を行っているという報告があります。現在では保険導入も既に済んでおり、費用の面でも負担を少なく受診できるようになっています。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2013/04/21-377911.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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