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鼻ポリープ(鼻茸)の治療用ステロイド薬と最新治療機器「マイクロデブリッター」とは?

鼻ポリープ(鼻茸)の治療に使われるステロイド薬についてまとめ

鼻ポリープの治療では治療薬での治療、そして手術治療があります。鼻ポリープになりやすい人としてアレルギー体質の人、アスピリン喘息の人がいますがもともとアレルギーや喘息を持っている場合には抗アレルギー薬やステロイド薬での治療が行われることもあります。

アレルギーや喘息を抑えることで炎症細胞が粘膜に影響するのを抑えて鼻ポリープを大きくする危険性も減らせるからです。

 

●ステロイド点鼻薬は使用頻度が高い

アレルギー性鼻炎、アスピリン喘息などでなおかつ鼻ポリープも併発している場合にはステロイド点鼻薬を使うことが多いようです。点鼻薬という名前の通り、鼻に直接入れるタイプの薬です。

ステロイドと聞くとアレルギー性皮膚炎などの治療に使われるものというイメージを持っている方もいるかもしれません。

ステロイドとはホルモンの一種のことで、炎症を抑える作用とアレルギーを抑える作用があることからアレルギー性の病気やアレルギー性喘息などには欠かせない薬とも言われています。

ステロイド点鼻薬は1日1回もしくは医師の判断によって1日数回鼻に入れます。粉末タイプと液体タイプがあり、慣れれば数分で終わるので一般的な薬の服用と大きな違いはありません。

 

●ステロイドって副作用がひどいんじゃないの?

ステロイドは副作用が怖いという話を聞いたことのある方もいると思いますが、主に注意すべきとされているのは外用剤のほうです。アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などの時に使われるステロイド外用剤はものによっては全身の副作用を出す可能性もあります。

ですが鼻ポリープとアレルギーを併発しているときに使われるステロイド点鼻薬の場合はほとんど副作用の心配は要りません。ただ、鼻に薬を入れるので最初のうちは鼻がかゆくなったり、間違って粘膜を傷つけて鼻血が出ることがあります。

いつまでも副作用が続くようであれば、もしくは鼻血が止まらないなど別の症状がみられるようであれば病院へ相談してください。

 

アレルギーと鼻ポリープを併発している場合によく用いられる薬がステロイド点鼻薬です。ステロイド点鼻薬はほとんど副作用のない安全な薬として知られています。

正しく使って辛い症状を乗り切りましょう!

 

鼻茸の最新治療機器「マイクロデブリッター」とは?

鼻茸(鼻ポリープ)の最新治療機器「マイクロデブリッター」とは?

鼻茸という病気をご存知でしょうか?鼻茸とは、風邪や鼻炎に長期間かかったり、アレルギー性鼻炎を放っておいたりした後に発症する、炎症性増殖性の鼻ポリープです。

 

鼻の粘膜の一部が腫れて肥大し、形状としては、白く水膨れたようなコブが見られるのが特徴です。放置しておくと次第に大きくなり、鼻づまりが酷くなるので、早めに受診した方が良いとされています。

 

また、この鼻茸が生じる原因については、はっきりとは明らかになっていませんが、おそらく合併する他の病気から考えると、感染症やアレルギー性疾患であると言われています。

 

そして治療法に関しては、近年技術の進展によって、鼻茸の治療法に内視鏡を用いた手術が主流として用いられるようになりました。

 

しかし、いくつかのクリニックにおいてはさらに最新の手術法である「マイクロデブリッター」という治療機器を導入しているところがあり、以前の半分の時間で早く確実に鼻茸を除去できるようになってきたと言うことです。

 

鼻茸治療の最新機器について

以前の治療法は、内視鏡を挿入してCCDカメラのモニター映像を見ながら、手元は細いはさみ状の鉗子(かんし)という器具によって病変組織を切除するという方法でしたが、肥大して大きくなった組織を切除するには時間がかかり、出血も多いことが難点でした。

 

しかし、最近登場したマイクロデブリッターと呼ばれる機器が導入されたことにより非常に短時間で安全な治療が行えるようになったと言われています。

 

この機器は、 

 

1)切除した組織を吸引する部分の先端が二重構造になっており誤って出血させてしまうことがない。

2)組織や血液が自動吸引されるので、手元の様子が鮮明

3)さらにカッター部分の高速回転により手術時間の短縮が行える

 

と言うことです。加えて、切除の際の痛みがほぼ無いという点においても優れています。全手術時間は、約10~15分で終了します。

 

予後について 

手術直後に関しては、血管収縮剤を投与して止血が行われていても、術後数時間経過すると出血することがあるので、必要に応じてポリープの発生した部位を「炭酸ガスレーザー」によって焼灼するという治療を行います。

 

さらに出血が心配される場合には、術後1~2日間は抗生剤を塗布したガーゼタンポン数本を中鼻道(鼻の奥にある通路)に挿入します。また数日間は、抗生剤と消炎鎮痛剤も内服します。

 

術後約1週間は鼻腔粘膜が浮腫状に浮腫んでしまう場合が多いようですが、約1ヵ月後にはほぼ正常に回復すると言うことです。

 

この鼻茸は治療してもまた再発することが多いことが指摘されています。自分で行える予防方法は無いかと考えるところですが、あるクリニックのお話によると、この病気とアレルギー性鼻炎はやはり深い関連性があり再発するうちは鼻炎が治りきっていない可能性が高いと言うことです。

 

鼻炎の傾向があると感じた際は、その都度耳鼻科へ受診をして完全に治療することが鼻茸の治療にも繋がると言われています。

 

エコノミークラス症候群発生リスクが3倍に上昇する?!新規の『ステロイド』を使用

ステロイド(糖質コルチコイド)は、副腎と言う腎臓の上に乗っている小さな臓器から分泌されるホルモンで、抗ストレス・炎症・免疫抑制などの効果を持ち、昔から様々な疾患(気管支喘息などのアレルギー性疾患や、膠原病などの自己免疫疾患、多くの炎症疾患や癌などの補助療法)に使用されています。しかし、その効果に伴い、副作用も大きく、易感染、血糖値の上昇や高血圧、精神疾患を惹起することもあります。また足の静脈などに血の塊が出来てそれが肺に飛んだりする、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)のリスクを高めるのではないか、ということも報告されています。では、その発生リスクとはどの程度なのでしょうか?以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

ステロイドにはどのような種類がある? 

ステロイドは副腎から作られる副腎皮質ホルモンの1つですが、体の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があります。ステロイド薬の種類には、『飲み薬(経口剤)、塗り薬・目薬・吸入剤など(外用剤)、注射剤、座剤』があります。経口剤と注射剤は『全身性ステロイド薬』とも呼ばれ、体全体の炎症などを抑える一方、副作用も全身に出る傾向にあります。その点、特定の部分にしか使わない外用剤は副作用が少ないとされています。

 

<代表的な使用方法は?>

■経口ステロイド療法

「プレドニゾロン(PSL)」という薬が使われることが多く、初期投与量PSL20~60mg/日程度で開始し、2~4週ごとに5~10mgずつ減量していきます。PSL20mg以下では、さらにゆっくり減量していきます。連日内服と隔日(1日おき)内服があり、後者のほうが副作用は少ないといわれています。

 

■ステロイドパルス療法

メチル・プレドニゾロン500~1000mgの点滴注射を3日間行います。

 

ステロイド新規使用で、エコノミークラス症候群のリスクは最大3倍に

以下は、ステロイド使用による深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)の発生率について解析した研究結果です。

 

■ステロイド使用と静脈血栓塞栓症の発症リスクに関する解析(デンマーク・オーフス大学のSigrun A. Johannesdottir氏ら)

【内容】2005~2011年に掛けて深部静脈血栓症に罹患した38765名のデータ解析(ステロイドの使用と深部静脈血栓症との関連性の検証)

【結果】ステロイド(プレドニン)の使用量と静脈血栓症のリスク上昇率は以下となった。

 

□容量に関して

・プレドニン10mg以下=静脈血栓症のリスク1とした場合、1000mg~2000mgでは1.98倍となった。

・2000mg以上では反対に1.6倍に低下した。

 

□全身的なステロイド使用

・現時点(90日以内)使用で、血栓症のリスクが2.31倍

・新規で現時点(90日以内)使用では、3.06倍となった。

 

□部分的なステロイド使用

・喘息の吸入ステロイドでは、新規で現時点(90日以内)使用で、リスク2.21倍

・炎症性腸疾患への注腸製剤では、新規で現時点(90日以内)使用で、リスク2.17倍となった。

 

⇒以上から、ステロイドの使用は、特のその使用開始後の早期において、最大で3倍程度の深部静脈血栓症の発症のリスクを高めることが明らかとなった。

 

最後に

ステロイド使用によって、血栓症のリスクが増加するのは容量依存であると思われがちですが、吸入ステロイドのような少量であっても、新規の使用では2倍以上の血栓発生率上昇となることがわかりました。血栓予防の方法としては、適切な水分補給や定期的な足のマッサージなどがありますが、場合によってはアスピリンなどの抗血小板薬の併用を行うことが必要になります。

 

『LPS(リポ多糖)』でアレルギー体質は根本的に改善できる!

従来のアレルギー療法と新たな療法(LPS療法)とは?

Ⅰ型アレルギーと言えば、別名『IgE依存型アレルギー』とも呼ばれているように、アレルギー反応物質のヒスタミンなどを産み生すIgE抗体を多量に放出するアレルギー疾患としても良く知られていると思います。原因となるアレルゲンは、花粉やダニの死がいなどの空気中の浮遊物質から、卵や小麦などの食物によるものまで非常に様々で、これが体内に取り込まれ抗原となり、肥満細胞に結合したIgEと反応することで、ヒスタミンなどが遊離され諸症状が引き起こされます。その代表が、【花粉症、気管支喘息、食物アレルギー、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシー】等です。

 

これらのアレルギーを根治するための治療法は現在のところ無く、薬物療法では抗ヒスタミン剤などの対処療法が主であり、栄養療法においてもアレルゲン除去食に切り替えたり、炎症を促進させるホルモンを産生するn-6系不飽和脂肪酸の摂取を控えるなどの対処法しか存在していませんでした。

 

しかし現在非常に注目されている療法に「LPS(小麦発酵抽出物)」を用いたものがあります。

LPSは東京大学名誉教授の水野傳一薬学博士によって開発された特許成分で、これを摂取し続けることでアレルギー体質を根本的に変えることが出来る画期的な治療法であると言われています。この療法は、約20年前にイギリスの医師によって提唱された、『衛生仮説(幼児期から家畜の大腸菌に接した環境で育つと、Th1(ヘルパーT細胞)が優勢の免疫系になって、アレルギーが発症しにくくなる説)』に起因しているもので、LPSに含まれる『細菌の表皮成分』が体内に取り込まれることで、アレルギーを発症しにくくなるという理論に基づくものものです。

 

以下では、アレルギーの発症のメカニズムから、LPSの詳細までをご紹介していきたいと思います。

 

アレルギーが起こるメカニズムとは?

LPSについてご紹介する前に、アレルギーの発症のメカニズムについて見て行きたいと思います。

 

<アレルギーが起こるメカニズム>

1)血液中で、免疫細胞であるT細胞から過剰に産生されたIgE抗体が、細菌などを貪食する肥満細胞に結合する。

 

2)花粉やダニ、カビなどのアレルゲンが体内に侵入すると、IgE抗体と結合する。

 

3)この刺激によって、肥満細胞から『ヒスタミン』や『ロイコトリエン』などの炎症性物質が大量に放出される。(ロイコトリエンはヒスタミンの約1,000倍も強い炎症性物質)

 

4)上記の炎症物質によって、諸症状が引き起こされる(くしゃみ・鼻水、気管支喘息など)。

 

5)一度炎症が起きると、炎症が生じた部位の細胞膜から『アラキドン酸カスケード(=細胞膜のアラキドン酸が遊離して、プロスタグランジン・ロイコトリエンを合成する)』反応が亢進し、症状が悪化する。

 

LPSを継続摂取することで、アレルギー体質を改善できる!

先に挙げたような薬物や栄養療法においては、時間が経つと体外排出されてしまうため、再びアレルゲンが侵入すれば、同じ様にアレルギー反応が起きてしまいます。ここで重要なのは、『アレルゲン体質を改善するにはどうすれば良いか?』ということです。この答えとして『LPS』が非常に有効とされています。

 

<LPSとは?>

LPSとは『小麦発酵抽出物』のことで、成分としては糖脂質(リポ多糖)で構成されています。(リポ ポリ サッカライドの略(Lipo=脂質・Poly=多い・Saccharide=糖)。

小麦には元来、『パントエア菌』というグラム陰性菌が共生しており、発酵抽出物には細胞壁の外膜の構成成分であるリポ多糖が含まれています。これがマクロファージなどの免疫細胞を微量で活性化させる性質が報告されています。

 

<LPSのメカニズムとは?>

アレルギーを発症させない為には、『IgE抗体を減らすこと』が必要になります。LPSは、IgE抗体を生み出すTh2(ヘルパーT細胞2型)を相対的に減らし、Th1(ヘルパーT細胞1型)を増加させることで、アレルギーの発症を抑制します。

 

<LPSの作用機序>

◆アレルギー患者の方は、『Th2』に偏っているが、LPSを摂取し続けると『Th1』優勢になる。

 

免疫の司令官であるT細胞には、『細菌型(Th1)』と『IgE型(Th2)』の2種類が存在しています。アレルギー患者の方では、Th2が多く産生されBリンパ球に「IgE抗体」を作るよう指示してしまう為、アレルゲンと結合しアレルギー症状が発症します。Th1・Th2バランスは侵入した「異物の種類」によって、分化されるタイプが変化する性質がありますので(細菌=Th1に分化、花粉・ハウスダスト=Th2に分化)、ここにLPSという『細菌の表皮成分』を腸に入れると、免疫系は細菌が侵入したと認識して、細菌に対する免疫系(Th1)を強化していきます。このようにして徐々にTh1型が増えていき、Th2型が減っていきます。継続して摂取していくことで、徐々に割合が逆転します(2~4ヶ月程度)。

 

◆LPSは一旦摂取を中止しても3週間程度は効果が持続するが、基本的には継続が必要。

 

一旦Th1が優勢になると、LPSの摂取を止めても、3週間くらいは効果が持続すると言われています。しかしその後放置すると、徐々に再びもとのバランスに戻っていってしまいます。アレルギーが発症しにくい状態に保つには、少量でも摂り続けることが必要です。

 

最後に

またLPSの活性をさらに高める補助因子とされているものに、「乳酸菌」「ルテオリン」「ビタミンC」「リノレン酸」などがあります。それぞれの役割としては、免疫細胞の活性化、ヒスタミンの抑制、副腎皮質ホルモン(炎症を抑える)の合成、プロスタグランジンの抑制などの効果があり、複合的に摂取することで、高いアレルギー抑制効果が期待できるようです。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2009/07/23-025137.php]) 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-12掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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