カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. メンタル >
  3. 依存症 >
  4. 性依存症とは?起こる原因は?

メンタル

性依存症とは?起こる原因は?

 

性依存症はどんな環境を通じて、発症するのでしょうか? まとめてみました。

 

▼発症した人に多く見られる具体的な環境例

・子供のころに、性犯罪に巻き込まれ、性的な行為を強要された。

・子供のころに、育児放棄や虐待など、ネグレクトを受けていた。

・近親姦を強要されたことがある。

・アルコールや薬物、ギャンブルなど依存症家族に苦しめられた経験がある。

・親にセックスを見ることを強要されたり、性的な仕事に利用されたことがある。

・親に捨てられたと感じる経験がある。

・心の休まる暇がないほど、常に注目された生活を送っている。

 

▼性依存症者に見られる共通する考え方 

上記の環境にいる、またはいた人は以下のような考え方をもつようになります。

 

・私は生まれながら邪悪で、価値がない人間だ。

親に頻繁に価値がないと植えつけられたり、ネグレクトを受けることで、自分に価値がみいだせないということが見られます。周囲から見ると傲慢でわがままにみえることも多いですが、余裕がないため、虚勢を張っていると言えます。他人を卑下することで、バランスを保とうとし、性的なことを強要し、不安を消そうとします。

 

・あるがままの私を誰も愛してくれない。

親から非難しか受けたことがなかったり、ネグレクトを受けることで、ありのままの自分は隠さないと、人が離れていくと思い込んでいます。見た目は優秀な生活を送りますが、その反動のように、性に溺れた二重生活をすることで、バランスを保とうとします。

 

・誰にも頼ってはいけない人間だ。

親が頼ることを禁じた。もしくは親が依存症で頼れる状態でなかったことで、このような価値観に陥ります。本当は誰かに頼りたいのですが、頼ろうとすると自らの拒否反応で遠ざけたり、あまのじゃくな行為に出ます。相手をうまく誘惑し、相手から自分を求めているように仕向けますが、それは自分がコントロールして生まれたもので、「愛」を信じることが出来ません。性に溺れることで、心の安定を得ようとします。

 

・自分はセックスなしには生きていけない人間だ。

子供のころにセックスにまつわることを身近な人に強要されたために、愛とセックスを離して考えられなくなっている場合に起こります。または、地位が高いことによる重度なストレス環境の中で、自分は性行為の間だけ自由を許される、と考える場合もこれにあてはまります。前者は愛を感じるために、後者は自由を感じるために、性に埋没します。

  

以上のような環境や考え方に心当たりのある方は、自分の中に歪んだ価値観があるととらえ、性に溺れないよう気をつけましょう。

 

性依存症の起こる原因まとめ

性依存症はどんな原因で起こるのでしょうか? アメリカの現場では、性依存症の治療はアルコール依存症を応用したプログラムが使われています。それはアルコール依存症と原因が大変似ているからです。

 

▼対人ではなく、性に振り回される病 

たとえばアルコール依存症者は、ストレス緩和の為にアルコールに逃げ込んだ果て、アルコールに脳を支配され、抜け出せなくなる病です。性依存症もこれと同じことが言えます。時に相手の事が好きでという大義名分を借りていますが、実は自分の不安やストレスを解消したいがために、性行為に逃げ込んでおり、性行為をすることばかりにとらわれ、抜け出せなくなります。

 

▼性依存のはじまり

はじめはごくありふれた回数で行われていますが、不安やストレスが緩和する心地よさに溺れ始めると、都合のよい言い訳に頭が支配され始めます。

 

・毎日、もしくは数日おきにセックスをしないと、プレッシャーでおかしくなる。

・私は性欲が強いから、定期的に満たさないといけない。

・ばれないようにすれば、いくら浮気してもいい。

・パートナーは私の欲求に答えられない。

・向こうからよってくるから仕方ない。

・男だから性欲が強くて当然だ。

・ネットや電話でのセックス行為は現実ではないから何度してもいい。

・人を傷つけてはいないからいいじゃないか。

・これが私の唯一のリラックス法

・女は自分が望んでいても、望んでいない振りをしている。

 

▼依存症の段階

1.上記のような言い訳により没頭をはじめます。

2.行為が儀式化(お決まりの行為手順、ナンパ手順など)する。

※ 相手あってのものでも、自分の決まったパターンを要求する。

3.儀式化した性行為が、日常に障害を起こしても、やめられなくなる。

4.依存から抜けられないことを意識し、絶望する。

 

性依存症は、性のもつ『没頭状態』を利用して、起きる依存症です。なかなかストレスとうまく折り合いをつけられない人は、アルコールや薬物だけでなく、性依存にも注意を払う必要があるでしょう。

 

性依存症者を悪化させている家族度チェック

性依存症者の家族の中には、本人の問題行動を知りながらも、収入の安定や、子どもの安定のために、我慢して生活を続けている人々がいます。しかし、性依存症は悪化すると、性犯罪につながったり、近親姦や、子どもへの依存症連鎖など、深刻な事態を招きかねません。

 

悪化させやすい家族の状態ではないかどうか、以下にチェックしてみてください。

 

▼悪化させている家族のチェックリスト

この中の項目が多ければ多いほど、事態は深刻であり、性依存症者との共倒れに向かっている状態です。

 

・性依存症家族の行動を他人から隠すために努力している。

・性依存症家族の失態をかばう。

・家族が性依存症ではないかと疑いながらも、否定して考えないようにしている。

・家族が他人から、性依存症を指摘されたら否定する。

・自分がいないとこの人はだめになると思っている。

・性依存症家族を助けられるのは自分だけだと思っている。

・性依存症家族に対する周囲の意見を信じない。

・性依存症は、何かのストレスがなくなれば、自然と治ると信じている。

・性依存症家族の行動を自分がコントロールできると思っている。

・性依存症家族が他の人と性的関係をもつことを防ぐために、本人とセックスをしている。

・感情が激しかったり、不安定。またはすでに精神症状がでている。

・スピリチュアルにすがり、解決しようとしている。

・不安で、日常生活がうまくまわせていない。

・自殺企図・願望がある。

・性依存症家族のために家計が成り立っていないのに、その場しのぎの借金で紛らわしている。

 

上記をチェックし深刻さを意識した方は、最寄りの保健所、または保健センターへご相談ください。家計の事から治療対策のことまで、無料で相談に乗ってもらえます。

 

性依存症の治療施設について

自分の力ではなかなか治せない性依存症。まだまだ認知度が低く、精神科にいっても、少し話を聞いてくれて薬をだして終わりで、本人は治療をされている感じがしない…ということもよく聞かれます。

 

精神科だけではなく、他にどんな選択肢があるか、以下にまとめました。

 

▼どのような施設が扱ってくれるのか?

メンタルクリニック、心の診療科、精神科、(性)依存症専門施設、カウンセリング専門施設、性依存症自助グループが主です。

 

▼保険診療

(3割負担だと初診およそ4000円~5000円 再診だとおよそ3000円~)

※福祉保健センターに相談すると、医療費が1割負担になる『自立支援医療公費負担制度』が受けられる場合もあります。

 

◎メンタルクリニック、心の診療科・・・ 精神科を言い換えています。

◎精神科… 脳が適切に動かないことによって起こる、心の病を専門的に治療します。薬と精神治療の両方を使ってケアする。自殺企図が強い場合の入院を望むときや、社会復帰支援を受けやすい施設です。

 

◎性依存症専門施設・・・ 通院しながら、面談を主にして、性依存と向き合うケアに長けています。国内には数件しかありません。(有名なのは横浜の大石クリニックです。こちらでは自助グループ的な活動もあります。) 

 

◎依存症専門施設・・・ 主に通院しながら、各種依存症と向き合うケアに長けています。精神科と併設してる場合も多い。性依存症は、アルコールや薬物依存症治療と同じような治療で克服していくものです。保健センターや保健所にまずは相談し、性依存を扱ってくれそうな依存症専門施設を紹介してもらうか、自分で最寄りの依存症専門外来のある施設に足を運び、話を聞いてもらうと、多くは取り扱ってくれることでしょう。

  

▼保険外診療

◎カウンセリング専門施設… 通常、完全予約制です。カウンセリングルーム、相談所、心理研究所と銘打っています。臨床心理士や心理カウンセラーが在籍し、通院による定期的な面談をおこなっています。来談者に薬や病院でのケアが必要となれば、医療機関につなげてくれます。一回の相談時間が長いのが特徴で、性依存症の方におすすめですが、一回5000円~1万円かかります。

 

▼自助グループ

都会に数件しかありません。日本では認知度が低いため、アメリカの性依存症克服プログラムを利用し、自分より大きな力(ハイヤーパワー)を信じるよう強調するグループが主ですが、特定の宗教団体ではありません。仲間に出会って心強くケアできるという意味ではおすすめです。費用は必要経費などを徴収されることが主です。

 

以上のような中から、通いやすい場所を選択し、根気よく、自分と向き合っていきましょう。

 

(Photo by:http://pixabay.com/ja/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90-%E9%9B%BB%E8%BB%8A-%E6%97%85%E8%A1%8C-%E6%80%9D%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B-%E3%81%94%E3%82%81%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%95%E3%81%84-%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6-107163/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-05掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

依存症に関する記事

アルコール依存症の症状と怖さ ~アルコール依存症者の離脱症状とは?

何度も何度も「お酒をやめるから」と宣言しては、元に戻ってしまうアルコール依存...

大量飲酒とアルコール依存症の違いは? 発症の原因や新たな問題の原因となることも?

「家族が大酒のみで、飲むと暴れる。」「いつみても飲んでいるようだ。」「会社帰...


日本ではあまり知られていない性依存症の症状とは?

たとえば、毎日恋人に会いたいと思う。会ってないと不安。会えば必ずセックスを強...

性依存症の治療!性依存症を克服するための12ステップとは?

性依存症者がもっている、依存症におちいってしまう特有の考え方が4つあります。...

カラダノートひろば

依存症の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る