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メンタル

コカインやLSD…中枢神経系の働きを抑制する薬物と依存性メカニズムについて

薬物依存症は継続して摂取していた薬をやめることができず、強い渇望感を生じ、精神的・肉体的様々な症状が発生する立派な病気です。依存性薬物がそもそもどのようなメカニズムで、依存を生じさせるのでしょうか。 

 

薬物依存症のメカニズム

一般的な誤解として、薬物依存症は意志が弱いからだと言われることがありますが、それは全くの間違いです。依存性薬物は神経系に作用することでそこで生物学的名メカニズムの変化が起こっていることを理解する必要があるのです。

 

まず依存性薬物にはどのようなものがあるかを、神経系の作用の仕方で分類してみましょう。中枢神経系の働きを抑制するものと、興奮させるものの両方があります。

 

中枢神経系の働きを抑制する依存性薬物

アヘン類

アルコール

ベンゾジアゼピン類

大麻

有機溶剤

 

中枢神経系を興奮させる依存性薬物

コカイン

アンフェタミン類

ニコチン

LSD

 

これらの薬物は、脳の中では実はそれぞれ異なるところで神経系に作用しているのですが、共通しているところがあり、それがA10神経系と呼ばれる部分です。

 

A10神経は、腹側被蓋野から側坐核に投射されている部分で1950年代のネズミでの実験において偶然発見されました。

 

神経伝達物質ドーパミンとの関係

この神経においては様々な情報を伝達するための物質、すなわち神経伝達物質が存在することが明らかになっていますが、このA10神経系で最も主要な役割を果たしている神経伝達物質が、ドーパミンです。

 

覚せい剤などを摂取してしまうと、このドーパミンが過剰となるため、シナプスと呼ばれるドーパミンを授受する部分の間での信号が増強され、結果として、脳が強制的に興奮する原因となります。

 

薬物依存症と聞くと、精神的な弱さなどばかりが強調され、止める止めないの議論が精神論に近くなっているケースもありますが、こうした医学的なメカニズムをしっかり理解した上で、対応するのが望ましいといえます。 

(Photo by:写真AC)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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