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健康診断・健康管理

お酒を飲んだあとの下痢の原因、予防、対策!お酒を飲む人は薬が効きにくいのはどうして?

お酒は体質によって強い人、弱い人がいます。お酒をたくさん飲んでもまったく平気な人もいれば1杯飲むだけでもやっとという人まで様々です。

また、お酒を飲んで現れる症状や二日酔いの症状も人によって違いがあります。

 

その中でお酒を飲むと下痢をしてしまうという方がいます。どうしてお酒を飲むと下痢をしてしまうのでしょうか。

 

お酒での下痢の原因 その1

「ぜんどう運動と胃腸の傷」

お酒を飲むと下痢になるのは消化吸収の機能があまり働かなくなっているからです。お酒といえば肝臓というイメージを持つ方も多いと思いますが、飲料である以上まずは胃腸を通過しなければなりません。

 

大量のアルコールは胃と小腸の粘膜を少しずつ傷つけながら運ばれていくので、お酒を飲む前にはきれいだった胃や腸はお酒が通過した後、小さな傷がついたり、ただれたようになってしまうことが多いのです。

 

それに加えてアルコールがぜんどう運動、つまり便を出すための自律神経による運動を活発化するので消化されていないものが体外に出る下痢という症状につながります。

 

お酒での下痢の原因 その2

「水分の大量摂取」

お酒に関わらず、大量に水を飲むと下痢を引き起こすことがわかっています。これは単純なことで、数時間で2-3Lもの水分を摂取すれば腸内で水分が吸収できなくなり、そのまま体外に流れ出してしまうためです。

 

例えばジョッキでビールを数杯、チューハイやサワー、水割りなど、飲んでいけばあっという間に3Lです。しかも酔っていくにつれてだんだん正しい酒量の判断が出来なくなってくるので、飲みすぎてしまう可能性ももちろんあります。 

 

お酒での下痢の原因 その3

「胆汁生成の遅れ」

お酒を飲んでその成分が胃腸を通った後は肝臓でアセトアルデヒドに分解されます。肝臓は本来胆汁の生成も行っているのですが、アルコールの分解に忙しくなってしまい、胆汁の生成が遅れてしまうことがあります。

 

胆汁が持っている働きは消化吸収を助ける働きで、ただでさえアルコールによって胃腸が傷つき、消化吸収の働きも衰えているのにそれにプラスして胆汁の生成まで遅れると食べたものを消化できずに下痢便として排出してしまうことがあります。

 

お酒を飲むと下痢になる原因として考えられるものはアルコールによって胃腸に傷がつくこととぜんどう運動が刺激されること、水分の大量摂取、肝臓がアルコール分解に忙しく胆汁がなかなか生成できないなど、理由はいくつかありますが、そもそもは自分の適量を知って、飲みすぎないことが重要と言えそうです。

 

 

お酒で下痢を引き起こさない予防・対策方法3つ

お酒を飲んだ翌日に下痢になってしまう原因はいくつかあります。代表的なところでは肝臓の胆汁生成が遅れることや胃腸へのダメージなどが挙げられます。

お酒を飲んだ後に下痢にならないように予防・対策する3つの方法を見ていきましょう。

 

●食べ合わせには良質なたんぱく質を!

お酒を飲むときにはつまみも食べるという方が多いと思います。ここで大事なことは飲酒中には肝臓があまり作れない胆汁を消化に必要とする食べ物を摂取しないということです。

胆汁を消化に必要とするのは主に脂質ですのでつまみはさっぱりしたものの方がよいのです。なおかつタンパク質であれば幹細胞の修復や再生に役立つので食べ合わせとしては健康的です。

 

おすすめなのは豆腐です。肉だと脂質が多くなりがちですが豆腐の場合はさっぱり食べられます。

 

●飲むときは量を確かめて

何も考えずに飲むとどんどん勝手に量が増えてくる可能性もあるので飲むときは事前にここまで、というラインを素面のうちに引いておいた方がよいです。大量の水分摂取もお酒を飲んだ後の下痢の原因のひとつですので、下痢の予防・対策として飲む量を決めて楽しく飲むことを意識してください。

 

自分がぐだぐだになってしまうほど飲むと一緒に飲んでいる人に迷惑をかけることもありますし、大量のアルコールで二日酔いを引き起こす可能性も高いので、飲む前にある程度量を考えながら飲むのがベストです。

下痢を予防・対策するという観点から行くと、個人差はモチロンありますが、1回の酒量は3L以内にとどめましょう。

 

●腸内環境を整える

お酒によって傷ついた腸内環境を整えることも下痢の予防・対策にはおすすめの方法です。腸内環境を整える食べ物として知られているのは乳酸菌飲料やチーズ、味噌などです。

 

その他に食物繊維も効果的ですが不溶性食物繊維は腸を刺激してしまうので注意してください。下痢を引き起こしやすい人は豆類やよもぎを飲酒後に摂取しないようにしましょう。

 

 

アルコールが胃痛をおこす理由

飲みすぎによる胃痛はなぜ起こるのでしょうか?アルコールが胃痛をおこす理由を詳しくみていきましょう。

 

アルコールという刺激物

アルコールは体にとっては刺激物です。アルコール度数の高いものを飲むとのどや食道、胃がカッと熱く焼けているように感じますよね。同じ刺激物で言ったら熱いお茶だって刺激物なのに、お茶の場合はあの熱く焼ける感覚はありません。この違いからもアルコールが刺激物であるというイメージが持てると思います。

 

そしてその刺激物を多量に摂取する、つまり飲みすぎることによって胃痛などの症状が起こります。刺激物をたくさん入れているわけですから、胃で何らかのリアクションが起こっているのです。ではそのリアクションとは何なのでしょうか。

 

アルコールだから胃を刺激する

胃は元々自分で胃液という酸性の分泌物を出す器官ですし、外から色々なものが入ってくる器官ですから、胃の内壁を粘膜で覆ってさまざまな刺激から自身を守っています。

 

しかし、アルコールの分子は非常に小さく、胃の粘膜を通り抜けてしまいます。そのため他の食べ物や飲み物と違い、胃自体に刺激を与えて胃粘膜が弱り、胃の表面が炎症を起こしてしまって胃痛が起こるのです。

 

アルコールが分泌を促進する

上記に加えてアルコール自体は胃を刺激して胃液の分泌を促進します。胃酸は強酸性の液体で、の強酸から胃を守るために粘膜があるわけですが、上記のようにアルコールの刺激によって粘膜が弱っていますから、分泌された胃液の刺激を、胃が普段の状態以上に受け取ってしまいます。

それによってやはり胃の表面が傷ついた結果として胃痛が起こるのです。

 

この状態はもちろん良い状態とは言えませんから、胃痛を感じたら無理に飲み進めるのではなく、水分を摂取したり、必要であれば薬を飲むなどの方法をとりましょう。

 

 

お酒を飲む人は薬が効きにくい?

お酒は適度であれば体に良いとされるものですが、もちろん飲みすぎれば体に害があります。アルコールは程よく飲めば食欲が増し、ストレスを発散させることができます。しかし飲み方を誤ると健康を害することにもなりかねないのです。

 

日常的にお酒をたくさん飲む人は薬が効きにくいという話を聞いたことがあるでしょうか。これはアルコールの代謝と薬の代謝に関係があるからです。

 

アルコールを分解することについて

体の中でアルコールを分解するということは、アルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドに変えられます。このアセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素によって酢酸となり、クエン酸回路を経て炭酸ガスと水に分解されて排出されます。アルコールは段階的に体に害のないものに代謝されていき、吸収されていくのですね。

 

なぜ薬が効きにくくなるのか

お酒を飲みすぎると上記の様な代謝の過程でアルコールを代謝するための酵素だけではアルコールの分解ができないことがあります。そのときに体にアルコールを残すまいと薬物を代謝する酵素がアルコールの代謝を手伝うようになるのです。

薬物の代謝酵素は本来は薬物が体に入ってきたときに働くものです。しかし、日常的にアルコールを飲む人、つまり常にお酒が体の中にあるような状態では常に薬物代謝の酵素がアルコールの代謝を手伝うようになり、しかも次第に強化されていきます。

つまり、アルコールを薬物の一種と認識するようになってしまうのです。

 

薬物代謝が強化された結果…

このため、お酒を飲んでいないときに薬を飲むと、薬をどんどん代謝してしまい、薬を多く飲まないと効かなくなるのです。逆にお酒を飲んでいる状態で薬を飲むと薬の代謝酵素がアルコール分解の方に働いてしまい、薬がうまく代謝されずに薬の効果が必要以上に出てしまうということにもなります。

 

以前よりもお酒が強くなったという人は、薬のための代謝酵素がアルコールの代謝を助けるようになっているということですので、お酒が強くなったと感じる人は薬の服用に気をつけましょう。

 

(Photo by:http://www.photo-ac.com/ ) 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-05-23掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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