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関節痛・腰痛

抗リウマチ薬が関節破壊を抑制する? 抗リウマチ薬の効果って?

 

適切な治療を施さなければ、発症してから10年後には患者さんの半数以上が寝たきりの状態になってしまうという研究結果もあることで知られる関節リウマチ。

 

これは痛みによるものではなく、症状が進行することにより軟骨や骨が破壊されてしまうからです。

つまり関節リウマチとは「痛みが生じるだけの病気」ではなく「関節が破壊される」重篤な疾患といえるのです。

 

 

◆いつ関節破壊が進行するのか?

関節リウマチによる関節破壊は発症と同時に進行していきますが、2年目での関節破壊率30%、4年目になると40%と早期から関節破壊が進行していることが近年になり分かりはじめました。ですから、早期発見・早期治療が大変重要となってきます。

 

 

◆抗リウマチ薬の効果

まず最初に、葉酸の働きを抑える抗リウマチ薬の登場によって、関節リウマチの根本的な治療が可能となりました。ビタミンの一種である葉酸は緑黄色野菜に豊富に含まれており、本来なら身体にとっても必要なものです。

しかし、関節リウマチではその葉酸を過剰に滑膜に取り込んでしまい、その結果関節に炎症が生じてしまいます。

 

そこで、抗リウマチ薬によって葉酸の働きを抑制することで、痛みや腫れなどを抑えて生活の質の向上が短期的には期待でき、また、中長期的には関節破壊を抑止し、身体的機能を維持することが期待できるという治療が確立されました。

 

また、最近では関節リウマチの根本的な原因となっているサイトカインという物質の働きを抑制すれば関節リウマチの炎症や関節破壊を根本的に治療できるのではないかということに着目し、新たな抗リウマチ薬が開発されました。もちろん現在では治療に使われています。

 

ただし、抗リウマチ薬の全般に言えることですが、約8~12週間経たなければ薬の効果が現れません

さらに、効果が現れる人と現れない人にはっきりと分かれ、2~3年の服用の後に効果が低下する「エスケープ現象」が起こる場合もあります。

 

 

一般的に薬の処方は弱い薬から飲み始め、効果がなかった場合に徐々に強いものに切り替えていくパターンがほとんどなのですが、関節リウマチでは発症の2年以内に関節破壊が急速に進行するという特徴がありますので、早期の段階から強力で積極的な抗リウマチ薬での治療を行うことが重要となってきます。

 

どういった治療を行うのかは、自分の症状の進行度を踏まえつつ、医師との十分な相談することで決めるようにしましょう。

 

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2013/02/22-376637.php])

著者: みの痔さん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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