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片頭痛の原因となることとは?目の周りが痛くなる!?「アロディニア」とその対処法など

片頭痛患者の7~8割もの人が経験すると言われているアロディニア(異痛症)をご存知でしょうか?おそらく、これを病名として認知している人は少ないのではないでしょうか。

 

アロディニアは片頭痛によって敏感になり過ぎた脳が、普段は痛みと認識することがないちょっとした刺激も痛みと知覚してしまう状態をいい、その初期段階では、目の周りの痛みや頭皮の違和感などが起こります。

 

◆アロディニアの諸症状

アロディニアの初期段階では主に顔や頭皮などの頭部にのみ症状が現れます。これを「頭部アロディニア」と呼びます。また、症状が進むと今度は手足のしびれなど頭部以外の症状になって現れ、「頭蓋外アロディニア」と称されます。

 

ー頭部アロディニア

・くしで髪をとかすのが痛い

・髪の毛を縛るのが痛い

・目の周りが痛い

・風が頬にあたるだけで痛い

・イヤリングや眼鏡が不快 など・・・

 

ー頭蓋外アロディニア

・手足がしびれる

・腕時計やベルトが不快

・体にものが触れると不快 など・・・

 

◆アロディニアの対処法

アロディニアは片頭痛に伴って起こります。片頭痛は安静にすることで軽減しますので、ひどくなる前に、光の当たらない静かな部屋で休み、頭の痛む場所を冷やすのがよいでしょう。

 

アロディニアが起こってから、20分以内に頭痛薬を服用すれば、効果的に頭痛を軽減することができるといわれています。

 

しかし20分を過ぎると、薬を服用しても効き目は激減してしまうという調査結果がでています。せっかく血管の痛みを抑えることができても、すでに脳が痛みに敏感になり過ぎているためです。ですので、頭痛薬を服用する際はタイミングに気をつけましょう。

 

また、薬に依存しすぎると薬物乱用頭痛を引き起こす可能性があるので、頭痛が頻繁に発生する場合は医療機関を受診するか、普段の生活習慣を見直して、ストレスを受けにく身体を作ることが必要と言えるでしょう。

 

アロディニアは聞きなれない言葉ですが、片頭痛患者の大半が経験すると言われています。また、進行すると手足のしびれを伴うことから、脳梗塞などの心配をする人がいるようです。

 

 

しかし頭痛には「二次性頭痛」といって重大な病気が隠れている場合もあるので、手足のしびれなどの症状が顕著な人は、一度医療機関を受診した方が安心かもしれません。

 

片頭痛で一番激しい状態?!匂い過敏は片頭痛の進行例

片頭痛発作は通常4~72時間続き、片側の拍動性頭痛が特徴です。ただし非拍動性の片頭痛、両側性の片頭痛もあります。頭痛のために日常生活に支障をきたします。また、階段の昇降など日常的な動作によって、頭痛が増強することも特徴です。吐き気や嘔吐を伴うことが多く、頭痛発作中は感覚過敏となって、ふだんは気にならないような光、音、臭いを不快と感じる方が多いようです。

日本では成人の8.4%、約840万人が片頭痛にかかっていると報告されています。

 

◆片頭痛で一番激しい状態は匂い過敏

匂いを司る部分は大脳の前頭野です。

頭痛の興奮は、後頭葉から始まった興奮が真ん中辺を興奮させて、遂には前頭葉にまで及びます。前頭葉が興奮しているということは、脳全体が興奮状態にある一番激しい状態になっています。

片頭痛発症時のみならず、普段でも匂いに敏感になっている状態は、長年片頭痛を我慢してきたり、鎮痛剤で誤魔化してきたり、的確な片頭痛治療をして来なかった事を物語っています。

 

◆性格も変える片頭痛 

匂いだけならまだしも、前頭葉の興奮状態は別の事も引き起こします。前頭葉は感情を司る部分だからです。

片頭痛の患者さんで昔に比べると、目つきや顔つきが鋭くなって性格も頑固で意地悪になった。怒りっぽくなったという人はいませんか?記憶力が落ちたと感じる人もいるでしょう。これらは、片頭痛による脳の興奮状態が前頭葉にまで及んでしまった結果です。

 

◆さらには記憶力の低下も・・・

記憶の格納場所である前頭葉を通り越して、別の場所に格納される可能性も高くなります。これはかなり重篤な状態です。

 

まとめ

匂い過敏を生じるようなった片頭痛は、かなり重症であると言っていいとよいです。早めに治療をうける必要があります。

 

光が異常に眩しいのは目の病気じゃなくて片頭痛のせい?

なぜか光が眩しく感じられるけど原因がわからず、目に異常が生じているのかな?と心配になっている方はいらっしゃいませんか?

 

もちろん、角膜炎や白内障、そして緑内障…などといった様々な目の病気によって光が眩しく感じられることもありますが、実は片頭痛でも同様の症状が現れることがあります。

 

◆片頭痛ってどんな病気?

まず片頭痛は女性に多く見られ、その数はなんと男性の3,6倍とも言われているほどです。その中でも特に30代の女性の約20%は片頭痛に悩まされているそうです。

 

症状としてはズキンズキンとした拍動性の痛みが、頭の片側(もしくは両側)に生じ、その痛みの原因は血管の周囲が神経原性炎症を起こしたり、または血管が異常に拡がったためと考えられています。

 

発生頻度は月に1~2回程度で、その痛みは数時間から長く続く人で約3日継続します。頭の痛みだけではなく、吐き気を伴ったり、光を眩しく感じたりさらには音にも敏感になります。

 

また、頭痛の前兆として、目の前にキラキラとした光が現れたと思ったら次第に視野がぼやけてくる「閃輝暗点(閃輝暗点)」という症状が生じる方もいます。さらには手足が麻痺する人もいるそうです。

 

◆片頭痛の対処法

まずは、自分の片頭痛の原因となるものを認識しておくことが重要となってきます。一般的な誘因としてはワインやチーズなどは有名ですが、患者さんによっては様々なものがあります。

 

週末になると決まって頭が痛くなる人で、「寝過ぎ」が頭痛の原因となっている場合には、いつも通りに早く起きることが改善策になります。

外出時に痛みの発作が起こる人は、車や人の流れ、騒音、そして眩しさなどが誘因となっていると考えられますので、サングラスをかけると良いでしょう。

 

片頭痛の防止にはこれらの誘因を避ける事が最も効果的ですが、もし頭痛が起こってしまった場合には、できるだけ安静にすることを心がけましょう。

 

頭痛前の顔のピリピリには原因があった!痛みの原因はコレかも!

片頭痛に悩まされる方の中に、頭痛の前に顔がピリピリする症状を訴える方がいらっしゃいます。この痛みの原因は何なのでしょうか?

 

セロトニン性の頭痛で起こる?

セロトニン性の片頭痛の方は、発作の前やあるいは発作が起こっている最中に、顔の表面がピリピリして、髪をとかしたり、メガネをかけたりするのが辛い、という症状を訴えることがあります。

 

また、手や足がしびれたり、脱力で動かなくなったりとういう症状があらわれることもあります。

 

アロディニアとは

上記で説明した症状は医学用語で「アロディニア」と呼ばれ、片頭痛の原因である血管の収縮によってもたらされる症状です。

血管に激しい炎症が起こっている状態です。

 

アロディニアの症状

アロディニアで最も多いのは皮膚感覚の異常で、普段なら何でもないようなちょっとした刺激でも、痛みと感じてしまう過敏な状態になります。

 

アロディニアの治療

アロディニアを合併している場合は、片頭痛の治療が難しくなります。

症状が出る初期のうちに、トリプタン製剤を使うと、アロディニアのない片頭痛には93%の人に効くのに対し、アロディニアの起こった状態では25%と効きが悪いことがわかっています。

 

薬が効かない場合、血管の炎症がなかなかおさまらないので、寝込むような頭痛が2~3日も続いてしまうことになりがちです。

アロディニアがある場合は、まずしっかり片頭痛の予防治療を行うことが大事です。

 

片頭痛の予兆があったら、すみやかにトリプタンを使えるよう、頭痛外来にて受診してください。これによって、発作をコントロールできるようになります。

 

敏感すぎる脳のせい? 脳の過敏性と片頭痛

片頭痛の発症の機序としては、脳の大きな血管や脳を覆う硬膜などの血管周囲に分布している三叉神経が刺激されて、炎症が起き、痛みを感じるという説が最も有力と言われています。ところが、最近、脳の過敏性が片頭痛の原因という説も報告されています。

 

脳の過敏性が原因?

最近、一部の説で、片頭痛は脳が過敏な状態である「脳過敏症候群」が原因で発症するといわれています。過敏な脳によって、気圧や温度差、環境やホルモンバランスの変動を敏感に読み取り、 これが痛みに変わってしまうと考えられています。特に片頭痛のなかでも、視覚的な前兆を伴う片頭痛の患者さんでは大脳の視覚に関するエリアの後頭葉で異常な興奮性が見られ、これが閃輝暗点として現れると言われています。前兆のある片頭痛の患者さんの多くは、子どもの頃から片頭痛になっていて、その片頭痛に対して適切な治療ができずに、痛みを我慢してきたケースが大部分だとも言われています。その結果、脳の過敏な状態が慢性的になり、治りにくくなるとも考えられています。

 

さらなる研究に期待

「脳過敏症候群」は現在、日本頭痛学会に報告され、積極的に議論されています。今後もこの分も含めた頭痛の研究が進み、片頭痛の原因の解明と治療法の確立がなされることが期待されています。

 

片頭痛の発症の機序が分かれば、新しい、より効果的な治療法の開発にもつながるので、これからの研究に期待しましょう。

(Photo by: [http://www.photo-ac.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-19掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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