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糖尿病と睡眠障害!高血糖ってどんな状態?糖尿病の暁現象とソモジー効果とは?

 

糖尿病になると、普通の人よりも寝つきが悪い、夜中に起きる、眠れないなどの睡眠障害をうったえる方が多いです。糖尿病と睡眠障害にはどのような関係があるのでしょうか。

 

 

◆糖尿病と睡眠障害

HbA1c(ヘモグロビンAlcのことで、過去1~2か月の血糖値の平均を反映する数値)が高い人ほど寝つきが悪い傾向があることがわかっています。糖尿病になると、神経障害はじめ、さまざまな身体的異常が起こり得ます。手足のしびれや痛み、頻尿、胃腸障害や発汗異常などが睡眠を妨げる原因になってしまうのです。また、病気に対する強い不安やストレスも不眠につながっているようです。

 

◆糖尿病に不眠が与える影響

不眠が血糖値を上げ、糖尿病になるリスクを高めることがいくつもの研究によりわかっています。たとえば、1日の睡眠時間が5時間以下の人は7時間を超えている人よりも5倍も糖尿病の発症リスクが高いのです。また、睡眠不足がホルモンバランスや自律神経の乱れを悪化させてしまうこともわかっています。糖尿病の方は、医師に血糖値のことは相談しても睡眠障害のことをうったえる人は少なく、未治療のまま過ぎていくことが多いようです。質の良い睡眠はあらゆる病気を防ぐ基礎になるほど大切です。血糖とも大きくかかわっていますので、糖尿病の方で不眠や睡眠障害がある人は主治医に相談し、なるべく早く解決するようにした方が良いでしょう。

 

◆どうやったら眠れるようになる? 

病気に対する不安やストレスからの不眠に焦点を当て、ハーブやアロマオイルでの不眠症の緩和方法をお教えします。 ストレスや不安からの不眠に効くハーブはオレンジフラワー、ジャーマンカモミール、そして意外にもペパーミントが効果的です。ペパーミントは胃腸障害にも効果がありますので、糖尿病からの下痢や便秘がある人には特によいでしょう。またセントジョーンズワートは軽~中度のうつ症状に効果的と言われています。アロマオイルでは自分の気に入った鎮静系のオイルを寝る前に部屋に焚いて寝るのがよいでしょう。ラベンダー、ローマンカモミール、マンダリン、ジャスミン、レモンバームなどが特に効果的です。

 

睡眠は糖尿病の方にとっては特に大切なので、なるべく質の高い睡眠をとれるように、主治医と相談したり、アロマオイルやハーブなどのリラックス作用があるものなどを取り入れて、自分なりに睡眠環境を整えてみましょう。

 

 

 

高血糖ってどんな状態?血糖値が高くなった時に現れる症状を3段階に分けて紹介

中年層、高年齢の方に多い「高血糖」。血糖値が非常に高いと身体にいろいろと影響が出ます。そこで今回は高血糖の状態で見られる症状についてご紹介します。

 

高血糖とは

高血糖というのはつまり血糖値が高い状態です。血糖値とは血液の中のブドウ糖の量を指します。ブドウ糖は人が体を動かすエネルギーとして使われ、基本的にブドウ糖の血中濃度は一定に保たれています。

 

高血糖はどんな状態?

高血糖というのは、このブドウ糖の量が多くなった状態です。ブドウ糖の量はインスリンによって一定量にコントロールされています。けれどもこのインスリンの働きが弱くなったり、不足したりすると、血液中にブドウ糖が多くなってしまいます。この時に起こるのが高血糖の状態です。

 

健康な人でも食後などにはたくさんブドウ糖を摂取することになるので、血糖値は高くなります。しかし、インスリンの働きが悪くなると、食後かどうかに限らず高血糖の状態が続きます。その場合「糖尿病」と診断されます。

 

段階別高血糖の症状

高血糖になるとどんな症状が出るでしょう?ここでは血糖値の高さを3段階にわけて解説します。

 

血糖値が高い(約170mg/dl以上)場合

糖尿病と診断されていなくても、高血糖の状態が続けば次のような症状が起こることがあります。

 

・のどが渇く

・尿が多くなる、頻尿になる

・だるい、疲れやすい

・ダイエットをしていないのに体重が減る

・尿が泡立つ

 

これらは糖尿病の初期に見られる症状です。高血糖で血中に糖がたくさんあると、それを薄めようと体がたくさん水分を求めます。そのため喉の乾きを感じ、それに伴って尿の量が多くなっていきます。

 

血糖値がさらに高い(250mg/dl以上)場合

ケトアシドーシスという急性の症状が出ることがあります。極端にインスリンが不足することで、高血糖の状態になります。具体的には次のような症状が見られます。

 

・吐き気

・腹部の痛み

・口臭

・意識障害

 

このような症状が見られた場合、進行すれば意識障害が起こる可能性もあり、すぐに糖尿病の専門医のいる病院へ搬送することが必要です。このケトアシドーシスの状態は、1型糖尿病で起こることが多い状態でした。しかし、最近は2型糖尿病でも多く、特に若く、肥満の人に起こるケースが見られます。これは炭酸飲料やスポーツ飲料などにふくまれる糖分によって起こるとされています。大量に飲み続けることで急激に血糖値が上がり、こうした症状が起こります。

 

血糖値が著しく高い(約600mg/dl以上)場合

いわゆる糖尿病と診断されるような高血糖の状態よりも、もっと血糖値が高くなることがあります。600mg/dlを超えるような著しく高い状態になることもあり、その場合には非常に危険な症状が出ます。高浸透圧高血糖症候群と言われ、これも急性の症状がでます。

 

・脱水症状(多尿、体重減少、皮膚や口の乾燥)

・血圧低下

・頻脈

・片麻痺

・意識障害

 

これは高齢の2型糖尿病患者さんに起こりやすいとされ、数日かけて起こります。あまりないですが、ひどい場合には脱水が進み、意識障害や昏睡にまで至ることもあります。

  

どんな時に高血糖になる?

高血糖は、生活習慣によって引き起こされます。そのため治療もその生活習慣を改め、血糖値をコントロールしてく必要があります。しかし日常の中で、血糖値が高くなってしまう要因が潜んでいます。そんな突然の高血糖はどんな時に起こるのでしょうか?

 

・インスリンなどの降圧剤が足りない

・食べ過ぎたとき

・感染症などにかかっている

・運動不足

・ストレス

・インスリン注射を中断したとき

 

糖尿病の状態で血糖値をコントロールするには、一定の生活を刻んでいくことが大切です。けれどもそうもいかないことが多いでありますよね。そんなときには普段以上に自分の体の変化に気を配りましょう。

 

生活習慣を見直して予防しよう

一度高血糖になるとなかなか治すことは大変です。そのため普段からの生活習慣を見直してしっかり予防することをオソスメします。また今回ご紹介したような症状が見られた場合には、できる限り早めに病院に行きましょう。

 

 

空腹なのに朝の血糖値が高い?!糖尿病の暁現象とソモジー効果とは?

糖尿病で血糖を測定していて、夜よりも朝の方が値の高い人は、暁(あかつき)現象かソモジー効果が関係しているかもしれません。

 

暁現象とソモジー効果とは、何でしょうか?

その原因と対策についてご紹介します。

 

暁(あかつき)現象

原因

暁現象は、インスリンの分泌が減少している人に起こりやすいです。

 

暁現象の原因として、成長ホルモンとコルチゾールのはたらきが関係しているといわれています。

明け方に成長ホルモンとコルチゾールが分泌され、インスリンのはたらきは抑えられます。

すると血糖値は上昇しますが、健康な人は血糖値の上昇に反応して午前4~8時頃にかけてインスリンの基礎分泌量が増えて、血糖値の上昇が抑えられます。

 

しかし、インスリンの分泌量の少ない糖尿病の人は、血糖値の上昇を抑えることができません。

夜間寝ている時はなにも食べていないのに、朝起きたときの血糖値が高いということになるのです。

 

対処法

暁現象が起こりやすい人は、寝る前に長時間作用するタイプのインスリンが向いているといわれています。

主治医と相談して、インスリンのタイプや量を変更するとよいでしょう。

 

ソモジー効果

原因

インスリン療法を行っている人で、インスリンを使用し血糖値が下がりすぎたり、食事の量が少ない場合などに低血糖状態になると、反動で高血糖になってしまう場合があります。

そのことをソモジー効果といいます。

 

朝起きた時の高血糖は、夜間に使用しているインスリンの量が多い、夜間の食事量が少ない、食事の時間が早すぎるなどの原因で寝ている間に低血糖状態になっている反動が考えられます。

 

対処法

寝ている時の低血糖の反動で、朝、高血糖になっている場合はインスリンを減量したり、寝る前にブドウ糖をとるなどで対処できます。

主治医と対処法を相談しましょう。

 

暁現象とソモジー効果は、ともに朝の高血糖を引き起こしますが、対処法が異なってきます。

夜間の3~4時に低血糖が起きていればソモジー効果、そうでなければ暁現象が考えられます。

 

必ず主治医と相談した上で、正しい対処をしましょうね。

 

※参考

糖尿病情報BOX&Net-No.18:[http://www.dm-net.co.jp/box/200810/no18-2.pdf]

毎日新聞online:[http://mainichi.jp/opinion/news/20120305k0000m070114000c.html]

片山隆司・貴堂明世(2012)「図解でわかる糖尿病」主婦の友社

(Photo by: [http://www.photo-ac.com/])

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-10掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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