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生活習慣病

何だか憂うつ、眠れない~糖尿病とうつ病

 

 

◆糖尿病患者はうつ病になりやすい

 

糖尿病になると、うつ病になりやすくなるといわれています。これまでの調査によると糖尿病患者の13%は不安障害、11%はうつ病と診断され、5.7%は抗うつ薬を服用しているという報告があります。つまり、糖尿病患者のおよそ30%がなんらかのうつ症状に悩まされているということになります。また、ある研究では2型糖尿病の人は普通の人の2倍のうつ病発症リスクがあるにも関わらず、普段の診察時にうつ症状が治療されずに見逃され、うつ病の慢性化を招いているということです。うつ病はそれだけでもQOLを著しく低下させ、患者は大きなストレスを抱えてしまいますが、糖尿病と併発することで、さらに2つの病気が相乗的に悪化してしまう恐れがあります。

 

◆うつ病から糖尿病になることも!?

 

実はうつ病から糖尿病になる人も多いのです。最近の調査ではうつ病の人は食後の血糖値が普通の人より下がりにくく、血糖値の変動は正常でも、血中のインスリン濃度が高いことがわかってきました。つまり、うつ病になるとインスリンの感受性が低くなる、インスリン抵抗性をもつようになり、結果的にインスリンがいくら分泌されても血糖値が下がらずに糖尿病になりやすくなってしまうのです。

 

◆まずはうつ病を解決しましょう

 

糖尿病患者がうつ病を併発すると、治療に対する意欲がわかなくなり、食事管理ができない、ストレスから喫煙量や飲酒量が増えてしまうなど、治療にもさまざまな弊害がでてきます。また、合併症を起こす確率が高まることもわかっており、うつ病はサインを見逃さず、すぐに対処することが必要不可欠であると思われます。 以下のような兆候が見られたら要注意です。すぐに主治医に相談するなどして対処しましょう。

 

・いらいらしやすい

・気力がわかず落ち込みやすい

・食欲がわかない

・夜眠れない

・楽しいことが楽しくなくなった

・死にたくなる

・自分が大切に思えず、自暴自棄になる

 

糖尿病患者のうつ症状は頻繁にみられるにも関わらず、治療せずに放置されることが多いです。うつや過剰なストレスを感じた状態が続くと、糖尿病が悪化しやすくなるだけでなく、合併症も起こりやすくなります。うつのサインを見逃さず、うつ症状が現れた、と本人や周りが気付いたら、放置せずに早めに対処しましょう。

 

 

※参考

e-ヘルスネット:[//www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-05-006.html]

糖尿病ネットワーク:[//www.dm-net.co.jp/seminar/34_qol/index_2.php]

片山隆司・貴堂明世(2012)「図解でわかる糖尿病」主婦の友社

(Photo by: [//www.irasutoya.com/2013/11/blog-post_2986.html])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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