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生活習慣病

糖尿病になるといつも眠い…血糖値の上がり下がりが関係!?眠気の原因とその対処法

 

 

糖尿病になると、日中ずっと眠気があり、だるくてやる気が出ない、などとうったえる人が多いです。それはどういった原因が考えられるのでしょう。

 

 

◆いつも眠いのはどうして? 

糖尿病になると併発することが多いさまざまな神経障害から、睡眠の質が低下したり、肥満が主な原因となって睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害を起こす人が多いということが理由のひとつに考えられます。睡眠の質を低下させる恐れがある糖尿病の神経障害には以下のようなものがあります。

 

・手足が痛い、しびれる

・吐き気、胃もたれ

・便秘、下痢などの胃腸障害

・発汗異常

・顔面麻痺

・こむら返り

・膀胱障害

 

◆高血糖と食後の眠気の関係

健康な人でも、ご飯を食べた後は眠くなることがよくあります。それは、血糖値の上昇とは関係がない場合が多く、消化のために内臓に血液が集中し、脳に血液があまり行かなくなるために、ぼーっとしたり眠気を感じたりするのです。

ところが糖尿病の人が食後に特に強い眠気に襲われる場合は、血糖値の極端な上がり下がりが関係しています。食後は誰でも血糖値が上昇しますが、糖尿病や糖尿病予備軍の人は血糖値の上昇が普通の人よりも大きいのです。そこでインスリンの働きや血糖値を下げる薬などにより血糖値が下がり、低血糖状態になったときに眠気を感じやすくなります。また、高血糖そのものが眠気を誘う要因となっている場合もあり、食事制限により普段から血糖コントロールをしている方が、たまに糖分の多いものなどを口にすると、一気に血糖値が上がり、それ自体が体に負担となり激しい眠気に襲われるようです。

 

◆質の高い睡眠と血糖コントロールが大切

日中の眠気を解消するには、きちんとした血糖コントロールにより神経障害などの合併症を防ぎ睡眠の質を保つこと、血糖値の上がり下がりをできるだけ減らすことが鍵となります。睡眠障害は血糖値のコントロールがうまくいかなくなる原因とも言われているので、できるだけ良質な睡眠を確保しましょう。そして、不眠などで悩まれている方は積極的に主治医に相談しましょう。

 

糖尿病だけでなく、さまざまな生活習慣病は睡眠障害により起こりやすくなることもわかっています。良質な睡眠は健康なからだを作る基本だということを認識しましょう。

 

 

「食べたあと眠い...」は糖尿病の始まり?眠気の原因とその対処法

ランチのあと、眠くて午後の仕事がはかどらない…という経験をした人も多いと思います。激しい睡魔は、糖尿病の初期症状かも知れません。なぜ眠気が起きるのでしょうか?

 

眠気の症状

・食後、急に襲ってくる

・耐えられないほどの睡魔

・睡眠不足でないのに眠くなる

 

眠気が起きる原因

●食後高血糖

健康な人でも、食後は血糖値が一気に高くなります。これは食事を摂ることで体内に取り込んだブドウ糖を、消化・吸収するまでの間に一時的に高くなるものです。

 

血糖値が食後2時間で140mg/dlを超えると食後高血糖と判断されます。健康な人はこの値を超えることはほとんどありません。超えても2時間以内に元の血糖値に戻ります。

 

しかし糖尿病の場合はもともと血液中のブドウ糖が多いため、時間がたっても血糖値が戻りません。これを受けて、脳は生命維持のために脳を休ませようとして眠気を起こします。

 

食事で改善

食後に眠くならないためには、糖の吸収を遅らせ、血糖値の上昇をゆるやかにしましょう。一気に高血糖にならないよう、食事はゆっくりと時間をかけて食べましょう。食べるときは「野菜→汁物→たんぱく質」の順に食べ、糖分や糖質(ごはんなど)は最後に食べましょう。

 

・食物繊維:糖の吸収を遅らせる働きがあります。

・たんぱく質・脂質:胃腸でバリケードとなって、ブドウ糖の吸収がゆるやかになります。

 

●NG行為

・大量に食べる

・糖分、糖質の多い食事

・早食い

 

糖尿病は血糖値の上昇からはじまり、糖尿病治療も血糖値との戦いです。眠気やだるさも食後のブドウ糖の吸収に関わるものです。糖尿病治療のためにも、まずは糖分を控え暴飲暴食を避けましょう。

 

 

なんだかいつも眠い・・・糖尿病と低血糖の関係

◆糖尿病とインスリン

糖尿病になると高血糖の状態が続き、それが引き金でさまざまな合併症を引き起こすため、食事管理や運動療法による血糖コントロールが糖尿病治療の基本になります。インスリンは血糖値のバランスを保つために、すい臓のβ細胞で必要に応じて作られ、分泌されるのですが、糖尿病になるとインスリンの分泌が止まってしまったり、働きが弱くなったりすることで血糖値が下がりにくくなってしまいます。 食事療法や運動療法でも血糖コントロールがうまくいかない場合は、薬物によりインスリンの分泌を促進したり、インスリンそのものを注射することにより、血糖値を下げるという治療をおこないます。

 

◆低血糖に注意!

血糖値を1日のリズムに合わせてきちんと低下させるために、糖尿病治療ではしばしば薬物療法やインスリン投与などをすることがあります。問題点は、普通の人のインスリンの分泌は一定ではなく、運動や食事の内容によっては、薬が効きすぎたり、インスリンの量が多すぎたりして、逆に低血糖になってしまうことがあるということです。2型糖尿病患者の半数が低血糖の症状を経験しているといわれていますが、重症低血糖を経験することで、心血管系の病気を発症するリスクが高まり、死亡率が上がったという研究結果があります。厳格な血糖管理が、逆に死亡率を上げてしまうということです。もちろん、血糖コントロールをしなくていいというわけではなく、重症低血糖を起こさずに血糖コントロールをすることが非常に大切だということです。

 

◆低血糖の症状がでたら

糖尿病患者の場合、低血糖になったときに血糖値を上げるために分泌される、拮抗ホルモンの分泌にも問題がある場合が多く、低血糖の状態がそのまま続いてしまいます。低血糖の症状がでたら、すぐにブドウ糖や砂糖を、できれば吸収率の良いジュースのかたちで摂取することが望ましいといわれています。ノンカロリーの人工甘味料が入ったジュースは、あまり効果が期待できないので注意が必要です。低血糖の症状には段階があり、以下のようになっています。

 

68mg/dl(血糖値低下に伴い、拮抗ホルモンが分泌され、血糖値を上げる)

眠気、だるい、頭痛、あくび など

 ↓

53mg/dl(自律神経が低血糖の警告をしている状態)

発汗、手足の震え、身体がほてる、動機、不安感、吐き気、空腹感 など

 ↓

48mg/dl(脳細胞が正常にはたらけなくなっている状態)

集中力の低下、眠気、錯乱、めまい、疲労感、ろれつが回らない、複視 など

 ↓

意識障害(なんの前触れもなく、この状態になる場合もあるので注意が必要)

 ↓

低血糖昏睡(最悪の場合は死に至ります)

 

このように重症の低血糖症状は死に至ることもあるため注意が必要です。薬物療法やインスリンの投与を受けているひとは特に注意が必要なので、低血糖の症状が一度でも出た場合は、薬の量や使用するタイミングなどについて納得がいくまで医師と話し合いましょう。また、いつ低血糖がでるかわからないため、念のため常にブドウ糖などを携帯しましょう。

※参考

糖尿病ネットワーク:[http://www.dm-net.co.jp/calendar/2012/019001.php]

国立国際医療研究センター研究所:[http://www.rincgm.jp/?release=%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85%E7%A0%94%E7%A9%B6%E9%83%A8%E3%80%80%E5%BE%8C%E8%97%A4-%E6%B8%A9%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%93%A1%E3%83%BB%E9%87%8E%E7%94%B0%E5%85%89] 

 

(Photo by: [http://www.photo-ac.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-10掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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