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歯の神経の痛みが原因で頭痛が?!治療後の注意点は?最新の『歯髄温存療法』

歯医者の話になるとたびたび『歯の神経』という言葉が出てくることがありますよね。最近歯の神経取ることになって…などの話を聞いたことのある方もいるはずです。

そんな歯の神経ですが、歯の神経とは一体何なのか、そして歯の神経の痛みとはどんなものなのでしょうか。

  

●神経の痛みは歯髄の痛み

歯の神経というのは歯にある歯髄の中に存在しています。歯髄には神経の他に血管も通っており、血管によって歯に栄養を送ったり、歯から不要物を受け取ったりという全身の流れの一部が作られています。

一般的に歯の神経を取る、歯の神経が痛むという場合はこの歯髄に問題が起きたときを指しています。

  

●歯髄の痛みは最も強烈!

歯の痛みとして最近よく知られているのが知覚過敏による象牙質の痛みです。これは歯のエナメル質が削り取られてしまうことで起きる痛みですが、歯髄の痛みは象牙質の痛みよりもはるかに強烈と言われています。

歯の神経が入っている歯髄の痛みの特徴は『ズキズキ』と心臓の音に合わせたように痛むということです。心臓が鼓動するたびに痛みも一緒に鼓動していると感じる方が非常に多いです。

痛んでいる歯髄に食べ物が入ってきたり、上の歯と下の歯が咬むことでぶつかったりするとますます痛みます。

  

●頭痛がする?

虫歯の末期的な症状として神経の炎症があります。虫歯があまりにも進行すると神経の炎症を起こして周辺にも痛みが広がることがあるのです。

そのため、歯の神経の痛みによって頭痛や耳の痛みを訴える方も多くいます。耳については耳の表面というよりも奥の方、頭が痛いのか耳が痛いのかわからないくらいの場所が痛むケースが大半です。

 

歯髄に入っている神経に虫歯菌などが入り込んだ時に起きる痛みは、歯の痛みの中でも強烈と言われています。

神経が炎症を起こしていると付随症状として頭痛や耳の痛みが出てくることもあるのです。痛みが続く場合、歯医者で診てもらうようにしましょう。

 

 

 

虫歯治療で神経を抜くときすることは?術後の注意点は?

虫歯治療で歯の神経を抜く、歯の神経に治療をしなければならないと言われた時に、どうやって抜くんだろうと思った方はいませんか?虫歯の治療のために歯を抜く方法を見ていきましょう。

 

●歯を削って神経を取り、薬を入れる

虫歯治療で歯を抜かなければならないときというのは相当虫歯が進行しているときです。専門的にはC3、C4などの状態です。

虫歯菌が歯の神経にまで達しており痛みがひどい、体内に虫歯菌が入り込む可能性があるので歯の神経を丸ごと抜く治療が選択されることもあります。

歯の神経を抜くときはまず歯に穴をあけて神経を見える状態にします。

そして小さなやすりのようなものを神経に入れてやすりがけをしていきます。これで歯の神経が取り除かれます。神経治療は回数を必要とする場合があり、個人差があるようです。

終わってからすぐに詰め物をする場合もありますが、仮の詰め物と薬で対応し、後日正式な詰め物を入れる治療が多いようです。

 

●治療時間は約30分が目安

最初に麻酔をするときから、歯を実際に抜く段階、最後に薬を入れる段階まですべてを合わせても治療時間は歯1本につき30分程度です。

それほど時間のかかる施術ではなく、思ったよりもあっという間に終わってしまったと感じる方も多いようです。

正式な詰め物をする場合にはもう少し時間がかかることもありますが、いずれにしても1時間以上になるケースは滅多にありません。

 

●術後は逆側で噛んで!

一般的な虫歯の治療でも言えることですが神経を抜いた歯の場合にも正式な詰め物を入れるまではその歯を出来るだけ使わないようにしてください。

また、施術30分以内は仮の詰め物が取れやすくなっているので口の中に食べ物を入れないでください。

 

虫歯治療で神経を抜くときには歯を削って神経をやすりがけしていきます。その後、仮の詰め物や薬を入れるのが一般的です。

治療時間は30分と短めで、術後の注意は正式な詰め物を入れるまで施術側の歯で噛まないということです。

 

 

神経を抜く虫歯治療は時代遅れ!?最新の『歯髄温存療法』とは?

 

【歯の『神経を抜く治療』は、他の歯の状態を悪化させる? 

これまで虫歯治療と言えば、主にドリル(回転器具)を使用して病変部を削り、状態が重度であれば『根管治療(虫歯が歯髄まで進行している際に、神経を抜く)』が行われていました。しかし、現在では神経を抜くことは周囲の歯へ虫歯・歯周病を促進させ、悪化させる可能性があるとして『レーザー』での治療が勧められているところも徐々に増加してきています。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

 

『歯髄』には虫歯や刺激から歯防御する機能が備わっている 

近年、歯の防御機構の仕組が解明されるにつれ、日本歯科医師会は『う蝕治療ガイドライン』において従来の治療方針を見直し『できるだけ削らず、抜かず、温存する』方法に変更を行うことが必要であるとしています。

 

『歯の神経を抜く』ことも同様に見直しが必要であり、歯の根幹にある『歯髄』には神経・血管が含まれていて修復作用があり、損傷部にカルシウムを定着させて、菌の進入を防ぐ機能があることが分かっています。また、歯髄の血管より水分が供給されることで、歯に弾力性を与え抜けにくい歯となることが報告されています。

 

<歯髄温存療法について>

この具体的な方法としては『歯髄温存療法』があります。これは、従来の虫歯治療で行われていた『歯の病変部とその周辺の歯質を十分に除去する』方針から、最小限の『麻酔なしで痛みを感じない範囲の除去に留める』というものです。治療の手順は以下になります。

 

1)ドリル・又はレーザーにより虫歯の除去を行う(最小限の範囲で)。

2)表面に薬を置いて仮の封をし、残った部分の無菌化・再石灰化を促す。

3)1~3ヶ月後に仮の封を取りチェックし、状態に改善が無ければ4回まで同様の処置を行う。

4)再石灰化したら『コンポジットレジン』という歯科用プラスチック・セメントで最終的な封を行う。

 

削らないで治す、最新治療とは? 

前述の『削らない』治療には、次の3点が注目されています。『レーザー治療』『オゾン治療』『エアアブレーション』

  

◆レーザー治療

虫歯の除去+歯周ポケット内の細菌を死滅・無毒化させる。

 

 

◆オゾン治療

オゾンによって虫歯菌を殺すことで、損傷を最小限に抑える。 

 

 

◆エアアブレーション

小さな虫歯を吹き飛ばして治す。

 

⇒但し、レーザー治療は、病変部の細部を正確に削り取るのには不向きなため、単独ではなく注射麻酔と回転器具の併用によって治療されるのが一般的なようです。

 

 

レーザー治療で期待できる効果とは? 

レーザーは各組織によって種類を使い分けますが、主に1)固体レーザー(ヤグレーザー(YAG))、2)ガスレーザー(炭酸ガスレーザー)3)半導体レーザーなどがあります。固体レーザーのみが硬組織にも使用することが出来ます(軟組織:歯肉・粘膜、硬組織:歯・骨・歯石)。主な効果は以下になります。

 

【<レーザーによる治療効果>

 

「「◆殺菌効果

瞬間的な高温が細菌を一瞬で蒸発させ、虫歯・歯周病菌などの細菌が原因でおこる病気に効果が期待できる。 

 

 

◆止血効果

組織の瞬時の蒸発によって、歯肉の切除後も出血が起こりにくく、止血+殺菌効果が同時に得られる。術後も痛みが出にくい。 

 

 

◆麻酔効果

麻酔をしなくても治療できる範囲が増えることがある。ただし一般的な注射麻酔ほどの強い麻酔効果ではない。

 

 

◆歯の切削効果

浅い程度であれば単独でも歯を削ることは可能だが、回転器具で削る場合よりもかなり時間がかかる。

 

最後に

レーザー治療の費用に関しては、現在保険請求ができないため、自費負担となっています。しかし厚生労働省の指針によって、今後主な治療法として確立される可能性もあるので、今後の動向に期待したいところです。

 

(Photo by: [http://www.photo-ac.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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