カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 美容・ダイエット >
  3. 美肌・スキンケア >
  4. 化粧品成分 >
  5. 『経皮毒』は身近に存在している?その真偽について~実例から考える

美容・ダイエット

『経皮毒』は身近に存在している?その真偽について~実例から考える

日用品の添加物から『経皮毒』は生じている?

 前回の記事【『経皮毒』は存在する?その真偽について~経皮吸収の基本では、経皮毒や経皮吸収について取り上げましたが、今回は具体的な例を元に考えて行きたいと思います。

経皮毒において問題とされている物質は、『ラウリル硫酸ナトリウムやPG』などの添加物です。

ここでは、ラウリル硫酸ナトリウム(シャンプー等に含有)についてその性質から経皮毒が生じやすいかを見て行きたいと思います。

 

<ラウリル硫酸ナトリウム>

◆分子量約300程度

◆両親媒性

◆皮膚接触時間(シャンプー)・・・平均して1~2分程/回

◆使用状況・・・入浴中につき皮膚に水分が付着している状態 

 

上記の条件から考えると通過されやすいと言えます。

また、加えて【1)子供や高齢者で2)皮膚疾患があり、3)長時間付着している】という条件が加わればより吸収促進されると言えます。

 

最も問題とされているのは、皮膚との接触時間でありシャンプーなら平均して1~2分程の間であると考えられるので、吸収されるとしても健康に影響が無い程度の微量であるかと思われます。

⇒しかし、皮膚との接触時間が平均して1~2分程の間であれば、吸収されるとしても健康に影響が無い程度の微量であるかと思われます。

 

吸収された物質はどの程度残留するのか?

まず、薬物動態という観点から考えてみた際に、物質の体内『蓄積性』とは『単回の試験投与が行われその消失半減期の長さから割り出されるもの』であるということですが、

 

平均的に半減期が50時間以上長くなると蓄積の可能性高くなるといわれています。

しかし、ここでいわれている『蓄積性』とは、『次回投与が行われるまでの体内血中濃度のこと』を表しており、ステロイド剤などの残留性が高いと思われる薬剤であっても『代謝され完全消失する』ということが基本であるようです。

例)ニコチンパッチ⇒半減期は約30分、1時間後に残存量はほぼ0%になると言われている。

 

<仮に体内蓄積されるという前提である場合どうなるか?>

また、仮に体内蓄積が行われるとしても、添加物は経皮吸収剤のように吸収促進させる加工などが施されていないので、上記添加物がその吸収率を上回ることは考えにくいと思われます。

従って、『経皮毒』に関しては、過剰に心配する必要がないのではという結論に達しました。

 

最後に

経皮毒は、合成物質をなるべく摂らないという考えによってある程度の距離を持って上手く活用できれば良いものだとも言われています。しかし、過剰に反応することでかえってストレスになったり、行き過ぎたオーガニック嗜好から健康被害にあったりということも起こりえます。

重要なのは、正しい化学物質についての理解と、信頼できる機関からの情報を得ることではないかと思います。

 

(参考ホームページ:マルホ株式会社/ぬり薬の薀蓄、三宅婦人科内科医院・ちょっと専門的ですが、管理薬剤師.com/薬の正しい使い方、バイオサイエンスのためのアイソトープ測定機器/全身オートラジオグラフィとガイドラインの歩み)

(Photo by pixabay)

 

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

化粧品成分に関する記事

本当に安全なの?気になる化粧品成分の安全性検査の方法と内容とは?

  化粧品の安全性は、国内では動物や実験用の細胞などで確認されています。   ...

柑橘類の精油を付けて外出は危険な場合も?!『光毒性』とは?

  肌につける柑橘系の香り成分には注意が必要?   『精油』と言うと、...


界面活性剤について正しく知ろう!

  『植物性』界面活性剤は、『石油由来』である?!   化粧品を使用している方...

美白に効果的な成分はなに?化粧品の成分表示をチェックしよう

厚生労働省が薬用美白成分として認めたもの(2010年9月30日現在)●4MSK(...

カラダノートひろば

化粧品成分の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る