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生活習慣病

羊水が多い?胎児が大きい?糖尿病患者の妊娠に伴うリスク

  

妊娠糖尿病と糖尿病 

以前はあいまいだった、「妊娠糖尿病」と「妊娠中に発覚した糖尿病」ですが、2010年に世界基準が設けられ、妊娠中に発覚した明らかな糖尿病は妊娠糖尿病に含まれないことになりました。妊娠初期と中期に妊娠糖尿病の検査が行われますが、その結果が妊娠糖尿病の基準よりやや高いものは「明らかな糖尿病」と診断されます。妊娠時に診断された明らかな糖尿病は以下の基準を満たすものになります。

 

1. 空腹時血糖値≧126mg/dl

2. HbA1c≧6.5%

3. 確実な糖尿病網膜症が存在する場合

4. 随時血糖値≧200mg/dlあるいは、75gOGTTで2時間値≧200 mg/dlの場合は空腹時血糖かHbA1cで確認し1、2の基準を満たした場合


(出典:日本糖尿病・妊娠学会:[//www.dm-net.co.jp/jsdp/]) 

 

糖尿病患者の妊娠におけるリスク 

糖尿病の方の妊娠・出産は可能ですが、普通の方よりも多少のリスクを背負うことは事実です。たとえば、妊娠中に血糖コントロールがうまくおこなわれていない場合の胎児への影響は、奇形、巨大児、出生時の低血糖、呼吸障害、低カルシウム血症、黄疸などです。

血糖コントロールをしっかり行えば、ほとんどのリスクは低下しますが、奇形に関しては妊娠初期の血糖コントロールの状態が影響しますので、受胎してからしばらく妊娠に気が付かなかった場合などにはリスクが高まるといえます。

 

ある研究では、奇形は妊娠7週までに決まると言われています。血糖コントロールがうまくいかない場合は、羊水過多や流産、早産にもつながるため、妊娠中は必要であれば入院し、医師の管理のもとでしっかりと血糖管理をおこなうことが必要になります。

 

糖尿病患者が安全に妊娠・出産するために 

糖尿病患者が安全に妊娠・出産するためにはしっかりと、妊娠前から血糖コントロールをすることが大切です。また、糖尿病腎症や網膜症などの合併症を併発している場合、妊娠により悪化してしまう可能性があるので、しっかりと治療してから受胎することが大切です。

ですので、糖尿病の方が妊娠を考えている場合は、母子ともに健康に出産を終えるために、計画妊娠が必要不可欠です。医師ともしっかりと相談し、健康な赤ちゃんを産むための、しっかりとした事前準備と妊娠中の心構えが必要になります。

 

このように、糖尿病の方が妊娠・出産を安全におこなうためには妊娠前からの事前準備がとても大切になります。糖尿病合併妊娠でいちばん問題視されている奇形についても、妊娠前からの血糖コントロールによって防ぐことができます。妊娠を希望される糖尿病の方は、しっかりと計画的な妊娠をしましょう。

 

(Photo by: [//www.irasutoya.com/2012/12/blog-post_7894.html])

著者: fuji-444さん

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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