カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 育児・子供の病気 >
  3. 病気と症状 >
  4. >
  5. 子どもの「過敏性腸症候群」が増えている?

育児・子供の病気

子どもの「過敏性腸症候群」が増えている?

「過敏性腸症候群」といえば、大人ではストレスが主な原因で引き起こされる胃腸の疾患のことです。しかし近年、子どもの間で過敏性腸症候群が増えているといいます。どのような症状なのでしょうか。症状と原因についてまとめました。

 

炎症はないのにあらわれる胃腸症状

過敏性腸症候群は、腹痛や腹部の膨満感、排便回数の増加、便秘や下痢といった腹部の症状が起こる慢性の腸の機能的疾患です。「機能的」というのは、腸管に明らかな炎症や腫瘍などの病気はなく、腸管のはたらきに問題があるという意味です。

 

食べ物を食べると、腸は便を送り出すように蠕動運動とよばれる拡張と収縮を繰り返します。

 

過敏性腸症候群の場合は、自律神経の失調や精神的なストレスなどのさまざまな影響によって、拡張と収縮がうまくいかなくなったり、反対に消化管運動が異常に高まったり、内臓が知覚過敏になることで少しの刺激でもお腹が痛くなったりします。

 

子どもの腹痛を起こす病気としてはもっとも頻度の高いもののひとつで、ストレスとの関係が深い病気としてもよく知られています。

 

トイレが近い、腹痛が心配

「授業中におなかがゴロゴロする」、「トイレ(大)に頻繁にいかなければならず、ほかの子の目が気になる」「便秘でおなかがぱんぱんに張っているけれど、授業中におならをするわけにもいかずつらい」「先生にお腹が痛くても告げることができず、痛くなったらどうしようと心配になって、よけいお腹が痛くなる」といった悩みが、小学生や中学生の間で増えています。

 

心配になって受診したら急性胃腸炎などと診断され、整腸剤を処方されたものの、下痢が治ると便秘になるなど症状が改善しないことや、下痢と便秘を繰り返してから「過敏性腸症候群」と診断される場合もあります。

 

また、検査をしてもどこも悪くないため、親から「仮病なのでは?」「ウソをついているのでは?」と疑われて苦しむケースもあるようです。

 

気になる低年齢化

過敏性腸症候群が疑われる胃腸症状をもつ子どもは、小学生よりも中学生、中学生よりも高校生に多いといわれてきましたが、近年、低年齢化が目立つようになっています。

 

低年齢児からのストレス過多で起こる小児心身症のひとつとして、過敏性腸症候群が挙げられているほか、ファストフードやインスタント食品、高脂肪食といった偏った食事による小児生活習慣病のひとつとしても過敏性腸症候群が指摘されています。

 

過敏性腸症候群は、働き盛りの社会人に多い疾患ですが、小中学生からの発症が増えており、症状が気になりつつも受診していない子どもも半数から2/3程度いるといわれています。

 

身近な胃腸炎のひとつとして、認識しておきたい病気といえそうです。

Photo by://www.ashinari.com/

著者: seasideさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

腸に関する記事

ストレスが原因であることも多い~過敏性腸症候群

    過敏性腸症候群は、慢性的な下痢や便秘の症状があり、検査をしても他...

子どもが腸重積症!?異変に気づいたらすぐに病院へ!

腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)という病気をご存知ですか?   腸重積症とは...

腸の体験談

白い便・ロタウイルス!?

先日の気管支喘息から食欲が無く、ぐずる日が続いています。 珍しく朝からウンチをしたようだったのでオ...

小腸狭窄その後

退院後の追記を少々。 家に帰ってからも、母乳だけという事はなく、エレンタールという栄養補水液のよう...

カラダノートひろば

腸の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る