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気になる病気・症状

中耳炎の痛み、耳抜きで解消しよう!急性中耳炎の原因は一体何?破れた鼓膜は「鼓膜形成術」で細菌感染の予防が必要!

風邪をひいたあと、耳がつまったような感覚になったことはありませんか?

もしかしたら中耳炎かもしれません。

悪化する前に耳の換気をしましょう。

 

中耳炎とは?

風邪のウイルスが鼻水から感染し、鼻腔を通って耳の奥にある中耳(ちゅうじ)に入っておこる炎症です。

鼻から中耳までの距離が短い赤ちゃんや子供に多く見られます。

また大人でも、鼻腔が狭く中耳の空気が通りにくいと発症しやすいです。

 

炎症によって中耳から湧き出た膿みが中耳にたまって起こります。

音が聞こえにくくなり、耳がつまったような感じになります。

急性中耳炎から移行することもあります。

 

耳管狭窄症

鼻のもっとも奥から耳に通じる管があり、これを「耳管」と言います。

耳管は非常に狭い管ですが、これを通って耳の空気が鼻に抜ける管の役割をしています。

 

しかし、この耳管が何らかの理由(腫れているなど)で閉塞してしまった状態を耳管狭窄症といいます。

すると耳の中の体液が、中耳内に溜まってしまいます(滲出性中耳炎)。

 

耳抜き

耳管狭窄症になってしまったら、耳管の換気をすることで割と楽に症状を改善することができます。

 

耳抜きのやり方

あごを動かすことで耳管を広げ、換気を促します。

・飴をなめる

・ガムをかむ

 

(1)口を閉じて、鼻をしっかりつまむ

(2)軽く鼻をかむように息を出す

(3)だんだん鼻腔内の気圧が上がり、耳管に空気が入る

 

少しでもおかしいなと思った時は、そのうち治るだろうと軽視せず、悪化する前に病院へ行くことがとても大切です。

 

 

急性中耳炎を治すために必要な期間はどれくらい?

急性中耳炎では耳の奥の中耳という部分に膿が溜まり、鼓膜に炎症が起きるのが特徴です。

普通の鼓膜は人間の肌の色とあまり変わらず、そこに皮が張り付いているような感じですが、急性中耳炎になると全体が赤くなります。

小さな子は、耳の内部の管が短いなどの理由から大人よりも急性中耳炎にかかりやすく、中耳炎患者100%のうち3歳以下の子が80%以上とも言われています。

 

●治療期間は10日前後

急性中耳炎が異常なほど悪化している場合を除けば、治療期間は大体10日から14日前後が目安となります。

急性中耳炎だけで治ればよいのですが、その後膿が溜まり続ける滲出性中耳炎になった場合は治療に1-6ヶ月かかります。

 

●薬と鼓膜切開の治療

中耳炎の代表ともいえる急性中耳炎は、ほかの中耳炎と基本的に治療方針は変わりありません。

急性中耳炎の原因となった菌に対抗するための薬の服用、そして鼓膜切開で溜まった膿を出す治療法が行われます。

膿が多く溜まっているときや発熱がひどい場合などは、出来るだけ早く鼓膜切開を行うことが多いです。

鼓膜切開については、積極的に取り入れる医師と出来るだけ行わない医師がいるので、病院の治療方針を事前に訊ねてみてください。

 

●鼻の病気があると治療が長引く

急性中耳炎から滲出性中耳炎への移行や、急性中耳炎の治療が長引く原因に、鼻の病気があります。

アレルギー性鼻炎や蓄膿症などにかかっていると、鼻が悪いせいで耳にも影響し、なかなか急性中耳炎が治らないのです。

鼻の方の治療もするので、結果的に急性中耳炎の治療期間も長引いてしまうと考えてください。

 

急性中耳炎の治療期間は10-14日ですが、それを過ぎてもしばらくは注意が必要です。

風邪に気をつけることはもちろん、鼻すすりなども控えさせましょう。

 

 

何度も急性中耳炎を繰り返してしまう…急性中耳炎の原因は一体何?

急性中耳炎は痛みを伴う耳の病気で、発熱やめまいなども症状として出る場合があります。

さまざまな不快な症状を引き起こしているのは耳の炎症、そして耳の中に膿が溜まっていることの2つです。

根本的な原因はウィルス感染によるものが多いとされています。

 

●急性中耳炎を繰り返すことがある?

急性中耳炎は1度かかったらそれで終わりということではなく、何度でも繰り返してしまう危険性があります。

急性中耳炎を何度も繰り返すタイプの中耳炎を反復性中耳炎と呼んでおり、反復性中耳炎は2-3歳の子に見られやすいです。

急性中耳炎は3-4歳に見られやすいので、もう少し小さい子が急性中耳炎を繰り返す傾向にあるといえます。

 

●免疫系の弱さが原因か

小さい子の方が急性中耳炎を繰り返しやすいことから、反復性中耳炎の原因は免疫系の弱さにあるのではないかと言われています。

人間の体は、大人になるにつれて徐々にさまざまなウィルスへの対処法を学んでいきます。

逆に言えば小さいころは、大人がかからないようなウィルスにも反応して病気になりやすいです。

免疫が弱いため、急性中耳炎が治りかけてきたときにあらたなウィルスに感染、という流れが何度も繰り返されると予測できます。

 

●大人でも急性中耳炎を繰り返す!

大人でも免疫が異常に弱っている場合などには、急性中耳炎を何度も繰り返すことがあります。

また、仕事などが忙しく完全に急性中耳炎が治らないうちに薬や通院を止めてしまうことも、大人の急性中耳炎反復の原因となります。

 

急性中耳炎が何度も反復する背景には免疫の弱さがあり、大人だとそれにプラスして生活上の注意不足といったケースも見られます。

耳の中を頻繁にいじる、ウィルス感染しやすい場所にいても注意していないなどです。

 

 

慢性中耳炎で破れた鼓膜は「鼓膜形成術」で細菌感染の予防が必要

「鼓膜形成術」で細菌の再感染の予防が必要 

中耳炎になった際に中から膿が滲出し、鼓膜に穴が開いてしまった、というお話を聞いたことありますでしょうか?多くは鼓膜が破れると聞こえなくなるのでは、と思われるかもしれませんが、聞こえが悪くなるという状態ではあるものの聴力は存在します。しかし、穴が開いたままになっていると、細菌の侵入などが防げず化膿を起こしてしまう恐れがあります。

 

慢性中耳炎などに羅患している場合などは、穴が開いていることによって、膿が溜まらず、痛みはありませんが耳だれが生じ、また抗生物質で治療しても、穴が開いていることで、細菌の再感染の可能性があります。この場合、自然治癒を待って放置せず、再建手術「鼓膜形成術」を受けることが薦められています。ここでは、その鼓膜形成術についてご説明したいと思います。

 

耳はどのようなメカニズムで聞こえているのか? 

手術についてご説明する前に、まず耳の構造と聴力の仕組みについて考えてみたいと思います。

 

耳の構造は、外耳、中耳、内耳に大きく分けられます。鼓膜の奥に「中耳腔」という空間があり、ここに鼓膜の振動を内耳に伝える3個の骨(耳小骨:ツチ、キヌタ、アブミ骨)が存在します。外耳から入った音は鼓膜を振動させ、それが耳小骨を伝って内耳に入ります。内耳の蝸牛部分にある蝸牛神経が振動を感じ取り、その信号が脳に伝わって「聞こえる」状態になります。鼓膜は音を受け取って、奥(中耳、内耳)へ伝える重要な働きをする部分であると言えます。また、鼓膜は丈夫な構造を持ち、中耳に水や挨、あるいは細菌が侵入するのを防いでいます。

 

鼓膜に穴が開くとどうなるか?

慢性中耳炎を患った方などは、鼓膜に穴が開いたままずっと塞がらず、音をうまく受け取ることができなくなってしまいます。その結果、難聴になったり、また穴が常に開いて鼓膜のバリアが無いことで、上記でも述べましたが細菌が侵入して炎症を起こし、耳だれが頻繁に出たりということが起こります。この場合、「鼓膜形成術」による再建術が有効になります。

 

手術の実際の順序について 

<鼓膜形成術の手術の順序>

1)耳の中に麻酔液に浸した小さな綿を2~3個入れて、その後ガーゼを入れて鼓膜と外耳道の麻酔をします。

 

2)15~20分後耳の後ろに痛み止めの注射をします。電気メスなどで、皮膚を約2~3cm切開し、そこから鼓膜の穴をふさぐための組織を採取します(3~4針の縫合で、耳の後ろなので傷はほとんど目立つことは無いようです)。

 

3)鼓膜の穴のまわりを麻酔したあと清掃し、最初に採取しておいた組織(皮膚)で穴をふさぎます。

 

4)「フイブリン糊」という接着剤を使って、皮膚片がずれないように固定し、手術を終えます。

 

手術後について

鼓膜再生には、術後から数ヶ月掛かるということですので、最初の期間(2週間程度)は鼻を強くかまない、激しい運動は避けるなど、刺激を避けることが必要です。傷口が落ち着くまでは、飲み薬や点耳薬を使用して経過を見ます。

 

最後に

慢性中耳炎は、その感染を繰り返している間に聴力の低下が進行してしまう場合もあります。またひどい耳鳴りが生じることもあり、出来る限り早期の治療を行うことが勧められています。

(photo by http://www.ashinari.com/2012/09/27-370775.php

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-06掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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