育児
子どもの布団をあたためる際に気を付けたいこと
冬本番。夜をポカポカと心地よく過ごしたいために、湯たんぽや電気毛布などが登場する季節です。子どもの布団をあたためるためには、電気毛布とゆたんぽ、どちらが良いのでしょうか?どのように使うと良いのでしょうか。気になるギモンと注意点についてまとめてみました。
電気毛布は子どもには不要
冷たい布団に入るのはイヤなもの。電気毛布で布団があたたまっていると、とても幸せな気持ちになります。でも、それは大人の話。子どもには電気毛布は必要ありません。むしろ、子どもに電気毛布を使用するデメリットのほうがたくさんあります。
●電気毛布が脱水症状を引き起こす?
夜、寝ている間は、ひとのからだは体温を低く抑えることで基礎代謝量を少なくしています。燃費を最小限にすることで、何時間も水も飲まずに過ごすことができるようになっているのです。
からだが体温を低く維持しようとしているときに、電気による熱を外部から与え続けるとどうなるでしょうか。
からだはもっと体温を下げる必要があると感じて汗をかきます。また、体温がさがらないため基礎代謝量が減らず、水分ばかりが減って脱水傾向になります。
これが、電気毛布をつけたまま寝た朝、のどが渇いていたり、からだがだるかったりする原因です。大人よりも体温調節機能の未熟な子どもには、電気毛布は使用しない方が良いといえます。
湯たんぽは眠ったら外す
冷たい布団に入ったとき、とくに冷たさを感じる足先があたたかいと、それだけで気持ちよく眠れるものです。眠りに落ちるときは、体温調節中枢のはたらきにより放熱が起こるため、本来は手足があたたかくなるものですが、冬場は手足が冷えていて眠りづらくなることがあるため、足先が温かいと眠りやすいのですね。
足先を温めるのに最適なのは、なんといっても湯たんぽ。子どもに湯たんぽを使う際は、入れたままにしないことが肝心です。
湯たんぽに長時間足が触れたままになると、局所的に重度のやけどを負う低温やけどになる危険性があります。子どもが布団に入った際か、子どもが寝入ったのを見計らって布団から取り出し、親の布団用に移し替えましょう。
本来、ひとのからだは自分で布団を温められるものです。最初は寒くても次第に自分の体温で布団があたたまり眠れるように、子どものうちは何も使用しないというのもひとつですね。
著者: カラダノート編集部