育児
入浴が乾燥肌の原因に?注意したい子供の冬のお風呂の入れ方
ぐっすり眠ることは風邪予防にもとても大切。そのためにはお風呂で冷えた体をじっくり温めたいものです。
しかし、毎日の入浴が乾燥肌の原因となり、かゆみなどの不快な症状を引き起こすことにつながるケースがあります。ここでは冬場の子どもの入浴で気を付けたい点についてまとめてみました。
洗いすぎに注意!
毎日シャンプーし、ボディソープを付けたタオルやスポンジで体を洗っていませんか?じつは、からだについている汚れのほとんどは水溶性です。お風呂のお湯に浸かるだけでほとんど落ちてしまいます。
石鹸で洗う必要があるのは、胸や脇、背中など脂っこい部分や、汚れの気になる陰部の周囲です。しかも冬場は空気が乾燥し、肌も乾燥しています。夏場と同じように腕や脚も石鹸で洗っていると、肌の表面を保護している皮脂が不足して乾燥肌の原因となります。
汚れの気になる部分や、汗をかいた首周り、背中周りは石鹸を手に付けて優しく洗い、それ以外の部分を週に1~2度石鹸で洗うようにするだけで、十分清潔を保つことができます。
子どもの乾燥肌が増えています
小さい子供の乾燥肌に悩むお母さんが増えています。乾燥肌が悪化すると、全身に強いかゆみがでて眠れなくなったり、入浴のたびにじんましんがでたりするなど、辛いトラブルに発展することもあり、一度過敏になった肌を落ち着かせるには長い時間がかかることがあります。
乾燥肌をまねく原因はさまざまですが、お風呂での洗いすぎも原因のひとつです。入浴時に洗いすぎないことが大切です。
お湯の温度と浸かる時間に注意!
冬場は寒いのがつらくて、ついついお湯の温度は高く、お湯に浸かっている時間は長くなりがちです。しかし、熱すぎるお湯に長時間浸かることは、皮膚表面の皮脂を溶かし、角質層が緩む原因に。この状態でからだを石鹸やタオルで洗うと、乾燥肌を引き起こします。
また、お湯に浸かることによって皮膚の下にある毛細血管が拡張しますが、この際、熱刺激が原因となって肌にかゆみやじんましんを引き起こすことがあります。肌がデリケートな子どもは特に、熱すぎるお湯に長時間浸かることは避ける必要があります。
お風呂あがりは即、保湿!
お風呂上りの肌はしっとりと潤っているように感じますが、肌の表面から水分が蒸発する際に、一気に肌は乾燥していきます。お風呂上りは、体が冷える前に保湿してあげましょう。目安としては5分以内です。
市販の保湿クリームなどで全身を保湿し、とくに乾燥や肌荒れの気になる部分にはワセリンやホホバオイル、馬油のような油脂でカバーすると保湿効果が高くなります。
いちど乾燥肌が悪化すると、自然にうるおいを保てる健康な皮膚に回復するまでには長い時間がかかることがあります。からだが本来持っている皮膚のバリアを崩さないように、湯温と入浴時間、からだの洗い方に気を付けて行きたいですね。
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著者: カラダノート編集部