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育児

ニコチン入り母乳を赤ちゃんに…授乳期の喫煙のこわい弊害とは?

妊娠中、タバコは絶対に吸ってはいけない禁忌項目に指定されているため、ほとんどの女性が禁煙します。

しかし、出産後に再び喫煙を開始してしまう女性が多いといわれています。

 

たばこを吸いながら授乳すると、どのようなことが起こるのでしょうか。

ここでは、ニコチンを含む母乳を赤ちゃんが飲んだ際の影響についてまとめてみました。

 

ニコチンがからだに与える影響

●ガンの増加

タバコには発がん性があることがわかっており、成人の喫煙者のがんによる死亡率は、非喫煙者に比べて喉頭がん32倍、肺癌4.5倍、口腔癌3倍など、呼吸器のがんの死亡率が目立って高くなります。

また、全身のがんも1.7倍ほど増加します。

 

放射能よりも食物中の薬品や添加物よりも強い毒性を、直接母乳を介して赤ちゃんに与えることになり、将来の発がんリスクを増加させます。

 

●発達の遅延、不良

ニコチンには血管を収縮させ、血流を滞らせる作用があるほか、中枢神経系に作用し興奮や鎮静などの作用を与えます。

 

受動喫煙に関する研究では、受動喫煙が多い子どもの知的発達の遅れや呼吸器疾患の増加、アトピー性皮膚炎やアレルギー性疾患、腸内の善玉菌の減少といった症状が認められています。

 

母乳から乳児へのニコチン移行による影響は、個人差が大きいことや研究自体が難しいことから、あまり解明されていない面もありますが、母乳中には母親の血液中よりも1.5~3倍のニコチンが含まれるといわれています。

 

怖いニコチン依存症

ニコチンは依存性の極めて高い薬物で、ヘロインやコカインといった麻薬よりも依存性が高いとされています。

さらに、喫煙開始が早ければ早いほど依存度は高くなり、ニコチン依存からの脱出は困難になります。

そのため、喫煙者の母親のもとで育った子供には、早期からの喫煙者が多くなるといわれています。

 

●赤ちゃんにあらわれるニコチン依存症状

タバコをやめるのが難しいのは、ニコチンに極めて高い依存性があるためです。

喫煙者は血液中のニコチン濃度が低下してくると集中力が低下したり、気分が落ち着かなくなったり、ストレスを感じるようになります。

 

これと同じことが、言葉を話せない赤ちゃんにあらわれるとどうなるでしょうか。

不機嫌、落ち着きがない、眠れない、嘔吐、下痢などの症状が現れるとされています。

 

喫煙している母親が母乳を与えてもよいのかどうか、さまざまな議論がなされていますが、現在では母乳栄養のメリットが大きいことから、たとえ母親が喫煙していても母乳栄養を続けることが推奨されているようです。

 

赤ちゃんに母乳をあげられるのは、長い一生のなかのほんの短い期間です。

たばことの付き合い方を見つめなおしたいものですね。

 

(Photo by:足成)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-05掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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