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育児・子供の病気

授乳したいけどタバコも吸いたい…は可能?

妊娠中はなんとかタバコを我慢したけれど、出産を終えたのでまたタバコを吸いたい…そんなときは、たばこを吸ってしばらくたってから授乳すれば大丈夫でしょうか?ここでは授乳とタバコの関係についてまとめてみました。

 

■喫煙が母乳をストップさせる?

「授乳しているのにタバコを吸ってしまった」という人の多くに、「母乳の出が悪くて、ミルクの方が多くなってきた」という意見があります。「母乳の出が悪くてミルクの方が多くなってきているから、このまま喫煙しても母乳はあげずにミルクを与えればいいか…」ということですが、そもそもなぜ母乳の出が悪くなったのでしょう。実は、タバコには母乳の分泌を抑制するはたらきがあります。

 

喫煙により射乳反射が抑制され、母乳を分泌させるホルモンであるプロラクチンの血中濃度が低下することがわかっています。これにより母乳の分泌量が低下します。

「母乳の出が悪いからミルク」ではなく、喫煙することによって、本来ならきちんと赤ちゃんに飲ませられるはずだった母乳を、自分で止めてしまっているということになります。

■母乳中のニコチン濃度は、母親の血液中の3倍!

授乳中に喫煙をしていたお母さんの意見のなかには「自分が吸ったニコチンが母乳から赤ちゃんに移行するのは一部だから、少しの本数なら平気」というものもありますが、じつは、母親の呼吸器から血液中に吸収されたニコチンの量よりも、母乳中に含まれるニコチンの量は1.5~3倍に濃縮されるという研究報告があります。

 

母親の20分の1ほどの体重しかない赤ちゃんが、母親の血液中よりもはるかに濃度の濃いニコチンを、母乳を介して飲むことになるのです。

■ニコチンがなくなるまでの時間

我慢しきれずに喫煙してしまったお母さんの多くが、どの程度間隔をあけたら再び授乳できるか気にしています。

 

母親の血液中、または母乳中に含まれるニコチンの半減期は60~90分程度とされています。半減期とは血中の濃度が半分になるまでの時間のこと。薬剤の場合では一般的に、血中半減期の5倍の時間が経過すれば、血液中から薬剤は消失したとみなされます。これを当てはめると450分、つまり7時間半となります。

 

文献によっては、喫煙後3時間程度で母乳中のニコチンはなくなるとしているものもあります。ただし、半減期は個人差があり、またニコチンに対する感受性も母親、乳児ともに個人差があるため、いちがいに「何時間たったら大丈夫」とは言えません。

 

 

母乳の分泌の点からも、母乳中に含まれるニコチンの量の多さや、ニコチンが消失するまで長い時間必要となることなどからも、喫煙と授乳を両立するのはあきらめるべきと言えそうです。

 

Photo by://www.ashinari.com/2010/11/02-341666.php

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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