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生活習慣病

「ステロイド系抗炎症薬」の効用と副作用

 

皮膚湿疹、気管支喘息から膠原病や悪性腫瘍にまで、さまざまな分野での病気にステロイド系の薬が使われています。非常に優れた効き目がある一方、副作用のリスクも伴い、子供への使用を懸念する親も多いです。どのような薬なのか、種類・効果・副作用について調べました。

 

【ステロイドとは】
腎臓の隣にある副腎においてコレステロールから合成されるホルモンで、身体中に拡散してさまざまな組織と結合し、エネルギーの利用を助ける作用があります。
この副腎皮質ステロイドが含まれた医薬品を、ステロイド系抗炎症剤と言います。
病状により、経口・注射・外用薬・点眼など目的に合わせた方法で使用します。

 

<適応疾患の一例>
あらゆる疾患に対応し、「万能薬」的な存在として積極的に応用されています。
呼吸器系 気管支喘息、肺炎、呼吸不全他
循環器系 心筋炎、心膜炎他
消化器系 肺炎、胃腸炎、肝炎、胃潰瘍他
腎・泌尿器系 腎炎、膀胱炎他
内分泌系 甲状腺機能低下症、腎不全他
重症感染症 敗血症、急性咽頭炎、ハンセン病他
悪性腫瘍 白血病、癌、脳腫瘍他
運動器系 リウマチ、変形性関節症他
皮膚 皮膚炎、水疱症、乳児湿疹他


【副作用】
ステロイドは優れた薬効の反面、強い副作用も懸念されます。長期間の使用は避け、病状と副作用の様子を観察しながら、次第に薬の量を減らしていくのが一般的です。
ステロイドを減らしていく中でも、離脱症状(副腎不全による倦怠感、吐き気、頭痛など)や元の病状に戻ってしまうこともあります。一度治療を開始すると、減量~最終的に治療を終えるまでのプロセス管理が難しく、医師による的確な判断が求められます。

 

<おもな副作用>
感染症(過剰な免疫抑制作用によるもの)
・クッシング症候群
副腎皮質機能不全
糖尿病(糖新生の促進によるもの)
・骨粗鬆症
・消化性潰瘍
・変形性膝関節症
・ムーンフェイス(顔や身体が丸みを帯びる)
・髪がいたむ、抜けるなど
・ステロイド筋症ほか

 

 

~自己判断で中止しないように~
副作用が気になるからと、自己判断で服用を中止するのは危険です。命にかかわる場合もあるので絶対にやめて下さい。ステロイド治療を始めると、薬の量の調整など医師による細かい計画性が重要なので、患者側も経過をきちんと伝え、連携して治療に反映させましょう。

(photo by 筆者)

著者: kaoruさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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