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人気オイル『スクワラン』、安全性には『純度』のチェックを!

 

スクワランってどんな物質?

 

『スクワラン』と言えば、皮膚上に付けると高い保湿性や吸収性、またオイルであるのにサラッとしているなど、様々な機能により非常に人気のある化粧品成分ですが、その由来や性質の詳細についてはあまり知られていないのではないでしょうか?以下では、スクワランに関しての詳細や、正しい選び方などについて見ていきたいと思います。

 

<性質について>

 

『スクワラン』とは、主に深海鮫の肝臓やオリーブの果実から抽出されるオイルで、ワセリンなどの同類の炭化水素です。スクワレンというスクワランが水素添加される前の前駆物質がありますが、この状態では紫外線などによって酸化されやすく、細胞膜を傷害させる恐れがあるので、スクワランの形で化粧品には配合されています。スクワランは極性(電気的な偏り)を持たないので電気的な反応が起こらず、不飽和結合も持っていないので酸化されにくく、揮発性もほとんどないという、保護剤としては非常に扱いやすい優れた成分です。
(※スクワレン・・・皮脂腺で作られ、皮表脂質の12%を占める脂質。不飽和結合を6個も持っているため、非常に酸化されやすい。)

 

<体内にも『スクワラン』は存在する?>

 

体内でもスクワレン・スクワランは存在しており、特に皮脂には平均3~4%存在していると言われています。皮膚細胞にてスクワレンの状態で分泌され、汗などの成分によって水素添加され、スクワランへと変化します。また皮膚の表面に塗った際には、0.5秒で1mmの範囲で肌に浸透し、1分間足らずで毛細血管にまで到達すると言われています。

 

スクワランは『純度』によって、その安全性が変わる

 

スクワランは、米国食品医薬品局(FDA)や日本の厚生労働省などで安全性が認可されている物質です。しかし、その純度によっては皮膚上で変性する可能性もあり、チェックするべき項目がいくつかあります。まず、スクワランには、2種類が存在しています。

 

◆深海鮫の肝油
過去50年以上世界各国で使用されたという歴史があり、現在でも大半が肝油由来のものとなっている。最近では、純度99.0%以上の高品質のものも多く販売されている。

 

◆植物性スクワラン(オリーブなど)
近年利用され始めたもので、価格的には鮫肝油由来のスクワランと同程度。植物性ということで人気があるが、鮫肝油由来のものより純度は下がるという論文もある。

 

<鮫肝油スクワランと植物性スクワランの純度比較>

◇鮫肝油由来スクワラン
スクワラン純度・・・99.0%以上
◇植物性スクワラン
スクワラン純度・・・92%以上

 

※高純度のものが安全!・・・純度の高いスクワランは、変質しにくく長時間肌につけても安心と言われています。純度の低いものは酸化、変質する可能性が高く、紫外線照射で皮膚上でトラブルを起こす可能性があるので注意が必要です)

 

<安全性の評価には3項目が重要>
スクワランの安全性を示す値には、純度のほか、酸価、ヨウ素価が重要であるとされています。製造メーカーは、スクワランの出荷ごとに、上記の値が記載された『スペック(試験報告書)』を出すことになっているとのことですので、表示されていない場合は問い合わせてみることが必要になります。


1)純度
純度の高いスクワランは、無色透明で臭いが無く、凝固点が高い(-50℃)

例:鮫肝油由来のスクワランの場合、純度の最高値は、99.9%
2)酸価
油脂の酸腐敗度、分解度を示す値(酸価値は低いほど安定)。基準値は0.5以下
3)ヨウ素価
油脂中の不飽和脂肪酸量を示す値(ヨウ素価も低いほど安定)。基準値は3.5以下

  

(参考ホームページ:スクワランの情報サイト、グローバル商事株式会社/スクワランとは?)

 

最後に

 

スクワランを購入する際に注意したいのが、海外製品であると言われています。日本ではあまり見られないようですが、海外のスクワランは高級品である多段階の合成過程を経たスクワランと称した低価格品もいくつか存在しているようです。これらの商品は天然スクワランとは化学構造的に全く異なる場合もあり、また変性しやすいので、注意が必要とのことです。

 

(photoby://pixabay.com/ja/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9-%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF-%E6%B2%B9-%E6%B6%B2%E4%BD%93-%E7%82%B9%E6%BB%B4-%E6%B0%B4-101666/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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