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育児・子供の病気

アルコールを飲むと母乳の出が悪くなるってホント?

授乳中でもアルコールを飲むことを好むお母さんたちのなかには、「母乳の量が減ってきて、ミルクの量が増えているから、このままミルクを中心にしてアルコールを飲みたい」と考える人もいるようです。

しかし、本当に自然に母乳の出が悪くなってきたのでしょうか?
もしかしたら、アルコールを飲むことによって、せっかく出ていた母乳を止めてしまっているかもしれません。

 

オキシトシンと射乳反射

母乳が出るためには、からだのなかで射乳反射という現象が起こっています。

 

オキシトシンが母乳を分泌させる

母乳を作るための乳腺じたいは、妊娠4か月ころまでに完成していますが、エストロゲンとプロゲステロンといった女性ホルモンが、乳汁を止めています。

 

産後、これらのホルモンは一気に分泌が低下し、乳汁を止めていた力が弱くなります。
と同時に、赤ちゃんがおっぱいを吸うと、その刺激でオキシトシンというホルモンが分泌されます。

オキシトシンは乳腺の周囲の筋肉を収縮させ、乳汁を乳腺から乳管へと押し出します。
これを射乳反射といいます。

 

赤ちゃんの泣き声でも分泌される!

オキシトシンは乳首への吸引刺激だけでなく、赤ちゃんの泣き声を聞いただけでも条件反射で分泌が増大することがわかっています。

 

そのため、赤ちゃんがおっぱいを吸ったり、赤ちゃんの泣き声を聞くと、胸にピリピリとしたような、おっばいが充満してくるような感じがします。

 

オキシトシンは膣や子宮頸部への性的刺激でも増加します。

 

アルコールは射乳反射もオキシトシンも阻害してしまう!

ストレスに敏感なオキシトシン

オキシトシンの分泌は、ストレスや精神的な緊張が高まると減少することがわかっています。
そのため、強いストレスや不安、緊張にさらされると母乳が止まってしまいます。
戦時中の日本や内戦下にある国のお母さんの母乳が,出なくなってしまうのはこのためです。

 

アルコールでもオキシトシンが低下してしまう…

母親の体重1kgあたり1g以上のアルコールを摂取すると、射乳反射が阻害されるといわれています。
さらに、母親の体重1kgあたり2g以上のアルコールを摂取すると、オキシトシンの遊離が阻害されるといわれています。

アルコールを飲むことによって、射乳反射が鈍くなり、オキシトシンも分泌されにくくなって、赤ちゃんががんばって吸っても母乳があまりでない、ということにつながっていきます。

 

射乳反射が阻害されるのは、もしかしたら赤ちゃんにアルコール入りの母乳を飲ませないために、からだが備えている機能かもしれません。
これほどの量を飲酒しないとしても、「間隔を空けるから」「搾乳するから」と安易に捉えずに、からだの声に耳を傾けたいものですね。

 

photo by://www.ashinari.com/2008/12/27-012168.php

著者: seasideさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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