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更年期が原因のうつ病対策に、「これ」がきいた話

筆者は仕事で、「更年期うつ」と診断された方のお話をいままで何人もきいてきました。その中で、「これ」で改善したという話をここでシェアしたいと思います。

 

▼おっかけ

私が知りうる限り、更年期うつを脱出するのに一番多いパターンです。

更年期はホルモンバランスの不調からくるものです。ご主人との疲れた関係では活性化されないホルモンバランスも、あこがれの有名人をおっかけて「恋」「ときめき」を得ることで、改善し、元気になることが多く見られます。

 

◎40代後半女性。二人の息子さんが巣立ってから、人生すべてにやる気がなくなり、ひきこもり気味に。ネットワークビジネスに誘われ、一時外へ出るも、うまくいかないため、再びひきこもりに。

 

「ずっと家で悶々としているときに、娘からすすめられて、韓流ドラマをみるようになりました。ヨン様にひとめぼれ。それからヨン様に会いたい、ヨン様をもっと知りたいと思うことで、外に出られる日も増えていきました。それから、別の俳優さんにもはまって、今はチャングンソクに実際に会える日が来るのが楽しみ。」

 

◎50代前半女性。娘さん一人は独立。息子さんが転勤で遠方へいったことがきっかけで、2年前から外に出るのも億劫、家でゴロゴロすごしていた。なんの楽しみもないが口癖だった。

 

「テレビや映画を見るのもつらくて、どうかな?と思ってたのですが、友人からおもしろいから気分転換になるよと、変な昼ドラをすすめられました。これまでの展開の話をきくだけで面白かったので実際にみてみたら、はまりました。その昼ドラの相手役の人が気になるように。その人を生でみたいなと思い、その俳優さんの舞台へ友人とでかけました。久しぶりに外出でき、その後もその俳優さんの活動を応援するという楽しみができ、うつのつらさも随分へりました。」

 

▼夫と散歩へ

◎50代半ば女性。夫の浮気が長年続き、夫と会話しなくなる。最近は女性とは会ってないようにも感じるが、未だ会話もままならず。更年期うつに加え、薬では改善しない心因性の難聴(夫の声だけ聞こえない。)も併発。更年期うつでだるく、家事も最低限しかしていない。

 

 → カウンセリングで夫と本当は仲よくしたいことを訴えたために、対策をいろいろ考え、うつ病改善のために、ご主人にまかせていた朝の犬の散歩に一緒にでかけることをはじめる。

 

「先生!!あれからちょっとずつ会話するようになって、すごくいいんです。はじめはちょっとでしたけど、今はなんでも話せるようになってきて、夫の食べたいものを作ってあげたいと思えたり、夫が私の気になってることを調べてくれたり、一緒に旅行の計画をたてたり、浮気も本当に終わったんだと思います。夫はまっすぐ帰ってきて、私によくしてくれて、後ろから話しかけられると夫の声はあいかわらず聞こえませんが、前からなら聞こえるようになりました。おかげでうつもなくなってきて、幸せなんです。朝の散歩続けていきます。」

 

他にも何例も、夫婦の散歩でうつ病が改善した例はあります。夫婦のメタボ改善、夫のうつ改善も促され、いいことづくめです。

 

その後、うつ病に逆戻りしていない方たちの、典型的な2パターンをあげてみました。もう二パターン、「その2」でご紹介しています。 更年期うつで苦しい毎日の方、ぜひご参考にしてくださいね。

 

更年期が原因のうつ病対策に、「これ」がきいた話 その2

その1に引き続き、実際に「更年期うつ」が改善した話をまとめました。

 

▼孫の世話

◎50代半ば女性。一人っ子の娘はとっくに独立しており、孫もいるが離れて暮らしている。マラソンを趣味にして健康的に暮らしてきたが、ある朝から突然、起きれない日が何日も続く。ご主人の朝ごはんも弁当もとりかかれず、更年期うつと診断される。はじめは友人とでかけることだけが楽しみだったが、その友人との関係もうまくいかなくて、家に引きこもる日が増える。

 

「娘から二人目を妊娠したと報告がきて、最初は娘や孫の世話なんて自信がなかったんで、娘も自分でなんとかすると言ってくれたんですが、あちらの両親は他界していませんし、娘が頼れるのは自分だけだと思うと、自然と力が湧いてきて、一人目の孫で一度通った道ですから、もう一度娘の世話は私が全部してやろうと決めました。」

 

(この後、実際にすべてのサポートをしっかりこなせ、気がつくとうつの日はほぼなくなって、趣味のマラソンも復活した。ご主人は弁当をやめ、朝食も自分で準備するようになり、ご主人の更年期への理解も助けになった。)

 

▼趣味をみつける

◎40代後半女性。ワーキングうつから仕事をやめる。引きこもり気味の娘がいる。高学歴の息子も大手に就職したがうつになり、売れない芸人の道へ進路変更。自分のしてきた子育てに自信がもてなくなり、娘と共に家にこもりがちに。更年期うつと診断される。

 

「自分もですけど娘にも元気になって欲しくて、二人でネイルアートをはじめました。娘の方が私よりもはまって、仕事にしようとしていますが、それだけではなかなかお金を得るには不十分で、娘は美容学校へ行くようになりました。自分もだんだん美容に興味を持ち出して、メイクセラピーの勉強をはじめたところです。メイクで自分も元気になってきたし、お年寄りや長期入院してる方にメイクのボランティアをしたいという夢ができたら、うつを感じる日がヘリました」

 

◎50代前半女性。福祉の仕事で出世するも、あまりの多忙さに体調不良がつづき退職。子供なしバツイチで、すべてにやる気がなくなって、更年期うつと診断される。仕事以外に楽しみをもったことがなく、これからの生き方を悲観する。

 

「近所に癒しカフェが出来て、とても話しやすいオーナーで、通うようになりました。そこのイベントに通ううちに、小物作りに目覚めて… 人形の形をしたオリジナルの財布を作るようになったらはまっちゃって。いろんな作品をお店においてもらったり、個展の話がきたり、人生に心からわくわくすることが増えました。好きなことするときだけはちゃんと動けてます。貯金が減っていくのも寂しいので、パートで仕事復帰を考えています。」

 

「何も楽しみがないんです」とおっしゃってた方も、少しずつできる範囲で動いていくことで、最後には何か楽しいと思えるものをみつけていかれます。更年期世代の方は、ネットワークビジネスに誘われることも多いのですが、なかなか向き不向きが激しく、余計落ちこむ原因にもなります。成功が重要視されないような、人の笑顔を引き出せる楽しみに出会えることが、更年期うつから脱出する、転換点になるようです。

 

更年期の症状から心が追いつめられる

女性の体は40歳を過ぎたころからだんだんと変化を始めます。次第に女性ホルモンを分泌する卵巣の働きが低下していき、やがて閉経し、生理が終わります。女性ホルモンは体を安定させるのに必要なものですから、その量が変化していくことによって体の安定が失われます。これによって小さなことでイライラしたり体がほてったりなどの症状が見られるのを更年期障害と言います。

 

更年期の症状

更年期とは閉経を中心とした約10年のことを指し、この期間に更年期障害としての様々な症状に悩まされることになります。具体的に表れる症状は身体的な症状と精神的な症状にわけられ、身体的な症状では発汗やほてり、のぼせなどが代表的です。これに対して精神的な症状は小さなことでイライラしたり、憂鬱な気分になったりと言った症状があります。こうしたどちらの症状もうつ病発症の原因となり得ます。

 

目に見えないからうまく受け止められない

例え更年期と言う言葉を知っていても、更年期によってあらわれる症状に対して明確な原因が見えているわけでもありませんし、自分のコントロールの外で様々な症状が出てきます。もし何か具体的な傷があって、「ここに傷があるから痛い」と分かれば人間はその痛みを理解して受け入れられます。しかし、ホルモンバランスの変化と言われてもいまいちピンときませんし、どういったメカニズムで体の不調が起こっているのか目に見えて理解できません。そうしたこともあわせて、ふいにおこる更年期の症状に振り回されてだんだんと精神的にひっ迫した状態になっていきうつ病を発症するのです。

 

更年期だから症状が見られるのは仕方ないと思っても、精神的な症状が強く「おかしいな」と感じるときはなるべく早く医師に相談するようにしましょう。早期であれば比較的回復も早いです。

 

子ども、夫婦、懐古、介護が原因?更年期障害とうつ病について

40歳あたりから起こり始める更年期障害は、卵巣の機能低下と閉経に伴って体のホルモンが急激に変化することによって引き起こされます。こうした体の変化によって起こる症状も女性にとってつらいものですが、更年期の時期の女性は生活上でも様々な変化があります。

更年期の女性の起こる変化 子ども

40歳から50歳という年齢はちょうど子供が学生から社会人になる、あるいは結婚して自分とは別の家庭を持つといったように、自分のもとから去っていく時期と重なることが多くあります。この子どもの自立によって今まで子どもの世話をしてきた自分の役割がなくなることにむなしさや、喪失感のようなものを感じます。

更年期の女性の起こる変化 夫婦

子どもがいなくなると夫婦だけの時間が増えます。これによって夫婦間の問題がより浮き彫りになり、それを夫婦2人だけで解決する状況になり苛立ちや憤りを感じることが増えます。

更年期の女性に起こる変化 懐古

更年期の時期の女性は体の変化に伴って体力の低下や、活力の衰えを身に染みて感じやすい時期です。そのため、「昔はこうだったのに」と昔の自分と比べて今の自分の衰えを強く感じ、不安や落胆と言った気持ちを感じるようになります。

更年期の女性に起こる変化 介護

近親者に介護が必要になると、多くは女性が主に行うことになります。介護疲れだとか介護うつという言葉があるように、介護によって精神を削られ疲弊していくことは多くあります。

更年期ではこうした生活上の変化によってうつ病を発症することは珍しくありません。同じ時期に更年期障害の症状も重なればさらに精神的に追い詰められていくことも十分にありえます。特にそれまで家のことを中心にしてきた女性にとってはこうした変化がより苦しいものに感じるかもしれません。

 

【タイプ別】うつ病の原因

生活環境の変化はどんな人にも大小さまざまなストレスを人に与えます。しかしストレスを受ける人によってはそれが大きく体に影響を与えることになります。

 

空間的な変化

…転居・転勤・旅行

具体的に自分が住んでいる環境や働く環境が変化すると、それまでに通用していた感覚や習慣が使えなくなり、ゼロから生活を構築していかなければならない苦労があります。ゼロから環境を作っていくと言う意味では、入社や入学なども同じで、新しい環境ということに加え、人間関係を築いていく精神的労力もあり、自覚している以上にストレスがかかります。

 

責任の増大

…昇進・妊娠・出産

うつ病になりやすい人の性格は責任感の強い人です。責任が重い仕事をしていてもうまく重圧を発散できる人ならばよいのですが、それをうまく発散できずすべて自分で背負いこんでしまうタイプの人はうつ病発症のリスクが高まります。

 

大切なものの喪失

…失業・子どもの自立・死別・離別・定年

環境の変化とは違いますが、精神環境の変化としてはこういった別れは非常に大きな影響を与えます。上の二つのような物理的な変化によって引き起こされるのは二次的な精神的ストレスですが、こうした喪失はダイレクトに精神的ダメージを受けます。子どもの自立などは自分で自覚しづらいですが、他の死別などによる喪失は他の人の目から見ても比較的わかりやすいものです。

 

将来などに対する漠然とした不安

…降格・月経・事故・病気・怪我・貧困・相続問題

漠然とした不安もストレスを蓄積していくことになります。特に貧困や相続問題などの金銭面のトラブルでもうつ病が引き起こされることがあります。

 

変化に対して心がついていかないと、そこで燃え尽きてしまったり、不安をコントロールすることができなくなりうつ病を発症することになります。

 (Photo by:http://pixabay.com/ja/%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%89-%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-%E4%BA%BA-%E7%9C%A0%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-111519/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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