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生活習慣病

魚卵は痛風患者にはNGな食べ物って本当?!痛風の予防のための生活習慣いろいろ

一般的に痛風になると、まず魚卵を食べるのを控えるように言われる傾向があります。魚卵とはいくらや筋子などですが、痛風の人が魚卵を控えるべき理由は『痛風患者が制限すべきプリン体の値が高いから』というものです。

 

しかし、本当は魚卵は痛風患者にNGな食べ物ではないという見方もあります。

 

●魚卵で注意すべきは「たらこ、明太子」

魚卵や魚の100gあたりのプリン体の量を見てみると筋子の場合は15.7mgとあらゆる魚類の中でもプリン体の少ない食べ物といえます。数の子も100gあたり21mg程度、ウナギやワカサギが90-95mgなので、魚を摂取するよりも少ないことがわかっています。

 

逆にプリン体の値が高いのは「たらこと明太子」で、いずれも100gあたり120-150mgという高値を記録しています。

 

このことから魚卵すべてがダメなのではなくたらこ、明太子に注意すべきといえます。

 

●魚卵の摂取=ぜいたく?

痛風はかつてはぜいたく病と言われていました。

 

昔はみんなが毎日食事を食べられるわけではなかったのですが、そんな中でプリン体を含む食物(ぜいたく品)を多く摂取している方が痛風になったことと関係しているようです。

 

プリン体とはかかわりなく、ぜいたくと考えられていた魚卵の摂取が痛風につながると、いつの間にか通説が出来てしまったようです。つまり痛風=ぜいたく=魚卵やアルコールという図式が自然と作られていったので、魚卵が痛風にNGと言われるようになったようです。

 

魚卵は痛風患者にはNGと言われることが多いですが、実際は痛風患者が制限すべきプリン体の少ない魚卵も存在します。

 

数の子、筋子についてはプリン体の数値から考えると摂取してもOKと言えそうです。気を付けるべきなのは明太子やたらこなどの食材です。

 

運動が逆効果?尿酸値高めの人は激しいスポーツに御用心!~プリン体の生成~

生活習慣病の予防や改善には、しばしば運動が勧められます。尿酸値を下げる観点からも、運動は有効です。しかし激しい運動、無酸素運動はかえって乳酸値を上げてしまうといわれます。激しい運動が尿酸値に与える影響について説明します。

 

激しい運動で尿酸値が上がる理由

◆エネルギー代謝の副産物

運動をする際、体内でエネルギー燃焼が起こります。この際、副産物としてプリン体が生成されて尿酸に変化し、やがて体外に排泄されます。軽い運動、有酸素運動ではプリン体の生成は少な目ですが、激しい運動ではプリン体が多く生成されます。そのため、急激に筋肉中の尿酸が増加し、痛風発作にもつながるでしょう。

 

◆脱水

激しい運動をして多量に汗をかくと、脱水状態になります。生成された尿酸は、尿と一緒に排泄されますが、水分不足で尿量が減り、体外へ排出しにくくなります。

 

注意が必要な運動

テニスや短距離走のように激しい動きが要求される運動は、尿酸値を上げる恐れがあります。サッカーやバスケットボールなどチームで競うスポーツは、自分のペースで動きづらいので運動量過多になりがちです。ベンチプレスなど大きな負荷が瞬間的にかかるウェイトトレーニングも要注意です。

 

運動はしない方が良い?

運動によって尿酸値が上がる恐れがあるなら、運動は控えた方が良いのでしょうか?

尿酸値を上げる大きな要素に、肥満があります。肥満対策には運動が有効です。そこで緩やかな運動を習慣的に行いましょう。

長距離のマラソンより適度なジョギング、ダッシュよりウォーキングというように、長い時間ゆったり行えるものが理想です。ヨガやストレッチなど、室内でできるものも良いでしょう。

 

運動をする際は、水分補給をして体内の尿酸濃度が上がらないようにすることも忘れずに。

 

お風呂の習慣は痛風にいい!しっかりと湯船につかって痛風発作を予防しよう!

近年は日本人でも、毎日しっかりと湯船に湯をはって浸かるという人が少なくなってきたと言います。しかし、温かいお風呂に入って体を全部、じっくり温めるというのは健康のためには非常に有効です。

 

痛風においてもお風呂は有効?

痛風に直接入浴が有効に作用するということではありませんが、波及効果があります。

 

ストレス解消:

痛風の発症の原因のひとつにストレスがあります。ぬるめのお湯に長い時間浸かる入浴は、自律神経を整えてストレスを和らげる効果があるとされます。

 

入眠がスムーズになる:

しっかりと睡眠をとらないと、食欲を抑制するホルモンが減り、食欲を増進するホルモンが増えます。すると食べる量が増え、プリン体の摂取量が増えてしまいます。お風呂に浸かって数時間してから就寝すると、神経が落ち着いてスムーズに睡眠に入ることができますので効果的です。

 

尿量が増える:

体を温めるということは、血行を促進するということです。それによって腎臓の血流量が増加すると尿量が増え、尿酸の排出を促してくれます。

 

温泉文化も有効!痛風に効く温泉って?

よく温泉地などに行くと「効能」が書いてありますよね。その中に痛風に効く温泉というのもあります。温泉の泉質というのはいろいろとありますが、痛風に効果があるとされているのは、放射能泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉です。特に放射能泉は痛風によく効くと言われていて、入浴しても飲んでも効果が高いと言われています。温泉が近くにある人は、温泉に入ることを習慣にしてみてもいいかもしれませんね。

 

このように効果を期待される入浴ですが、発作が出ているときには避けましょう。発作が出ているときに入浴すると、汗をかいて血液の濃度が高まることや、血流が良くなることで、より痛みが増してしまいます。

 

尿酸値を下げる有酸素運動の効果的な取り組み方とは?~痛風の予防~

尿酸値を下げるには、運動療法が効果的です。しかし運動なら何でも良いというのではなく、有酸素運動が望ましいといわれます。有酸素運動と尿酸値の関係について述べます。

 

有酸素運動が望ましい理由

運動をする際、体内でエネルギーが燃焼します。この時に副産物としてエネルギーの燃えカスであるプリン体が生じ、プリン体は尿酸として排泄されます。

有酸素運動では、プリン体があまり産生されないので尿酸値を上昇させる心配がありません。

尿酸値を下げるためには、長期間にわたって運動を続けることが理想です。有酸素運動は日常生活の中で実践しやすいメリットもあります。

 

有酸素運動の効果が現れるまでの期間

運動療法には即効性がありません。効果が現れるまでは早くても2~3ヶ月は必要です。そこで、運動を習慣化するための工夫が欠かせません。

 

運動を習慣化するための条件

尿酸値を下げるために運動が必要だとわかっていても、苦痛や困難をともなうようでは長続きしません。

・生活の中に取り入れやすい。

・運動強度の調節をしやすい。

・特別な用具や準備が不要。

・お金がかからない。

・天候や季節にかかわらず実施できる。

・他人の手助けがいらない。

 

…などの条件を満たしていると、習慣化しやすいでしょう。

これらの条件をふまえ、おすすめの有酸素運動を挙げます。

 

◆ウォーキング

代表的な有酸素運動で、最も継続しやすいでしょう。1回のウォーキングは20分以上がベストです。買い物や通勤を利用して行うと無理なく続けられます。

休日など時間に余裕がある時は、山歩きや水中ウォーキングなど、やや負荷が大きなウォーキングに挑戦してはいかがでしょうか。

 

◆サイクリング

日常の足を、電車や車から自転車に切り替えるだけでも有効です。アップダウンがある道をあえてコースに入れると良いでしょう。

 

◆家事

少し遠くの店に買い物へ行く、雑巾がけを丁寧にするなど家事もかなりの運動量を期待できます。家族の世話があり、なかなか運動をする時間をとれない人は家事を利用しましょう。

 

無理なく日々の生活に有酸素運動を組み込み、尿酸値を下げる助けにしましょう。

 

運動の種類に気を付けて!痛風と運動の関係

痛風は発作が起きていない時には特に症状がない病気です。痛風発作が起きるとひどい痛みがあるものの、のど元過ぎれば…と言われる病気でもあるのです。

そんな痛風ですが普段の生活の注意である程度痛風の予防や改善が出来ることもわかっています。運動も痛風予防には必要ですが、すべての運動がOKというわけではありません。

 

●痛風なら無酸素運動は避ける

無酸素運動とは一気に力を使う運動で、筋トレなどのことを指しています。

息を止めてグッと力を入れるため酸素を取り込みながら行えません。このことから『無』酸素運動と呼んでいます。

そんな無酸素運動ですが一度に体のエネルギー循環の中で生み出すプリン体が多くなることで痛風には悪影響と言われています。

筋肉の中に尿酸が溜まりやすくなることから痛風の人は過度な筋トレなどを避けた方がよいのです。

 

●有酸素運動は効果的?

無酸素運動と対極にいるのが有酸素運動です。有酸素運動は酸素を取り込みながら行う運動で、ジョギングなどが代表です。

有酸素運動は無酸素運動に比べるとプリン体の生成が少なくなることから痛風に悪影響はないとされています。なお、アメリカ人男性およそ29000人を対象にした研究ではランニング距離が長い人、適度の運動をする人は痛風発症リスクが0.6-0.9倍に下がることもわかりました。

 

●健康管理のためにも運動は必須

痛風以外の病気の予防にも運動は必須です。週に2-3回でもよいので軽い有酸素運動を取り入れるとよいでしょう。年を取ってきて膝に痛みがあり、ウォーキングが難しいという場合は水泳がおすすめです。膝を痛めずに有酸素運動が出来ます。

 

痛風の人にとっては大量にプリン体を生み出すタイプの無酸素運動はあまり向いていません。

健康のためにも運動は必須ですので週に2-3回の有酸素運動を行ってください。

 

「喫煙者は痛風になりにくい説」は本当!?…でもやっぱり否定できない痛風と喫煙の負の関係

多くの生活習慣病に関係するものの一つが、喫煙です。生活習慣病を発症した場合は生活習慣を見直す一環で禁煙を勧められます。しかし、痛風においてこの喫煙は影響が少し違うようです。

 

喫煙者は痛風になりにくい!?

喫煙によって痛風発作が生じることはありませんので、治療を受けていても積極的に禁煙が勧められるわけではないようです。むしろ近年の調査では「喫煙者が痛風になりにくい」という報告まであります。この調査はアメリカで行われたものなのですが、喫煙以外の要因を排除して、喫煙者と禁煙車の痛風の発症を比較したところ、喫煙者の方が痛風を発症しにくいという結果が出たのです。またこの調査では男性では発症に差があったものの、女性では関連が見いだせなかったということです。

 

この結果はどれくらい信じられるのか?

実際この調査では、具体的にタバコの何が痛風に影響するのか、研究の方法が正しかったのかという部分に大きな疑問が残っています。なによりも、たばこは発がんの原因物質になるなど、健康を害するものと認められていますので、積極的に吸うべきものでもありません。

 

やはり喫煙はダメ!

喫煙自体が痛風発症に影響はしないものの、やはり体には害になります。

 

痛風の痛みが長引く:

痛風発作は尿酸が血中に過剰にある状態で起こります。その時に喫煙によって血管が細くなっていると、発作の痛みが長引くことが指摘されています。

 

高尿酸血症の合併症を引き起こす:

高尿酸血症というのは血中の尿酸の量が多くなった状態のことを言います。この過剰な尿酸が、血中で飽和状態になるとナトリウムと結合して結晶になります。この結晶が関節などにたまって白血球との間で炎症が起こるのが痛風発作です。高尿酸血症の状態は痛風だけではなく、動脈硬化や、脳梗塞、心筋梗塞、腎不全といった合併症を引き起こす危険があります。そうした合併症を予防するためには禁煙は欠かせません。むしろ喫煙によってこうした合併症の可能性が高くなります。

 

「喫煙者が痛風になりにくい」というのはまだまだ曖昧な仮説です。痛風になりにくいからといって積極的に喫煙をするというような選択はしない方がいいでしょう。

(Photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-12掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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