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メンタル

うつ病の原因? 幼少期に得た考え方

 

うつ病になる患者さんには同じような共通した考え方がみられます。それは子供の頃のどんな出来事を通じて培われたのでしょうか? 研究をまとめてみました。

 

 

▼うつ病患者さんによく見られる口癖

 

「私にはいいところがなくて、どうしようもない」

「いいように考えると必ず損をする。」

「白か黒かはっきりしないと嫌」

「自分は常に嫌われている」

「常に物事は悪い方向へ向かう」

「すべて自分が悪い」

「努力や工夫は自分にはできない、忍耐するしかない」

 

 

▼うつ病三大特徴

 

上記の口癖などから、認知心理学では次のようにうつ病患者の特徴を三つにまとめています。

 

「否定的な未来予測」

「否定的な世界観」

「否定的な自分への認知」

 

 

▼セリグマンの「楽観性と悲観性」の研究

 

マーティン・セリグマンは、7歳までの母親の言動、教師の言動が大きく作用して、楽観性や悲観性をおびた人生を説くスタイルが完成し、40歳まで変化があまり見られないという研究結果を出しました。

 

◎セリグマンが発表した悲観性をつくりやすい母親と教師が与えた言葉かけ例

 

「何をしてもお前はダメね」

「また失敗。いつも失敗ばかり」

「誰にも愛されないよ」

「お前はかわいくないね」

 

 

▼アリエティのうつ病患者に多い養育歴の研究

 

精神病をたくさん研究したシルバーノ・アリエティは、うつ病患者に多い幼少期の変化を次のように掲げました。

 

幼児期に、「よく自分の世話をしてくれる家庭に生まれる。」「母親は義務感が強く、できるだけ多くの子供の要求に答える。」ことで、子供は外交的で従順な性格になる。

ある程度育つと、親からの要求が極度に増す。すると子供は幼児期の心地よさを求め、親の要求を聞き続け、従順であるために無理を重ね、できない自分を責め続けるような内向的な性格に変わる。

 

 

 まとめ

 

うつ病患者さんは、よく知られるように「否定からすべてをみる」という性質があることは明らかです。それは「否定的に考える」ことで、幼少期(10歳まで)、何らかの利点があったのです。利点があったため固定した性質。これがあまりにも理不尽なことが多い社会では、自分への否定を何度も強化し、最後には何もできなくなってしまう、それがうつ病なのかもしれません。

 

しかしうつ病はたとえば、母親がひどかったからとか、教師がいじめたから、先天的障害により積極性を失ったなど、幼少期の一つの原因だけを病気の理由にしても解決しないものです。そういったことがきっかけで固定してしまった性質から培ったレッテルは無数に存在し、それらを一つ一つ丁寧にはがしていき、新しい生きやすいレッテルに張り替えたり、様々なアプローチを重ねることで、うつ病から抜け出していくものです。

 

(Photo by://pixabay.com/ja/%E5%AE%B6%E6%97%8F-%E7%88%B6-%E6%AF%8D-%E5%AD%90-%E5%AD%90%E4%BE%9B-%E5%B0%91%E5%B9%B4-%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97-%E6%95%B0%E5%AD%97-100671/)

著者: 真綾さん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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