頭痛
群発頭痛に効くツボ!発作が起きたときの対処法とは?自己注射をしなくてすむ方法!
群発頭痛の対処には、薬物治療、日常生活に注意するなどの方法があります。そして、確実に効くとまでは言えないものの、効く可能性があるものとしてはツボ押しがあります。
ツボ押しは頭痛以外にも生理痛、腹痛などの緩和に使われます。
群発頭痛によいツボ
群発頭痛に効果的と言われているのは百会のツボです。
頭頂部の真ん中にあるのが百会です。
他には風池というツボがあります。
左右の肩から指3本分の距離を取った場所にあるのが風池で、群発頭痛以外の頭痛にもよく効くツボと言われています。
ツボの押し方
ツボを押すときにはいきなり力強く押すのではなく、まずツボの大体の位置を確認してください。
少し押してみて、ズーンとした重みを感じるような場所がツボです。
そして、次に徐々に力を込めて押していきます。
押すときもゆっくり、離すときもゆっくりというのを意識してみるとよいです。
男性の場合は力を入れすぎないように注意しながら行ってみてください。
こんなときはツボ押ししないで!
ツボ押しをすることで、逆に具合が悪くなることもあるかもしれません。
ツボの位置が間違っていたり、少しずれているだけで頭痛が悪化する可能性もあります。
ツボを押していて吐き気がした、頭痛がひどくなったというときは即座にツボ押しを止めてください。
群発頭痛の症状がひどく、顔や頭に触るのもつらいときは、もちろんツボ押しはしないほうが良いでしょう。
群発頭痛の発作が起きたらどうすればいい?
群発性頭痛が起こったら…
群発頭痛の発作は通常1~2時間で消えるが、弱まりながらも数時間にわたって続くこともあります。睡眠中だけでなく、朝起きたときや、仕事から帰宅してリラックスしているときに起こりやすいといわれています。
そんな状態が約1~2ヶ月続きます。
群発頭痛は発作が激烈ですので、いざ起こってしまったら薬以外によい対処法というのがないと言われています。
トリプタン製剤の自己注射は健康保険の適応となっていますので、これをうまく使うといいでしょう。
それでも薬がないときは?
どうしても薬がないときに発作が起きてしまった場合、
・深呼吸する
・外に出て空気を吸う
・冷たい水を飲む
などの方法で症状を和らげている患者さんが多くいるそうです。
みなさんも一度お試しになってみてはいかがでしょうか。
目の奥が痛いのは片頭痛ではなく群発頭痛!その対処法とは?
片目の奥の、まるで「目の奥をキリで突かれているかのような痛み」が特徴的な群発頭痛。その激痛の発作は睡眠中の真夜中に発症し、その痛さで目が覚める事が多く、一旦起こると1~2ヶ月間、ほぼ毎日のように痛みの発作が起こり、20~40代男性に多く見られるのが特徴的です。
また上記のような症状の他に、涙や鼻水が出たり、目の充血を伴うこともあります。このような症状がみられ、患者さん自身はとても辛い思いを強いられている群発頭痛。
こちらでは群発頭痛の予防法をご紹介しますので、興味のある方は是非ご覧になってくださいね。
群発頭痛の対処法
まず、「この時間になるといつも痛くなる」という風に、頭痛の時間が決まっているのでしたら、痛みの発作が起こる事前に薬を飲んでおくことをお勧めします。また、市販薬では効果が見込めないため、病院へ受診して下さい。
群発頭痛の診断では、主に痛みの発作が起こる部位やその持続時間、目の充血や鼻詰まりなどの症状を伴っているかどうかが重要になってきます。
その他にも、
・痛みの発作が起こる時間帯やその季節
・家族も同じような症状を体験したことがあるかという「家族の病歴」
・普段の生活スタイル
・持病等による内服薬の有無
なども診断のポイントとなります。
ですので、事前にそれらを自分の中でまとめておくことで医師にきちんと伝えることができ、より良い予防に繋がることでしょう。
また、検査では一般的に、
・血圧
・体温
・脈拍
・呼吸の状態
などを調べます。
必要に応じて、眼底検査を行い、脳の血管の状態などについても調べます。
さらに、機能性頭痛(疾患などの原因がないにも関わらず頭痛を繰り返すもの)か症候性頭痛(脳腫瘍などを原因とするもの)を識別するために、CTやMRIなどの画像検査を行うことで、頭の内部の様子をより精密に調べることもあります。
群発頭痛のセルフケア
まず、群発頭痛では痛みの発作を誘発する物質を避けることが大切になってきます。
群発頭痛の発作が毎日続く群発期にアルコールを摂取すると、痛みの発作を誘発するので、飲酒は一切しないで下さい。ただし群発期が終われば、お酒を呑んでも構いません。
また、入浴の際に浴槽へ浸かる行為が痛みの発作を引き起こすこともあるので、群発期にはシャワーだけで済ませるなどの注意も必要になってきます。
痛みが激しく、別名「自殺頭痛」とも呼ばれている群発頭痛。
自己コントロールは困難となっているため、是非、頭痛外来や神経内科を受診して下さいね。
群発頭痛の人が特に気を付けたいポイント
辛い群発頭痛持ちの方がこれ以上症状を悪化させないためにできる工夫やポイントを紹介します。
群発期の昼寝は厳禁
群発期に昼寝をすると、群発頭痛を誘発すると考えられています。
体内時計とのかかわりのようですが、詳しい仕組みはまだわかっていません。
現状では、群発頭痛の治療を行う上でとったデータをもとに昼寝はしない方がよいとされています。
どうしても眠いときには体を横にせずソファなどに寄りかかる形で目をつぶる程度にしておいてください。
体を休めるだけであれば問題はないようです。
気圧に注意
低気圧で体の調子を悪くする方もいます。
群発頭痛持ちの方にはそういった方が多いようで、急激な気圧の変化が起こった場合には群発頭痛が誘発される可能性があります。
特に気を付けたいのは飛行機の長時間移動です。
できれば群発期には、長時間飛行機に乗るような旅行は避けた方がよいです。
どうしても飛行機に乗らなければならないという場合は群発頭痛の薬を持って乗ってください。
アルコール
群発期には絶対に摂取してはいけないと言われています。
アルコールによって群発頭痛が悪化することがわかっているので、群発期にはアルコールは飲まないでください。
群発期が来る時期がわかっている場合は、寛解期の後半からすでにアルコールを避けておいた方がよいでしょう。
群発頭痛の前兆を掴もう!自己注射をしなくてすむ方法
発作が起きると、頭痛の中では一番痛みが激しいと言われる群発頭痛ですが、発作が起きた時の対処法がいくつかあり、またその時に群発頭痛発作の前兆を知っていると効果的な方法もあります。
前兆を知る
群発頭痛の発作が起きる直前の約5~10分前には、ほとんどの患者で前兆を感じることが出来るといいます。軽い痛みや首の張り感、何かしらの予知感のようなものです。
保険適用の対処法
スマトリプタンと言われる薬剤を太ももに注射する方法です。頭痛発作が始まったと同時に注射するのが良いとされています。
が、周りに人がいるような環境であった場合には、太ももに注射をするのは難しいでしょう。実際にこの理由から、自己注射を敬遠される方は多数います。
点鼻薬を使う
保険の適用は片頭痛のみですが、スマトリプタンの点鼻薬も群発頭痛発作には有効です。
しかし、注射では群発頭痛発作が起きてからある程度の時間が経過しても効果があるのに対して、点鼻薬では時間が経過してしまうと効果が現れにくくなってしまいます。
的確なタイミングで投薬する
このようなデメリットを回避するために、頭痛発作が起きる前兆を知ることによって、発作の始まりに合わせて点鼻薬を服用することができます。的確なタイミングで使用することにより、点鼻薬の効果を最も引き出すことができます。
使用方法
点鼻薬は群発頭痛の出た方とは逆側に使用します。症状の出た側では鼻水によって薬が流されてしまいます。
(Photo by http://www.ashinari.com/2012/03/04-358653.php)
著者: カラダノート編集部