育児
たんこぶができた!やってはいけないことってなに?
たんこぶの正体って、なにか知っていますか?
たんこぶとは、皮下血腫(ひかけっしゅ)のことをいいます。
頭やおでこを打って皮下組織内で出血し、いき場のない血液やリンパ液がたまり固まることで腫れます。
頭部はほかの場所とくらべ、ちょっと打っただけでも出血が多いのです。
心配のないたんこぶがほとんどですが、まれに危険なたんこぶもかくれています。
たんこぶができたら、どこに注目すべきか?
そして、どうすべきかをお話します。
たんこぶができたら?
少し打っただけでも腫れたり、時には出血したりします。
打ったときの衝撃が強いほど、出血の量が多くなり、たんこぶも大きくなります。
頭を打ってまずすることは、意識と外傷の確認です。
意識の確認は、脳への損傷をいち早く治療するために重要です。
意識の昏睡や吐き気、もうれつな頭痛などの異常がみつかれば、すぐに救急車を呼びましょう。
また、外傷の確認は化膿を防ぐためです。
脳への損傷はなくとも、傷が深ければ化膿したりしてよくありません。
頭部は傷に比べ、出血量が多くおどろかれることが多いですが、どのような傷がどのくらいの大きさであるか、確認しましょう。
傷が大きく出血が止まらない場合も、すぐに病院を受診しましょう。
ひどいたんこぶではなかったら?
患部を冷やしましょう。
もむようなことは決してやってはいけません。
ぬれた清潔なタオルや、熱さましのシート、氷のうなとで冷やします。
そして、たんこぶができたということは、少なからず出血が起きている状態なので、最低でも6時間は安静にしましょう。
出血は自然吸収されることがほとんどです。
二日間程度は、普段と様子が違わないか確認しましょう。
とくに、子どもやお年よりは、しっかりと見ていく必要があります。
打ちどころによっては危険なこともありますので、たんこぶの大きさだけで判断しないようにしましょう。
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(Photo by:http://www.ashinari.com/)
著者: カラダノート編集部