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関節痛・腰痛

リウマチは治る病気になる?日々進化するリウマチの治療薬

 

2013年に、欧州リウマチ学会で「生物学的製剤を含む抗リウマチ薬による治療の推奨」が改訂されました。

 

 

改訂のポイントは併用療法

 

・抗リウマチ薬の併用療法が治療の主流となる(国内では使用できないヒドロキシクロロキンと、MTX、アザルフィジンの3剤併用が欧州では増えている)

・ステロイドの使用量:低用量

・金製剤(シオゾール)が、MTX使用禁忌の場合の薬剤から除外

・治療目標達成期間は6ヶ月

・生物学的製剤の第一選択肢の拡大(TNF阻害剤だけ→オレンシア、アクテムラが追加)

ゼルヤンツ:投与には慎重に

 

 

リウマチは治る病気になる?

 

今回、欧州で治療指針となるものが改訂された背景には、

 MTX(リウマトレックス)の併用療法が、治療の主流となっていること

 生物学的製剤治療費が高いにも関わらず使用が増えていること

 新しい仕組みの薬ゼツヤンツの登場

などがあります。リウマチは原因不明の病気と言われてきましたが、近年ではその研究がすすみ、不治の病ではなくなりつつあります。

 

 

併用療法への注目

 

とくに併用療法は、リウマチと診断された際に最初に取られる治療法となってきました。MTXとアザルフィジンや他の抗リウマチ薬で、6か月以内に治療効果を確認できれば治療を継続します。これらの治療で効果が認められなければ、生物学的製剤、あるいは他の抗リウマチ薬での治療が選択されます。

 

 

新しい薬ゼルヤンツの登場

 

ゼルヤンツは、免疫の活性化を抑制することで、関節リウマチで起きている炎症を抑える薬です。関節リウマチそのものを治癒するのではありませんが、関節で起きている炎症を止めるため、痛みと関節破壊を食い止められる、というものです。また、経口投与であることも大きな特徴です。

しかし、ゼルヤンツは免疫を押さえるため感染症にかかりやすくなり、重篤な感染症が副作用として起こることがあるため、現在のところ、各種の抗リウマチ薬、とくに生物学的製剤でも効果がなかった場合に、使用が検討されることになっています。

 

 

リウマチの治療方法については、2010年の改訂に続いての改訂で、世界でのリウマチ治療が日々変化していることがわかります。こうした海外の動きに対して、日本での治療も見直しや改訂が進んでおり、今まで使用できなかった薬がより早く使えるようになる可能性もあります。抗リウマチ薬には、まだ国内では認可されていない薬や治療法もありますが、近い将来に世界水準となれば、安全性が確認された上でより進歩した治療が受けられるようになっていきます。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2012/09/21-370200.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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