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気になる病気・症状

てんかんの原因は頭部の打撲!?

 

てんかんと聞くと、生まれつきの病気のイメージが強いかと思います。一般的には持病であることが多いですが、頭部を打撲したときのダメージによって起こることがあります。

 

●てんかんの出現

大して強く打っていない・・・、たんこぶはそれほどできていない・・・このような状況でも、私たちの脳の中はダメージを受けていることがあります。そんなとき神経細胞の電気信号が乱れてしまい、てんかんの症状が出現します。

 

成人になって突然てんかんを起こすことがある場合は、頭部外傷や脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などが原因であることがほとんどです。

 

●てんかんの症状

・意識を失う

・体の痙攣

・急に動きが止まる

 

特に脳へのダメージで起きるてんかんは、命にも関わる重要なことが多いので注意が必要です。

 

●てんかんが起きたら確認すること

・発作の状況や発作の時間

・意識の有無

・そのほかに手のつっぱりや麻痺などの異常はないか

・震えが左右どちらかにかたよっていないか

 

てんかんの症状が出たら、まずは救急車を呼びましょう。

上記のてんかんの症状や、頭部打撲の状況などを伝えましょう。

 

 

てんかんは何歳くらいで発症する?

てんかんという病名は聞いたことがあるという方も多いはずです。てんかんは発作が起きるのが特徴の病気で、脳内の神経細胞のみだれが引き起こす病気と言われています。

 

●てんかんの8割は18歳以下で発症

てんかん患者は日本国内だけでも50-60万人はいると言われていますが、そのうち8割は18歳以下で最初の発作を起こしていると考えられています。当然全身発作や部分発作を起こす子供を見て、親が心配して病院に連れていったらてんかんと発覚する場合が多いようです。

 

残りの2割については大人のてんかんですが、大人になって急にてんかんになるよりも、脳に障害が起きてその影響でてんかんになる場合がほとんどです。例えば年を取ってきて脳の血管が弱り、脳出血や脳梗塞などを起こしたことでてんかんが付随するなどです。

 

●難治性てんかんは少ない

てんかんの発作が起きると最初は周囲も慌ててしまいますが、慣れてくると周囲も本人もてんかんの発作に正しく対処できるようになります。

 

薬物治療を行ったり、自分自身で発作の前兆を感じ取ったりといった工夫で、てんかんでも問題なく過ごせるようになる方が多いです。

 

てんかん患者の全体からみると、てんかんを上手くコントロールできるのは大体8割で、残りの2割が難治性てんかんという、なかなか治らないてんかんです。

 

てんかんの発症年齢はその8割が18歳以下で、初めててんかん発作を起こすのは子供のときという方が圧倒的に多いです。大人のてんかんの場合は脳障害の後遺症、関連疾患となる場合が大半です。 

 

 

日常生活でてんかんを予防するには?

てんかんを抱えていても発作の回数が少なければ本人の過ごしやすさは格段に違います。

てんかんの発作を予防する・抑えるには抗てんかん薬がありますが、そのほかに日常生活でてんかん発作を予防する方法を紹介します。

 

睡眠不足には要注意

どの年代でてんかんになったとしても注意しなければならないのが睡眠不足です。

普段はほとんどてんかん発作が起きないのに睡眠不足が2-3日続くとてんかん発作に悩まされるという方も多いのです。

てんかんの患者に適切な睡眠時間は7-8時間です。

夜のカフェインは避ける、パソコンや携帯電話など覚醒を促すものは就寝2時間前には止めるのがお勧めです。

 

運動はOK

運動は体を動かすというだけではなく精神のバランスを取るにもふさわしいです。

毎日激しいトレーニングをするのではなく週に2-3回、軽い運動をするのが良いでしょう。

学生の体育については個々の能力、症状に合わせるべきとされています。

また、運動をするときにも介護者がそばにつくことが大切です。

 

裏ワザを使う

適度な運動、しっかりとした睡眠といった基本的な部分に注意していても発作が起きそうなときがあります。

発作の前兆を感じる(頭痛や吐き気など)方は前兆を感じた時に全身に力を入れるという裏技があります。

 

必ずしもすべての人が使える裏ワザではありませんが発作が来そう、と思ったら力を入れてみましょう。

いざというときの予防法です。

 

てんかん発作の予防に必要なことの中でも一番大切なのは睡眠時間の確保です。

7-8時間、良質の睡眠をとるためにパソコンやカフェインには注意してください。

 

また、適度な運動で精神を安定させるのも一つの方法です。

 

 

てんかんの患者の運転時に注意すべきこと!

2012年4月に京都府でてんかん患者が運転する車が歩行者7人を死亡させた事故は記憶に残っている方も多いかもしれません。

てんかん患者が運転をすることに対して法律はどうなっているのか、運転するときに気を付けるべきことは何かを見ていきましょう。

 

●てんかんの人でも運転免許はとれる

てんかんの患者でも運転免許は取れます。これは2002年に法律で決められたことで、以下の3つの条件のいずれかを満たしていれば運転免許の取得が可能としたものです。

1つ目の条件は一般のてんかん患者で過去2年間にわたって発作が起きていない事です。

2つ目は睡眠中のみのてんかん発作患者なら過去2年間にわたって睡眠中以外の発作がないことが条件です。

3つ目は意識障害や運動障害をともなう発作を過去1年間起こしていないことです。

 

これらの条件があり、なおかつ主治医の診断書を提出していれば運転免許は取得できます。

 

●運転上の注意をしっかり守って!

てんかん患者が運転をする際にはてんかん発作中に事故を引き起こす可能性はゼロではないのです。運転上の通常の注意のほかに、てんかん発作を引き起こさないようにする注意も必要です。

規則正しい薬の服用、十分な睡眠はてんかん患者にとっては必須です。薬を飲み忘れたり、睡眠時間が安定しない時には車では通勤せずに公共交通機関を利用しましょう。

常に自分の体の状態を確かめ、異常がないと確認してから車に乗らないと危険です。

てんかん患者であっても発作が2年以上出ていないなどいくつかの条件を満たせば運転免許を取ることは可能です。

ただし、体調が悪いときなどは運転をせずに公共交通機関等で移動してください。

(Photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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