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関節痛・腰痛

抗がん剤「メトトレキサート(MTX)」によるリウマチの治療

 

抗がん剤として開発されたメトトレキサートは、現在リウマチの治療薬として最もポピュラーなものになっています。では、他の抗がん剤も同じようにリウマチに効くのでしょうか?

 

 

抗リウマチ薬として応用されたのはMTXだけ

 

現在のところ、抗リウマチ薬として適用されている抗がん剤はメトトレキサート(MTX)だけです。ほかにも抗がん剤としての効果がメトトレキサートと似ているものはありますが、リウマチ薬として使用する、という例はありません。医学的な研究として、現在抗がん剤として使用されているものがリウマチにも効果がある、あるいはその逆を報告するものはいくつかあるようです。

 

 

薬価が合わない

 

多くの抗がん剤は、非常に高価なものです。がんは一時的に集中してがんを叩くように使用されますが、リウマチの場合、長期にわたって治療が続くケースが多く、薬価の高い治療薬は持続的な治療に向かないことも、抗がん剤からの応用が進まないことの一因でもあります。

 

 

リウマチ患者はがんが少ない?

 

一方で、リウマチ患者はがんになりにくい、というイギリスの統計結果もあるようです。

リウマチで用いられる非ステロイド性消炎鎮痛剤NSAIDsは、がんでも使用される薬です。また、炎症はがんを引き起こす原因とも言われており、炎症を押さえる薬を服用し続けるリウマチでは、結果的にがんが発生しにくくなっている、と考える人もいます。その結果、リウマチの治療薬ががんに効果があるかもしれないと考える研究者も出てきているようです。

 

 

抗がん剤とリウマチ治療薬とは、合致する部分もあり、まったく異なる部分もあります。今後、分子標的薬がますます増えてくることが予想されますが、ピンポイントを狙う分子標的薬が、がんとリウマチの共通の作用点を持つ可能性もあるかもしれません。が、現状では、さまざまな抗がん剤がリウマチに効果があるとは言えず、その強い作用性を考えると、これからもMTXのような例が出るとは限らないと言えそうです。

(Photo by://www.ashinari.com/2012/05/28-362588.php)

著者: rosyさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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