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重症筋無力症のステロイドによる治療

 

重症筋無力症では、対症療法として抗コリンエステラーゼ剤や血漿交換などが用いられます。これらは重症筋無力症そのものを治すものではありません。根本的な治療としては、胸腺摘出やステロイドでの治療があります。様々な病気で使用されるステロイドは、副作用が強いという印象を持つ人も多いと思いますが、重症筋無力症ではどのような効果を発揮するのでしょうか。

 


■ステロイドは体内でも生産されている


ステロイドは、副腎皮質ホルモンによって副腎から生産される物質であり、もともと体内でも生産されているものです。ステロイド薬を使用することで体内で生産される数倍の量のステロイドが作用することとなり、病気の改善に役立つこともあれば反対に体に害をもたらすこともあり、これが副作用ということになります。

 


■抗体の生産を抑える働き


重症筋無力症は、自分の体内にもともと備わっている「アセチルコリンリセプター」に対し、何らかの原因で抗体が生産されてしまい、その正常な働きを妨害することでおきます。この不要な抗体の生産を抑える働きをすると考えられているのがステロイドによる治療です。主に眼に症状が現れる眼筋型の場合は、胸腺摘出をする前にステロイドの治療を行い様子を見ることがあります。全身型に移行した場合も、症状を落ち着かせたり、胸腺摘出術後の治療に使用される場合もあります。また、患者が子供である場合にも、抗コリンエステラーゼ剤とともに主な治療法として使用されます。

 


■服用時の特徴


初めてステロイド剤を服用した場合、一時的に症状が悪化することがあります。即効性がなく、服用を始めてから数週間経たないと効果が実感できないことが多いようです。ステロイドが外部から取り入れられることにより、副腎がその働きを休止してしまうこともありますので、服用を急にやめてしまうと副腎の機能が追いつかなくなり、体をこわしてしまいます。やめるにはゆっくりと、2年くらいかけて量を減らして行くようです。副作用としては、骨がもろくなり骨粗鬆症になることがあります。ビタミン剤を同時に服用したり、分量を減らして他の薬も使用することなどで対処していくようです。他にも消化性潰瘍や顔が丸くむくむムーンフェイス、血糖値の上昇などがあります。

 


使用量や服用する期間などは本人の病状などから判断されるようですので、医師の指導をきっちりと守る必要があるようです。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2008/06/04-004604.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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