育児
たんこぶかと思いきや血管腫!?その原因とは?
生まれた赤ちゃんに多い血管腫ですが、はじめはたんこぶと勘違いされる人が多くいます。
いつの間にこんなところをぶつけたのだろう?と思っていると、実は血管腫だったというケースがあるのです。
血管腫には種類があり、見た目はたんこぶのようなものからイチゴのように赤みで隆起のあるものまで様々です。
血管腫の種類
●イチゴ状血管腫
血管を構成する細胞が増殖することで、真っ赤でイチゴのようなあざができます。
出生時にわずかに赤いか無症状です。生後数週で急速に隆起し、大きくなります。
表面がこぶ状に隆起するものが3割程度で、6割近くは軽度に隆起または隆起しません。
●赤ぶどう酒様血管腫
イチゴ状血管腫とは違い、細胞の増殖を伴いません。
血管の構造上の異常からなるものなので、血管奇形と呼びます。
生まれつきであることが多く、その後大きく変化することはありません。
顔面に多く発生し、子どもの成長に比例して面積を増しますが、それ以上に拡大することはありません。
注意が必要なのは、眼の周囲にある場合です。
緑内障などの眼症状やてんかんなどの脳神経症状を合併することもあるので注意が必要です。
ほとんどの血管種は問題がなく、成長と共に消えていきます。
しかし、先述したとおりの眼や神経、下肢への影響が考えられる場合は、精密検査が必要です。
主に顔や首のの血管腫は脳や眼の検査を重点的に行われます。
血管腫が気になる場合は?
乳幼児の検診時に医師へ相談することをオススメします。
そんなときは、こんな項目をあらかじめチェックしておくと良いでしょう。
・いつごろからでき始めたか?
・どのくらいのスピードで大きくなったか?
眼や首の気管の近くにできているものは、緊急性を要することもあるので、早めに受診することをオススメします。
(Photo by: http://www.ashinari.com/2012/08/08-366740.php)
著者: カラダノート編集部