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輸入量の多い『中国産食品』に対する日本の検疫体制は十分?7つの汚染問題

 

なぜ検査体制がありながら、農薬過剰の中国産食品が入ってくるのか?

 

日本における中国産食品の輸入量は他国と比べて多く、過去2007年時点で食品衛生法違反数、発生数ともに最上位であったとされていますが、2007年12月に殺虫剤入り冷凍餃子事件(メタミドホス、有機リン酸殺虫剤混入)が発生したことで、中国産野菜の輸入量が激減し、2008年には25%減となったと言われています。

 

また日本においても残留農薬が基準値を上回る場合輸入を禁止する『ポジティブリスト制度』が導入されたことからさらに輸入量の減少が見込まれました。それでも依然外食産業などにおいては中国産食品が使用される傾向にあり、昨年度も低価格外食チェーン店などにおいて汚染された鶏肉が使用されていたという事実が発覚しました。

 

なぜ検査体制があるにも関わらず、基準値を上回った食品が入ってくるのでしょうか

以下では、日本の食品検疫の体制についてみて行きたいと思います。

 

中国産食品の主な汚染状況

 

中国産の食品には、周知のように多くの汚染問題があり主に次の7つです。

1)残留農薬汚染

2)残留抗生物質・合成抗菌剤汚染

3)残留ホルモン汚染

4)重金属汚染

5)アフラトキシン(カビ毒)汚染

6)ウイルス汚染

7)違法食品添加物汚染

 

各汚染状況の例としては・・・

 

◆残留農薬汚染

日本で使用禁止である農薬が使われていることも多い。農薬使用方法がずさんで、残留値が高い傾向にある。
大阪のスーパーで販売されていた中国ショウガから、日本では禁止されている農薬BHCが高濃度で検出収穫後の農薬散布(ポストハーベスト)として使われており、農薬残留値が極めて高くなる。

 

◆残留抗生物質・合成抗菌剤使用
⇒水産物の養殖

日本で禁止の発がん性合成抗菌剤マカライトグリーンが使用、輸入された養殖ウナギから検出。
⇒家畜

抗生物質や合成抗菌剤、ホルモン剤が使用、検出されている。

 

◆重金属汚染
中国政府によって2013年に23省5自治区に土壌汚染された『がんの村』があることが認められた。鉱山などから排出されるカドミウム、ヒ素、ニッケル、六価クロム、鉛、水銀、亜鉛などの重金属が河川、地下水、農地を汚染している。

 

◆ウイルス汚染
A型肝炎ウイルスやノロウイルスなどによって貝類などが汚染されている。A型肝炎ウイルスは日本には常在していないウイルス。

 

◆違法食品添加物
粉ミルクに有害物質メラミンの混入事件が有名。メラミンは、接着剤などに使われる窒素化合物で、人が摂取すると膀胱結石などを引き起こす可能性がある。中国国内におけるメラミン被害は約30万人ともいわれている。


食品検疫体制の現状と問題点について

 中国産食品に上記のような汚染問題があったとしても、日本において食品検疫体制が整っていれば、輸入される前に廃棄され安全性を確保できるものと考えられるのではないでしょうか。

通常、輸入食品は食品衛生法への適合(残留農薬基準、残留抗生物質基準)が必要で、これに沿わなかった食品は輸入することができないことになっています。しかし…

 

『実際の検査率は輸入件数に対してわずか1割』

 

にとどまるとされています(9割の食品は、無検査で輸入されているのが現状です)。

 

<検査率について>

検査が行われる機関の内訳としては、約10%のうち、
◇行政による・・・2.9%
◇民間による・・・7.7%
とされています。

 

この内、検査結果が出るまで輸入を認めない検疫が行われているのは民間においての3.7%のみと言われています。さらに、輸入業者が検査機関に依頼する際にも各企業によって料金が一律でなく、低価格の機関に依頼する傾向があり、一部に殺到してしまっている現状があるようです(低価格=検査員数が少ない、検査機器も最低限である)。

このことから、検査体制は十分でないと言えます。

 

<なぜ完全行政指導による検査が出来ないのか?>

食品検疫検査を行う『食品衛生監視員』は、全国でわずか399人しかおらず(専門家によると、十分な検査が行われるには3000人必要と言われている)、食品検査は、検査機器に投入するまでの前処理工程までをすべて人の手で行っており、又検査従業者も正職員でなければならないという規定がある(OECDによる)。

 

食品衛生法を改正して、国による食品検疫検査を現在のモニタリング検査から本来の検疫検査に変えれば、無検査食品も減少し問題なくなると考えられていますが、人員の育成などの費用のことを考えると、時間がかかることは明らかです。

 

最後に

昨年度には、冒頭で述べたように、低価格外食チェーン店にて中国産の汚染された鶏肉が使用されていたという実態が発覚したとされています。メニューなどには産地が記載されていないため、消費者が安全性を見極めることが困難です。

汚染から逃れるためには、『外食で鶏を食べない』という選択肢しかないというのが実情です。今後、行政による抜本的な検査体制の改革が望まれています。

興味のある方は、こちらも合わせてお読みください!『格安グルメには注意が必要?『中国産鶏肉』の危険性とは?』

 

(photoby://pixabay.com/ja/%E9%B6%8F%E8%82%89-%E7%B7%A8-%E5%AE%B6%E7%A6%BD-%E5%9B%BD-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%A0-%E8%BE%B2%E6%9D%91-%E9%B3%A5-%E3%81%8A%E3%82%93%E3%81%A9%E3%82%8A-14427/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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