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片頭痛の人がもしもピルを飲んだらどうなるの?などの偏頭痛治療の副作用やリスク

片頭痛のひとは基本的にピルはNGとされています。特に日本頭痛学会で示しているのは前兆のある片頭痛の患者にはピルは原則禁忌というルールです。では、もしも片頭痛の人がピルを飲んだらどうなるかを考えてみましょう。

 

●ホルモンバランスの変化で頭痛がひどくなる

ピルは強制的にホルモンバランスを変えるための薬です。避妊や女性器の問題には的確に対処できますが、ホルモンバランスが乱れるという問題はピルとは切っても切り離せません。

ピルの服用によって起きる頭痛は、普通の片頭痛よりも重苦しく痛いという意見もあります。

 

また、従来よりも片頭痛の発作の時間が長くなった、片頭痛の生活に与える影響が大きくなったなどの体験談も寄せられています。

これらの多くはピルを飲むことによるホルモンバランスの乱れが片頭痛の症状の悪化に関係していることがわかります。

 

●1-2か月様子を見る

前兆のない片頭痛持ちの方であればピルの使用は原則的に禁忌とはならず、医師の慎重な見極めがあればOKとされています。

 

ピルによって変わってしまったホルモンバランスで頭痛を引き起こしているとき、数か月すると新しいホルモンバランスに身体が適応して頭痛が治まることがあります。

 

まずは頭痛があっても1-2か月様子を見るという方が多いので症状を見ながら適宜休んだりして様子を観察してください。

 

●血栓症のリスクもある

ピルの副作用の中でも恐ろしいのが血栓症で、血栓が血液の通り道を塞ぐという病気です。最悪、臓器に栄養が行かなくなって死に至ることもあります。

 

血栓症によって脳内に栄養が行きわたっていないゆえの頭痛も片頭痛とは別にピルの副作用として考えられます。

立ってもいられないほどの頭痛なら車か救急車を呼んで病院へ行ってください。

 

片頭痛の人がもしもピルを飲んだ場合にはホルモンバランスの変化から頭痛がひどくなったり頻度が増したりする可能性があります。

その他にも血栓症による頭痛のリスクがあります。

 

片頭痛の人がピル禁忌な理由とは?ピル投与中の副作用第1位が頭痛!

避妊目的や生理痛の緩和のためにピルを服用する女性もいます。特に避妊率は非常に高く、99.8%という確率で避妊効果を発揮すること、男性だけに頼らない避妊方法として認知度も高まってきています。

 

●片頭痛とピル

片頭痛の人はピルが飲めない、という話を聞いたことがあるかもしれません。実際に、片頭痛の人にとってはピルは原則禁忌です。

 

日本頭痛学会では、前兆のある片頭痛の患者はピルを飲むのは禁忌、前兆がない片頭痛の場合でも、投与の際は医師の慎重な判断が求められるとしています。

 

●ピル投与中の副作用第1位が頭痛

ピル投与中に最も多く認められる副作用が頭痛です。日本頭痛学会によればもともと持っている頭痛が悪化する、新規の頭痛に悩まされる可能性があるとのことです。

 

これらの頭痛が起きる背景にはピルの服用によってホルモン分泌が変わったことが主にあります。

 

ピルの使用によって、前兆のない片頭痛は24.1-34.8%の悪化、前兆のある片頭痛は18.6-69.2%の症状の悪化を見せるという研究結果もありました。一方で、ピルを服用している女性のうち、片頭痛の患者は全体の18%という研究結果も出ており、片頭痛持ちでもピルを服用している患者がいることもわかります。

 

日本頭痛学会では前兆のある片頭痛を持っている患者に対してピルを服用させるのは禁忌、前兆がない場合でもピルの服用は慎重にすべきと定めています。その背景にはピルによって片頭痛が悪化したり、もともとは頭痛がなかった人に頭痛が出てくる可能性があるからです。

 

実際にピル投与中の副作用の割合を見てみると、頭痛が第1位となることがわかっていますし、ピル使用によって頭痛が悪化したという人は少なくとも18%はいるとのことです。 

 

年々増え続ける男性の片頭痛について

女性にも男性ホルモンがあるように、男性にも量は少ないですが、女性ホルモンは分泌されています。

 

「片頭痛=女性の病気」

 

のように見られがちですが、男性にも当然片頭痛持ちの方はいます。

むしろ、年々男性の片頭痛は増えているのです。

 

どんな男性に多い?

こうした男性患者は、見た目もスマートでとても優しそうな雰囲気を持っている、いわゆる「草食系男子」に多いと言われています。

 

ホルモンの分泌は食事や運動、ストレスなどさまざまな要因に左

右されます。

 

こうした男性たちのホルモン値を測定したところ、エストロゲンの分泌量が意外に多いと言われているのです。

 

いずれにしても、最も注意しなければならないのは、一般的に「片頭痛は女性のもの」という先入観が強いせいか、こうした男性が来院しても「緊張性頭痛」と診断してしまう医師が少なくないそうです。

 

てんかんの患者さんに片頭痛のリスク 

てんかんと片頭痛を同時に発症する人は多いことが知られています。アメリカの研究で、親や兄弟などにてんかんを発症した人がいる場合に片頭痛を発症するリスクがあがることが報告されました。

 

片頭痛にてんかんを合併する

片頭痛の患者さんは、片頭痛でない人に比べて、てんかんを発症する率が高いといわれています。一方、てんかんの患者さんでも片頭痛を発症する率はてんかんでない人の2倍近く高いこともあり、てんかんと片頭痛は合併しやすいことが明らかになっています。てんかんの部分発作では、約3割の患者さんが予兆のようなものを自覚しているといわれており、予兆の存在から片頭痛との関連が考えられます。てんかんと片頭痛の病態で共通しているのは、脳の興奮性が上がっていることと言われています。抗てんかん薬が片頭痛の予防に効果があると期待されていることからも、片頭痛とてんかんの関係が深いことが示唆されます。

 

てんかんを発症した家族がいると片頭痛のリスクがあがる

アメリカでの研究結果によると、親、兄弟、子どもといった近しい家族にてんかんを発症した人が2人以上いる場合に、てんかん患者本人の片頭痛を発症するリスクは2.5倍に上がることが明らかになりました。この結果によって、てんかんと片頭痛の発症機序が解明されれば、治療や予防に役立つと期待を寄せられています。

 

今後、てんかんと片頭痛、両方からアプローチした研究が進められ、発生の機序が明らかにされたり、治療法が発展することが期待されています。

 

若いころにはじまった片頭痛…何年付き合うことになるの? 

片頭痛のスタートはすべての片頭痛の患者の8割は10-20代と言われています。若いうちに発症する病気といっても過言ではないでしょう。

最初は自家中毒で腹痛の症状が出ていたものが、だんだん頭が痛くなるといったように変化してくるケースもあります。

片頭痛とはいったい何年付き合わなければならないのかと悩んでいる方もいるかもしれません。

 

●70代以上の有病率は低い

片頭痛の年齢別、男女別の有病率を見てみると70代以上の有病率が低いということがわかります。

女性は最も多いのが30代でおよそ20%の有病率ですが、70代以上になると2-3%の有病率となります。女性の全年齢層平均は12.9%です。

一方で男性の場合は70代以上の有病率はほぼゼロ、最も多い20代でも10%までは至らない程度です。

男女どちらにしても70代以上の有病率は低いことが明らかになっています。

なお、世界的に見てみても片頭痛においては男性よりも女性の方が圧倒的に有病率が高い病気であることがわかっています。

 

●痛みが少しずつなくなる?

片頭痛について一般的な体験談として寄せられることが多いのは『年を取ると片頭痛の痛みが少しずつ薄らいでくる』と言うことです。

昔は片頭痛は閉経する50代くらいにはなくなるとすら言われていた時期がありました。そこにはホルモンからの頭痛も関係しているようです。

ただ、ホルモンとは深い関係にない片頭痛だったとしても体験談を見る限りは年と共に少しずつ楽になっていく可能性が高いことがわかります。

20歳で片頭痛を発症したとすれば痛みが和らぐ50代くらいまで、約30年の付き合いになるので普段から片頭痛を上手に予防・対策する方法を知っておいた方がよいです。

 

10-20代で発症することの多い片頭痛は70歳代以上では有病率が低く、年と共に徐々に痛みが薄らぐとも言われています。

(Photo by: [http://pixabay.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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