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育児・子供の病気

子どもの肺炎、最も多い原因とは?どのような原因がある?

乳幼児と高齢者でかかることの多い肺炎。そのうち、頻度の高いとされる「肺炎球菌」は、ワクチンで感染を防ぐことができます。つらい肺炎になる前に予防できる肺炎球菌ワクチンとはどのようなものでしょうか。

 

◆頻度の高い「肺炎球菌」による肺炎

肺炎球菌は、もともとヒトの鼻やのどに棲息している常在菌です。普段なら害はありませんが、免疫力が低下すると感染症を引き起こし、肺炎のほか、中耳炎・副鼻腔炎・気管支炎・髄膜炎・敗血症などの原因になります。

免疫力が未熟な5歳以下の乳幼児と、免疫力が低下した65歳以上の高齢者、疾患を持つ人などでは発症する頻度の高い肺炎です。

 

◆どうして肺炎球菌だけワクチン接種するの?

細菌感染による肺炎は重症化することが多いとされています。治療には抗生物質などの薬剤が効きますが、近年では薬剤に対して耐性を持つ耐性菌が多くなっており、治療が難しい場合も多くなっています。そのため、感染・発症するまえにワクチンで予防することが大切になります。

 

肺炎で最も多いのはウイルス感染によるウイルス性肺炎ですが、現在のところワクチンで予防できるウイルス性肺炎はありません。ただし、ウイルス性肺炎は薬剤による治療も難しいですが、症状がそれほど重症化しない特徴があります。インフルエンザに感染すると、肺炎球菌やそのほかの細菌に二次的に感染して肺炎を併発する場合があります。間接的な予防目的として、インフルエンザワクチンも接種することが推奨されています。

 

肺炎は、小児科では最もよく見かける呼吸器の感染症のひとつといわれているくらい、よくある病気です。では、どのような原因から肺炎になることが多いのでしょうか。

 

◆いちばん多いのはウイルス性

肺炎の原因の大半を占める「病原微生物への感染」のうち、頻度が高いのがウイルス性肺炎です。細菌性肺炎よりもはるかに高い頻度で発生し、5歳未満は50%近くをウイルス性肺炎が占めるといわれています。

 

乳児期はRSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスへの感染によるものが多くを占めます。いずれのウイルスも一生の間になんどもかかる、いわゆる風邪の原因ウイルスのひとつです。

 

母乳からの移行抗体がある型とない型、重症化しやすい型と軽症で済む型がありますが、乳幼児は学童期にくらべて肺炎になりやすい傾向があります。

学童期になると、季節性インフルエンザといったインフルエンザウイルスが多くなります。

 

◆その他の原因による肺炎

●細菌による肺炎

細菌による肺炎では肺炎球菌が多いです。細菌に感染することで起こる細菌性肺炎の場合は、年齢によって原因となる菌が異なって来ます。しかし、乳幼児から学童期まですべての年齢を通じて、肺炎球菌が最も多くなっています。

 

肺炎球菌のほかには、インフルエンザ菌b型(Hib)、カタラーリス菌の頻度が高いとされています。ウイルス性肺炎に比べ、重症化しやすい傾向があります。

 

●非定型肺炎

非定型肺炎と呼ばれる、マイコプラズマやクラミジアなどへの感染によって起こる肺炎が、5歳~青年期にかけて増えて来ます。

 

●マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマは、細菌の特徴である細胞壁をもたない少し変わった細菌で、発熱や頭痛、倦怠感、のどの痛み、気管支炎など、これといって定まらないような、風邪のような症状が起こります。学童期以降、あらゆる年齢にみられる肺炎で、家族内で発生することもあります。

 

●クラミジア

健康な成人ではクラミジアに感染しても発症することは少ないですが、免疫力の弱い小児ではかぜ症状から気管支炎、肺炎に発展することもあります。マイコプラズマと同様、家族内で発生することも多い感染症です。

 

新生児期から幼児期にかけてよく見られる肺炎ですが、小学校入学以降になると、からだの成長にともなって減っていきます。風邪症状や咳が気になるときは早めに受診し、適切な治療を受けて肺炎を防ぎたいですね。

 

「気になる病気・症状」で人気の記事はこちら

●肺炎はうつる?知っておきたいさまざまな肺炎!

 

(photo by://www.ashinari.com/)

著者: seasideさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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