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頭痛

軽く見てはいけない貨幣状頭痛、頭痛と一緒に起こる随伴症状とは

自分は片頭痛持ちであるという人は、日本ではそう少なくないと思います。原因不明の頭痛のことを、総称のように片頭痛と呼ぶことがありますが、実際感じている日常的な頭痛が片頭痛ではないこともあります。

 

ピンポイントで感じる頭痛

片頭痛は頭の片方だけが痛くなると、理解をしている人もいるかもしれませんが、実際は頭の片方だけではなく両側に起こることもありますし、後頭部に痛みが起こることもあります。

 

片頭痛の痛みの箇所はその時ごとに変化する場合もありますし、痛みを感じる場所は頭の右側、左側で表されるように、はっきりとした範囲は決まっておらず広範囲に及びます。

 

しかし、頭痛の中には片頭痛と同じように、原因不明であらわれ時間が経つとおさまるという頭痛なのに、片頭痛とは一線を画す頭痛があります。

それは貨幣状頭痛というもので、片頭痛とは異なり硬貨くらいの範囲がピンポイントに痛み、毎回同じ場所が痛くなります。

 

一次性の貨幣状頭痛

貨幣状頭痛は、多くは一次性の頭痛です。何らかの原因によって脳に知覚を伝えている、三叉神経痛が生じているものと考えられています。

一次性の貨幣状頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛に併発していることもあり、医師であっても見逃してしまうことがあると言います。

 

一部は二次性の貨幣状頭痛

貨幣状頭痛の一部は、二次性の頭痛であることがあります。二次性の貨幣状頭痛とは、何らかの具体的な原因があって頭痛が生じているということで、例えば痛みを感じる部分をMRIなどで調べてみると病変が見つかったり、頭部の手術後に手術の影響で痛みが生じていたりします。

 

二次性の場合、頭蓋に何らかの小さな病変が関与することがあるので、決して軽く見てはいけない部分があります。

 

ただの片頭痛だと思っていても、痛みの感じ方が違う箇所などの気になる痛みがあるのであれば、一度しっかりと調べてもらった方がよいかもしれません。

 

若い女性に多い貨幣状頭痛とは?

若い女性に多いとされる頭痛に、貨幣状頭痛があります。比較的珍しい頭痛で、10円玉くらいの円形の範囲の頭皮に痛みを生じる、というものです。ただの頭痛だからと思って病院を受診していない人も多くいると推測され、実際の患者数は確認されている数よりも多いものとされています。

 

定義

貨幣状頭痛は以下のように定義されています。

「局所構造物に病変が存在しない状態で起こる、頭部の少領域の限局性の痛み」

この定義は次の診断基準によって支えられています。

 

診断基準

A:軽度から中程度の頭痛で、BおよびCを満たすもの

B:円形または楕円形領域のみに痛みが感じられ、典型例では直径2~6㎝の領域になる

C:痛みは慢性的であるが、持続的な場合と、数週間から数か月にわたって自然寛解する場合がある

D:他の疾患による頭痛ではない

 

Aにあるように、寝込んでしまうほどの頭痛は貨幣性頭痛では見られにくいものです。同じように見られる頭痛の片頭痛では、時に寝込んでしまうほどの一過性の頭痛が起こることがありますが、貨幣性頭痛ではひどくても、何とか乗り切れるほどの痛みまでしか生じません。ただし、片頭痛よりも持続時間は長くなる傾向があるようです。この痛みは三叉神経終末枝の、局限性神経痛であると考えられています。

 

またCにあるように、貨幣状頭痛は自然寛解する場合もあります。ただし自然寛解するのは患者の約40%ほどに見られるもので、数週間から数か月後に持続性の痛みが再発する可能性もありますので、自然にそのまま完治していくということは、あまり可能性が高くないようです。

 

 

こめかみや頭頂部など、いつも一定の場所が痛くなるといった症状があるのなら、一度貨幣状頭痛を疑ってみてはどうでしょうか。

 

もしかしたらあなたの頭痛は貨幣状頭痛かも?

頭に生じる症状で貨幣状のものというと、円形性脱毛症を連想してしまうかもしれません。しかし円形性脱毛症以外でも、頭に貨幣状の症状が出ることがあります。

 

それは貨幣状頭痛という疾患です。

 

貨幣状頭痛という疾患

貨幣状頭痛とは、10円玉くらいの範囲の頭皮が痛むという、あまり聞きなれない頭痛です。円形性脱毛症のことは10円ハゲと言ったりしますが、貨幣状頭痛は10円頭痛とは言いません。

 

比較的珍しい頭痛ではありますが、頭痛という症状は自分で処理してしまうことも多く、受診はしていないけれども発症している、という潜在の患者数は多くいるとされています。

 

国際頭痛分類(ICHD-Ⅱ)では、頭部神経痛および中枢性顔面痛の中の一つとして分類されています。

 

どんな症状?

貨幣状頭痛は頭部のどの部位でも起こり得ますが、しばしばこめかみに起こり、多くは頭頂部に起こります。上記のように、硬貨くらいの範囲で常に同一の場所に痛みが生じ、その形や大きさはほとんど変化しません。

 

持続的な痛みに加えて、穿刺(せんし)感が数秒間持続したり、数分から数時間にわたって、徐々に増強したりすることがあります。

 

病院でも診断が難しいことがある

あまり頻繁に見られる疾患ではないので、症状を訴えたとしても緊張性の頭痛であるなどと、他の診断をされることも多いようです。そのために、処方された薬が合わずに、痛みがなかなか治まらないこともあります。

 

もし自分の症状が貨幣状頭痛と疑われ、医師がその診断をしてくれないのであれば、自分から病名を伝えてみるのもよいでしょう。

 

普通の片頭痛の症状とは少しだけ違う症状の貨幣状頭痛ですので、しっかりと自分の症状を観察して、医師に確認しましょう。

 

頭痛と一緒に起こる随伴症状とは

ある症状と一緒に起こる症状のことを随伴症状と呼びます。

頭痛にも随伴症状があります。

 

●頭痛の随伴症状はどれくらいの人が体験している?

頭痛の随伴症状は約3分の1が体験していると言われています。

3人に1人は、頭痛以外の症状にも悩まされているということです。

日本には頭痛持ちの方が4000万人いるので、1300万人くらいは頭痛の他に随伴症状が出ているという計算になります。

 

●頭痛の随伴症状にはどんなものがあるの?

頭痛の随伴症状の代表は吐き気です。

実際に嘔吐してしまう場合もあり、本人の不快感が大きいのも吐き気の持つ特徴と言えるでしょう。

他には肩こりや首こりなども頭痛とともに起こる症状です。

中には腕まで痛くなるという方もいます。

その他に、めまい、ふらつきなどが現れる場合もあります。

人によって随伴症状は違いますが、頭痛の発作が起こると随伴症状も起こるという点は同じです。

 

●頭痛の随伴症状をひどくする環境

頭痛の随伴症状、そして頭痛そのものを悪化させる環境としては強い光・大きい音のある場所です。

アミューズメントパークなどでは光と音がほかの場所に比べると強く大きいです。

そのような場所に頭痛発作を起こしている方が入ると、多くの場合随伴症状が出ると考えられます。

音や光は頭痛発作の原因にもなっています。

(Photo by: [http://www.ashinari.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-08掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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