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頭痛

高齢者の頭痛を引き起こす側頭動脈炎の診断と治療

 

特定疾患、つまり難病に指定されている疾患の中に高齢者の頭痛と深く関係する疾患があります。側頭動脈炎というその疾患は、日本ではあまりお目にかからない疾患で、原因ははっきりしていませんが、側頭部の皮下を走る浅側頭動脈に起こる血管の炎症です。

 

 

診断

 

頭痛や視力障害などの自覚症状が良く見られ、そうした症状の確認と共に以下のような症状が認められます。

 

・赤沈亢進/白血球増多/貧血/CRP陽性

眼底検査による視神経乳頭の虚血性変化

眼底検査による網膜の綿花様白斑

眼底検査による小出血

血管造影による頸動脈の血管造影での動脈の狭窄や閉塞

 

筋肉の痛みが自覚症状として認められますが、筋肉の破壊を示す値は正常値になります。また、診断を確実にするには、炎症が生じているであろう浅側頭動脈の生検によって、巨細胞性動脈炎を認めることが必要になりますが、病変が必ずしも連続して存在するとは限らないため、2~3㎝の動脈の組織を摂って調べる必要があります。

 

治療

 

治療は出来るだけ早期であることが望まれます。早期であれば視力障害があまり進行していませんから、早い段階でステロイド治療を行うことによって、視力障害を予防することができます。ケースによっては失明の恐れがありますが、その場合にはステロイドを大量に使用した治療が必要になります。

中にはステロイド治療によって、十分に血管の炎症を抑えられないケースもあります。あるいは大量のステロイドを使用した後に、次第にステロイドの量を減らしている過程で炎症が再発してしまうケースもあります。これらの場合には、メトトレキサートなどの免疫抑制薬を併用して治療を進めることがあるようです。

 

 

こうした治療を適切に受けることによって予後は良好で、数年以内に寛解状態になりますが、その後も定期的に薬を服用したり検査を受けたりすることが必要になります。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/06/09-022035.php?category=52])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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