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調和や安定の取れた精神状態で出産!ソフロロジー式分娩とは

  

ソフロロジー(Sophrology)という単語を構成するsosは「安定、調和」、phrenは「精神、意識」、logoは「学問」を意味します。ソフロロジ―とは、1960年にスペインの精神科医アルフォンソ・カイセド博士が提唱した、調和や安定の取れた精神状態を得ることを追求する学問です。ソフロロジ―の理念は、産科、精神科、消化器科、歯科など広く医学の世界で取り入れられています。 

 

◆日本におけるソフロロジー式分娩

ソフロロジーという学問の理念は、1972年にフランスでジャンヌ・クレフ博士によって初めて産科に取り入れられました。その後ヨーロッパにこの分娩法が広まり、日本に初めてこの分娩法がもたらされたのは1987年でした。

 

ソフロロジー式分娩は日本ソフロロジー法研究会の創始者である、松永昭博士によって研究、改良がすすめられ、日本独自のソフロロジー式分娩が誕生しました。

 

フランスでは陣痛の際に麻酔を使用するようですが、日本のソフロロジー式分娩では麻酔を使用せず、呼吸法やイメージトレーニング、音楽などを取り入れて、効果的に痛みを逃すのが特徴です。ソフロロジーのベースにヨガや禅の理念があることから、日本人には受け入れやすい分娩方法かもしれません。

 

◆ソフロロジー式分娩法での出産

ある科学的調査によると、ソフロロジー式分娩は無痛分娩よりもストレスレベルが低いそうです。母親がストレスで体が緊張すると、出産の痛みが増すほか、胎児への血流も悪くなってストレスを与えてしまいます。

 

ソフロロジー式分娩法では、特に産前の母親学級に力をいれており、そこでは出産から育児全般に対する心構えを学びます。出産は痛いものですが、それは「赤ちゃんを生み出すために必要で、とても大切なエネルギーである」と捉え、音楽をかけながら出産に対する恐怖などを喜びに転換するイメージトレーニングを何度も行います。

 

ソフロロジーには「すべてをあるがままに受け入れ、悪いエネルギーを良いエネルギーに転換していく」という考え方があります。ソフロロジー式分娩でも、出産や育児に対するネガティブイメージをすべて前向きに変えていくイメージトレーニングを訓練するため、産後の育児にも役立てることができるでしょう。

 

ソフロロジー式分娩法を実施している産院は全国にいくつか存在します。麻酔を使った無痛分娩でもなく、呼吸やイメージトレーニングによって痛みを和らげていく方法は、自然なお産を希望する人や、痛みに対する恐怖心が強い人には適した分娩法と言えそうです。 

(Photo://www.ashinari.com/2010/12/31-344390.php?category=260)

著者: fuji-444さん

本記事は、2016-07-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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