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妊娠・出産

出産時の痛みと分娩麻酔について

 

 

お産の痛みは、子宮が収縮することでも起こりますが、ほとんどは胎児が産道を通って出てくるときに子宮頚部や膣、周辺組織が引き伸ばされることで起こります。 また、筋肉が疲労していたり、緊張や恐怖でこわばっていると痛みが増加していまいます。

 

 

◆陣痛の痛みとマギールスコア

 

痛みの強さを数字で評価した「マギールの疼痛(とうつう)スコア」と呼ばれるグラフがあります。陣痛の痛みの強さには個人差がありますが、グラフによると、初産婦の陣痛の痛みは「骨折」のおよそ3倍、「手指の切断」の少し下位に位置しています。それほど陣痛の痛みは激しく、心臓に疾患がある人や過呼吸になりやすい人には負担が大きくなってしまいます。近年ではそのような事情を抱える人だけでなく、普通の妊婦の方でも麻酔を使用して痛みを緩和する「無痛分娩」「和痛分娩」を選択する人が増えているようです。

 

◆無痛分娩の普及

 

無痛分娩とは、局所麻酔薬を使用して陣痛の痛みをなくす分娩方法のことをいいます。1853年に、イギリスでヴィクトリア女王がクロロホルムを使用した麻酔分娩をおこなったことがきっかけとなり、ヨーロッパでは古くから無痛分娩が広がっていました。現在でも欧米では無痛分娩を選択する人が多く、一番普及しているフランスでは70%以上の女性が無痛分娩で出産をしています。日本ではまだまだ普及率は低いですが、近年では無痛分娩に興味のある人や、実際に無痛分娩をおこなう人が増えつつあります。 

 

◆無痛分娩における硬膜外麻酔

 

無痛分娩の際に使用される麻酔は、最も歴史が長く安全性が高い「硬膜外麻酔」が一般的です。 硬膜外麻酔を行う前には、硬膜外麻酔が可能かどうかの検査をします。血が止まりにくくないかや背骨の異常、カテーテルを挿入する部分の皮膚に感染がないかなどを調べます。硬膜外麻酔では、まず背骨の中の脊髄の表面を覆っている膜(硬膜)と、背骨の隙間の硬膜外腔というスペースにカテーテルを挿入します。そこに必要なタイミングで、局所麻酔薬や鎮痛薬を注入するのです。薬は周辺の神経と脳に痛みを伝達する脊髄に効くので、薬を全身に投与するより効果的に痛みを和らげることができます。硬膜外麻酔は薬の量や濃度を調節したり、手術後の痛み止めとしても使用できるのが特徴です。

 

分娩時に麻酔を使用する「無痛分娩」は、日本でも着実に広がりつつあります。出産時の痛みは本当に激しく、それによりパニックを起こしてしまう人や心臓に疾患のある人などには、よりリラックスして安全に出産に臨めるという利点があります。ですが、どんな医療行為にも副作用やリスクはつきものですので、担当の医師と納得のいくまで話し合ってから出産方法を決めましょう。 

 

(Photo:[//www.irasutoya.com/2012/12/blog-post_6547.html]) 

著者: fuji-444さん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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