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妊娠・出産

羊水検査で起こりうる流産などの危険性について

 

 

母体の羊水の中には胎児の細胞も含まれます。羊水の中から胎児の細胞を採取して、染色体や遺伝子の異常を調べることを羊水検査と言います。

 

 

◆羊水穿刺による検査

 

日本産婦人科学会によると、羊水検査のための胎児の細胞採取は以下のような場合に行われます。

 

①夫婦どちらかが染色体異常の保因者である

②染色体に異常のある児を妊娠、分娩したことがある場合

③高齢妊娠

④妊婦が新生児期もしくは小児期に発症する重篤なx連鎖遺伝病のヘテロ接合体の場合

⑤夫婦の両者が、新生児期もしくは小児期に発症する重篤な常染色体劣性遺伝病のヘテロ接合体の場合

⑥夫婦の一方もしくは両者が、新生児期もしくは小児期に発症する重篤な常染色体優性遺伝病のヘテロ接合体の場合

⑦その他、胎児が重篤な疾患に罹患する可能性のある場合

 

参照:日本産婦人科学会[//www.jsog.or.jp/ethic/H25_6_shusseimae-idengakutekikensa.html

 

 

◆羊水検査の危険性について

 

羊水検査は妊娠15週以降におこなわれます。妊娠初期は流産の可能性も高くなり、羊水の量が少ないため羊水採取が困難になるためです。羊水検査における危険性はいくつかありますが、一番重大なものに流産や胎児の死亡があります。流産は、羊水穿刺による破水や子宮内感染、絨毛膜血腫、子宮からの出血が起こることによる子宮の収縮が原因となるといわれています。流産に至る確率は0.2~0.5%であるといわれています。

 

 

◆羊水検査の倫理的問題

 

羊水検査を含めた出生前診断は、結果次第で胎児の生命が決まってしまうかもしれないという重大な問題を孕んでいます。 また、ある意味で生命を選択することになることや、先天的異常をもつ人の排除や差別を助長しかねないという、倫理的問題が指摘されています。この問題について、日本産婦人科学会も「遺伝子の変化に基づく疾患・病態や遺伝型を人の多様性として理解し,その多様性と独自性を尊重する姿勢で臨むことが重要」と述べています。

 

出世前診断の検査技術が進むことで、胎児の生命が絶たれる確率が高まる可能性があるという事実はとても悲しいことです。知識や病気への理解不足による安易な堕胎が増えないように、病院や本人らによる努力がとても大切になるでしょう。

 

(Photo:[//pixabay.com/ja/%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E4%B8%AD-%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90-%E5%B0%91%E5%B9%B4-%E5%8F%8C%E5%AD%90-%E4%B8%AD%E5%BF%83%E9%83%A8-%E5%BD%A2%E7%8A%B6-%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93-214522/]) 

著者: fuji-444さん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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