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人獣共通感染症の原因寄生虫「エキノコックス」中間宿主と終宿主について

 

エキノコックスの感染は、肉食や雑食の動物の糞便に含まれた虫卵を経口摂取することでしか、感染しない感染症です。これは人がエキノコックスにとって、中間宿主という位置づけにあることに関係しています。エキノコックスは、中間宿主と終宿主の間を行き来して、寄生するライフサイクルを持った寄生虫なのです。


■中間宿主と終宿主


●エキノコックスのライフサイクル
エキノコックスは卵から成虫になるまでに、二種類の宿主を渡り歩くライフサイクルを持っている寄生虫です。
卵から成虫になるまでの宿主を中間宿主、成虫から卵を産むまでの宿主は終宿主と呼ばれます。

●人は中間宿主
ここで重要なのは、人はエキノコックスが卵から成虫になる過程において、中間宿主と言うことです。

中間宿主は卵から幼虫となるまでの宿主であり、卵を発生させ感染を広げることはありません。

●終宿主の肉食獣が感染拡大
終宿主として大量の卵を発生させ感染を拡大させるのは、中間宿主の内臓ごとエキノコックスの成虫を取り込む肉食獣です。

●エキノコックスの成長と感染経路


1.虫卵が経口で中間宿主に感染
草食動物や人が経口で虫卵に感染します。


2.幼虫が内臓に寄生
虫卵が内臓で孵化し、幼虫が体内に寄生することとなります。


3.内臓を食べた肉食獣に感染
主に幼虫に感染した草食動物の内臓を食べる事で、肉食獣にエキノコックスの幼虫が感染します。


4.肉食獣の体内で大量の虫卵が発生

肉食獣の体内で、幼虫から成虫に成長したエキノコックスが虫卵を産み、糞便に混ざって体外に排出され、草食動物や人への感染を拡大することになるのです。


中間宿主である人が人同士で感染を広げることはなく、また同じ中間宿主である草食動物の内臓などを食べてもエキノコックスに感染することはありません。
注意すべきは終宿主である肉食動物の糞便であり、手の洗浄などの衛生管理で予防することができる感染症なのです。

 

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/1443)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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