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気になる病気・症状

肉に寄生する旋毛虫の感染症

人と動物が共通して感染する感染症に、旋毛虫症という食中毒があります。この旋毛虫とは、動物の内臓ではなく最終的に筋肉に寄生する寄生虫で、その肉食を食べることによって、様々な肉食動物や人に感染を拡大する人獣共通感染症です。

 

肉食によって感染した旋毛虫は体内で繁殖し、増殖した幼虫が全身の筋肉に広がり寄生します。

 

■肉食で感染する旋毛虫

●広範囲の人獣共通感染症

旋毛虫は、ほぼ全ての肉食と雑食の動物が感染の対象となる、広範囲の感染症です。旋毛虫の幼虫が寄生するのは動物の筋肉であり、寄生した筋肉を摂取することで、幼虫を体内に侵入させ感染することになります。

 

1.獣肉を食べることで感染

旋毛虫は動物の筋肉に寄生し、寄生した動物の肉を十分に加熱や凍結をせずに、経口摂取することで感染します。

 

2.小腸で有性生殖

経口摂取で感染した旋毛虫は小腸で有性生殖を行ない、大量の幼虫を発生させます。

 

3.血液やリンパ液で全身の筋肉に

小腸から血液やリンパ液の流れに乗って、旋毛虫の幼虫が全身の筋肉に広がり、筋肉細胞に入り込み寄生することになります。

 

4.さらに感染拡大

旋毛虫が寄生した筋肉をさらに他の動物が食べる事でさらに感染が拡大します。

 

以上のように、旋毛虫が感染するのは肉食という経口摂取によるものであり、牛などの草食動物にはその心配は無く、雑食の豚などもきちんと管理された餌を摂取していれば、ほぼ心配することはありません。

 

現代社会では少なくなっていますが、野生の動物を狩猟によって狩り、その肉を食べることによって人にも感染する危険が発生する寄生虫なのです。日本ですと、野生の熊肉などがその原因として考えられます。

 

寄生虫ですので、しっかりと加熱し調理すれば寄生虫を殺すことができるので、野生の熊肉を食べたからと必ず旋毛虫症になるとは限りません。

 

熊肉に限らず、肉の生食を避けるようにすることをお勧めいたします。

(Photo by: //www.photo-ac.com/)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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