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便の検査では見つからない!?なぜ?食中毒をおこす寄生虫「旋毛虫」

 

食べ物から感染し、消化器官にダメージを与える食中毒の検査方法として、最も基本的なものは、排泄された便を調べる検便でしょう。消化器官で健康に害を与える寄生虫や細菌を見つける為に、非常に有効な検査方法です。
しかし、同じ食中毒でも旋毛虫症は、便の検査からは寄生虫が検出されることはありません。それは旋毛虫の寄生場所に原因があります。

 

■便の検査では検出されない被嚢幼虫


●食中毒の代表的な検査方法
一般的な食中毒は、その原因となる細菌や寄生虫を、排出された便を検査することで特定することができます。
しかし、食中毒に分類される旋毛虫症は、その便検査によって旋毛虫の幼虫である被嚢幼虫を見付けることはできません

●小腸で増殖し、筋肉に寄生する旋毛虫


1.旋毛虫は小腸で増殖
旋毛虫が寄生した食肉は、口から入り小腸で消化され活動を開始します。
小腸での旋毛虫の活動はいわゆる有性生殖であり、小腸でその数を増やし全身に感染を広げる準備を行なうのです。


2.幼虫が全身に移動
大幅に増殖した旋毛虫の幼虫が、小腸から血液やリンパ液を通って、全身に感染を広げます。


3.全身の筋肉に寄生し休眠
旋毛虫の幼虫は、筋肉に寄生すると被嚢幼虫という休眠状態に移行し、現在の宿主が次の宿主に食べられるまで、ひたすら寄生し続けます。



以上のように旋毛虫が消化器官で活動するのは小腸までであり、旋毛虫の活動で嘔吐や下痢などの症状が出るのは一時的なものです。
最終的な旋毛虫の寄生場所は全身の筋肉であり、筋肉に寄生した旋毛虫を便の検査で検出されることはありません
そのため旋毛虫症の検査には検便以外の検査方法が必要とされ、旋毛虫症の特定は難しいものとなっています。

 

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/3927)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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