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肺胞に液体が溜まる!肺胞タンパク症による肺の易感染性について

 

肺胞タンパク症は、肺胞が液状の蛋白様物質に埋め尽くされるという症状の他にも、厄介な症状を伴います。それは、易感染性という細菌に対する防御機能の弱体化です。
肺胞に液体が溜まることで、呼吸によって取り込まれる細菌に対する抵抗力が弱まってしまい、通常よりも呼吸器が細菌に感染しやすい状態になってしまいます。

 

■易感染性となる肺胞タンパク症


●呼吸器感染症との合併


肺胞タンパク症は呼吸器感染症と合併しやすく、感染症の症状である発熱や炎症反応を伴うことが多い疾患です。


▼肺胞タンパク症自体は発熱も炎症もしない
実際には、発熱も炎症も肺胞タンパク症自体の症状ではなく、ただ呼吸を傷害し肺胞を感染症になりやすい状態にするだけなのです。


●肺胞内に溜まる液体


肺胞タンパク症は、肺胞内部に肺胞サーファクタントという液状の貯留物質が蓄積する疾患であり、この液体が溜まった状態の肺胞が感染症になりやすい状態となります。

1.呼吸により大気中のウィルスや細菌を吸入
感染症の原因となるウィルスや細菌は大気中に存在し、呼吸によって体内に吸引します。


2.通常ならば排気によって大部分を排出
ウィルスや細菌を吸い込んだとしても、通常ならば呼吸の排気の段階で、吐き出す空気と共にウィルスや細菌の大部分を排出し、肺の中に残ることはほとんどありません。


3.肺胞内に溜まった液体に吸着
しかし、肺胞内に液体が溜まっている場合、ウィルスや細菌は大量にこの液体に吸着し排出しきれず、大量に体内に残存してしまう可能性がでてきます。
これが肺胞の液体貯留による易感染性なのです。



肺に細菌が感染する肺炎が、時には死亡者も出る疾患であることは有名でしょう。肺胞タンパク症の易感染性は、その意味では本来の呼吸障害よりも深刻なリスクであり、細菌感染には特に注意が必要です。

 

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/5703)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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