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現在治験中!肺胞タンパク症の新しい治療法「GM-CMF投与」とは何?

 

現在、肺胞タンパク症の治療として、肺胞を洗浄し肺胞内部の蛋白様物質を除去する肺胞洗浄療法があります。
しかし、肺胞洗浄療法は全身麻酔か肺の局所麻酔といった、患者の身体への負担が大きい治療法であることも事実です。
現在治験中ではありますが、肺胞タンパク症の原因を解消する、GM-CMF投与という新たな治療法が研究開発されています。

 

■GM-CSF投与


●類粒球単球コロニー刺激因子(GM-CSF)


多能性造血幹細胞の分化を促すサイトカインの一種であり、肺胞マクロファージの成熟に大きく関わる因子です。
肺胞タンパク症は、このGM-CSFの欠乏もしくはGM-CSFの自己抗体ができることが原因だと考えられています。

1.GM-CSFの欠乏、自己抗体の発生
GM-CSFが欠乏するか、自己抗体が発生することで十分に機能が発揮されず、肺胞マクロファージの成熟に深刻な障害が発生します。


2.肺胞マクロファージの機能障害
肺胞マクロファージは、肺胞内から余分な肺サーファクタントを除去する役割を持っており、その機能障害により未分解の肺サーファクタントが増加することになるのです。


3.肺胞タンパク症に
除去されず肺胞を満たした肺サーファクタントによって、肺胞の呼吸機能を傷害します。

●不足するGM-CSFを投与


つまり、その不足するGM-CSFを外部から投与することで、肺胞タンパク症の症状を緩和、治療できることが期待できます。


※治験進行中の治療法
ただし、このGM-CSF投与の治療法は、現在治験が進行中の未確立の治療法です。
確立した治療法である肺胞洗浄療法が現在使用されています。



このGM-CMF投与が治験をクリアし、実用化されることになれば、麻酔も必要なくなり、患者に負担をかけずに肺胞タンパク症を治すことが可能となるでしょう。

 

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/3923)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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