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症状だけでは判断が難しい肺胞タンパク症!血液検査による診断とその内容とは?

 

肺胞タンパク症は肺胞に液体が溜まる疾患ではありますが、呼吸障害以外特に目立った症状もないため、診断し鑑別することが難しい疾患です。
特に呼吸障害を伴う疾患の数が多いため、見た目だけでは判断がとても難しいようです。
そこで肺胞タンパク症は、血液検査を行ない血液中の成分の数値で診断します
肺胞タンパク症の原因である肺サーファクタント蛋白質は、血液中にも溶け込むため、肺胞に溜まっていれば血液中の濃度も上昇しているのです。

 

■血液検査による診断


●肺胞タンパク症によって上昇する数値


1.乳酸脱水素酵素(LDH)
逸脱酵素のひとつであり、LDHが血中に流出している状態は感染症などの疑いが高くなります。


2.
肺サーファクタント蛋白質(SP-A,SP-D)
肺胞内部にある肺胞の表面張力を減少させる蛋白質であり、肺胞タンパク症はこの肺サーファクタント蛋白質が異常に肺胞に分泌され、貯留している状態です。当然血中濃度の数値も上昇します。


3.シアル化糖鎖抗原(KL-6)
肺サーファクタントはII型肺胞上皮細胞によって産生されるため、II型肺胞上皮細胞の活動が活発化することでKL-6 の数値も上がります。


4.癌胎児性抗原(CEA)
腺癌に対する指標となる数値ですが、喫煙によっても数値は上昇し、肺胞タンパク症患者もこのCEAの数値が高い数値となっています。



人体を流れる血液の成分は、その人の健康状態を忠実に反映します。肺胞タンパク症のように、肺サーファクタント蛋白質が肺胞内に溜まるほど増えている場合、血中濃度は上昇し、他にも感染症に罹っていれば、細菌感染に対抗する抗体を血液中から見付けることができるのです。 

 

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/1443)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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