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肺胞や気道は実は正常なまま?!肺胞タンパク症について知ろう!

 

肺胞タンパク症は呼吸障害を伴い、さらには易感染性によって呼吸器感染症を合併するため、肺胞や気道に大きな損傷を伴っている疾患だというイメージがあります。
しかし、結核などに感染して合併した場合を除いては、肺胞タンパク症自体は、肺胞や気道を損傷させることはありません。肺胞タンパク症で呼吸不全となっても、肺胞と気道は正常なまま維持されているのです。

 

 


●肺胞タンパク症の肺胞や気道の状態


気管支鏡を肺に挿入して肺の内部を検査すると、肺胞内部に蛋白様物質が充満していることが確認できますが、肺胞や気道の構造には何の異常も見られず、正常であることがほとんどです。

●呼吸障害の原因は肺胞の貯留物


肺胞タンパク症による呼吸障害、呼吸不全の原因は、この肺胞に充満している蛋白様物質、肺サーファクタント由来の貯留物質が原因であり、肺胞や気道の炎症や障害によるものではありません。

▼合併する感染症によっては新たな障害に
ただし、肺胞に貯留物質が充満している状態は、細菌などに感染しやすい状態でもあり、感染症を合併すれば、新たに肺胞や気道に炎症や障害が発生する場合も考えられます。その際には肺胞タンパク症とは別の治療が必要です。



この肺胞や気道の構造が正常なままである様子は、経気管支肺生検によって確認することができます。呼吸障害や呼吸不全の症状が現れているのに、気管支鏡で肺胞や気道の構造が正常なままであることが確認できたならば、肺胞タンパク症である可能性が高いと言えます。ただし、すでに易感染性によって感染症を合併していた場合は、肺胞や気道にも変化が生じている可能性があります。そのような場合でも、気管支鏡で肺胞内部に溜まった蛋白様物質の有無によって肺胞タンパク症であることを確認できるでしょう。

 

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/5543)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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