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慢性痛が生じるのは心理的要因のせい?そのメカニズムとは

 

◆はじめに~慢性痛(慢性疼痛)とは~

慢性痛(慢性疼痛)とは、国際疼痛学会によると「実質的・潜在的な組織損傷に結びついて生じる不快な感覚、情動体験による痛み」と提唱されています。

そもそも痛みとは危険を回避するのに大変重要となる生理的なシステムです。というのも、痛みを感じるからこそ、瞬間的に危険なものから退避することができるのです。

 

一方で体にとって衝撃的な痛みや、恐怖を感じるような痛みは、情動(心理的要因)により強く感化されます。

ですから、過去の辛い記憶や痛みの記憶が疼痛を悪化させるとも言われています。

また、痛みが複雑化・慢性化してしまうと、過去の情動記憶が存在する紡錘状回が活性化し、長期にわたる痛みの感覚が生じるとされています。

 

◆ストレスも慢性痛(慢性疼痛)を引き起こす?

また、長期間にわたっての環境的ストレスや心理的ストレスに対する適応が難しくなると、脳内セロトニン、ドーパミンが減少します。

そうなると、紡錘状回の情動記憶・情動体験が蘇りやすくなり、有害な痛みでないにもかかわらず、複雑な経路を経て慢性疼痛が生じるともされています。

 

脊髄神経においても、セロトニンやドーパミンなどの疼痛抑制系が働くことで痛みを調整します。しかし、慢性的ストレスや情動記憶、抑うつ不安感に加え骨や脊髄神経、筋肉の機能障害等により、セロトニンやドーパミンの分泌量が減少します。

そうなることでも慢性痛(慢性疼痛)が生じるともされています。

 

以上のように、心理的要因が関係して慢性疼痛が生じることもあります。ですから、「原因が分からないのに痛みがずっと続く…」と悩んでいる方は、ペインクリニックといった痛み専門の病院を受診することをお勧めします。

 

 

(イラスト by: [//www.irasutoya.com/2013/09/blog-post_4538.html])

著者: みの痔さん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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